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『むすんでひらいて』ピアノ楽譜と練習動画セット|音楽遊びアレンジも紹介

『むすんでひらいて』ピアノ楽譜と練習動画セット|音楽遊びアレンジも紹介
「スグ簡単に遊べる音楽」作品を発表しているミュージシャン&ピアノ講師で元保育士の藤本ちかさんによる連載です。今回は、定番の童謡「むすんでひらいて」のピアノ弾き歌いが練習できる動画と、オリジナル楽譜をセットでお届けします。

オリジナル楽譜を無料ダウンロード

「ほいくis」の公式Instagramで現役保育者さんから頂いたご要望をもとに、日々の保育で使えるピアノ弾き歌いの楽譜をオリジナルで制作しました。今回は、一年中を通してよく使われる童謡「むすんでひらいて」です。

楽譜の無料ダウンロードは「ほいくisメンバー」の登録(無料)をするだけ! 是非この機会に登録して手に入れてくださいね。
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定番の童謡「むすんでひらいて」


まずは、ピアノの弾き歌いの実演をしてみましたのでチェックしてみてください。鍵盤と手元が見える動画なので、運指の参考になると思います。

「むすんでひらいて」は0歳児の親子から5歳児まで、幅広い年齢で遊ぶことができる定番の手遊び歌です。椅子に座ったまま遊ぶことも、ホールなど広い場所で遊ぶこともできます。

今回のオリジナル楽譜は、リトミックとして遊びを広げられるような楽譜を作りました。

楽譜には「おひさま」「ひこうき」「かえる」のBGMも入っています。この記事ではリトミックや音楽表現遊びとしてのアレンジ例もお伝えしますので、 日常保育に取り入れてみてくださいね。
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【解説】配信楽譜について

ここからは、無料ダウンロードできるオリジナル楽譜の内容について解説していきます。

原曲「むすんでひらいて」とは?

手遊びをする保育士と子どもたち
「むすんでひらいて」の原曲は、オペラで使用された劇中歌です。作詞者は不詳、作曲者はジャン=ジャック・ルソーさんです。歴史の教科書でルソーさんの名前は知られていますが、「エミール」を執筆した哲学者です。

今回の配信楽譜のポイント

今回の歌詞には「おひさま」「ひこうき」「かえる」が出てきます。それぞれのイメージに合わせて、ピアノの表現を変えています。
  • おひさま…キラキラ輝く効果音
  • ひこうき…飛び立つ躍動感があるBGM
  • かえる…ぴょんぴょん飛び跳ねるBGM
演奏する際に、それぞれの楽譜の違いも意識しながら弾いてみてくださいね。
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「むすんでひらいて」の歌詞(オリジナル版)

むすんで ひらいて
てをうって むすんで
またひらいて てをうって
そのてを うえに

おひさま きらきら
おひさま きらきら
おひさま きらきら
ひかってる(キラキラ~!)

むすんで ひらいて
てをうって むすんで
またひらいて てをうって
そのてを よこに

ひこうき ぶんぶん
ひこうき ぶんぶん
ひこうき ぶんぶん
とんでます(到着!)

むすんで ひらいて
てをうって むすんで
またひらいて てをうって
そのてを したに

かえるが ぴょんぴょん
かえるが ぴょんぴょん
かえるが ぴょんぴょん
とんでます

遊びのアレンジ

ここからは、「むすんでひらいて」を使った遊びのアレンジをご紹介しましょう。

遊びのアレンジ① おひさま

キラキラのリトミック

おひさまのBGM(効果音)の使い方

  1. 保育士は、歌詞「♪ひかってる」の後(15~16小節目)をピアノで弾く。ピアノの音が聞こえたら、子どもたちは手をキラキラと動かす
  2. ピアノを止めて、静かな間を2~3秒作る
  3. また15~16小節目を弾く。この音が聞こえたら、手をキラキラと動かす

静と動、緊張と弛緩を楽しみましょう。音楽を聞く力は、集中力や注意力の促進にも繋がります。

 遊びのアレンジ② ひこうき

飛行機のリトミック

ひこうきのBGM(効果音)の使い方

  1. 保育士は、歌詞「♪とんでます」の後(21小節目)をビアノで弾く。ピアノの音が聞こえたら、子どもたちは両手を横にして自由に揺れる
  2. 子どもが楽しんでいるようであれば、満足するように21~22小節目を数回繰り返し弾く

応用テクニックとして「アレンジ①おひさま」と同じような遊び方ができます。

23小節目を弾いて、曲が終わった…と見せかけて、もう一度「②ひこうき」の音楽を弾いてみましょう。または「①おひさま」の効果音を弾いて動くことで、即時反応を鍛えることもできます。

 遊びのアレンジ③ かえる

かえるのリトミック

かえるのBGM(効果音)の使い方

対象年齢:0歳児の親子~5歳児年長まで

  1. 保育士は、歌詞「♪とんでます」の後(27小節目)をピアノで弾く。ピアノの音が聞こえたら、子どもたちは両手を下にして蛙飛び
  2. 28小節目を弾いたときに、子どもたちから自発的に「♪かえるのうたが~」と歌声が出ることが予想されます。その場合は「♪かえるのうた」を演奏しながら遊ぶ

応用テクニックとして、蛙の表現遊びをきっかけとして、次の遊びへ繋げることができます。「動物まねっこ遊び」「動きから動物を推測するクイズ」など遊びを発展させてみましょう。

遊びに取り組む際の注意点

隣の人とぶつからないように事前に環境を配慮し、適度な広さを確保しましょう。

座って遊ぶ場合は、最初に「お友だちとぶつからないように」伝えて確認をすると良いですね。

立って遊ぶ場合は、「回る方向を決めておく」「飛行機で全力疾走をしている時はピアノを止めて、安全を確保する」など、予測される動きを考慮しましょう。



「むすんでひらいて」たくさん歌ってくださいね!

今回は「むすんでひらいて」を取り上げましたが、いかがでしたか?

くれぐれもケガのないように、事前に必要な配慮を想定して、環境を整えて楽しく遊びを深めてくださいね。
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藤本 ちか(ふじもとちか)

この記事を書いた人

藤本 ちか(ふじもとちか)

保育士やリトミック講師、ピアノ講師といった経験を活かしながら、「スグ簡単に遊べる音楽」作品を発表しているミュージシャン&ピアノ講師。「0~5歳、兄弟や異年齢でも遊べる」「ピアノ初心者の先生も、弾きやすい」「家庭で親子が、サクッと遊べる」など、保育に役立つ実用的なオリジナル作品をYouTubeで配信。音楽イベントやセミナー講師などさまざまな分野で活躍中。

<YouTubeチャンネル>
https://www.youtube.com/user/k2506091/featured

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