①ほわほわさくら
[ほわほわさくら]作:ひがし なおこ
絵:きうち たつろう
出版社:くもん出版
空いっぱいに咲いている桜の木から、花びらが舞い落ちてきます。手のひらに落ちてきたかと思うと、風に吹かれてまた飛んでいき・・・。
絵本を開くと目に飛び込んでくる柔らかなピンク色の桜は春そのもの! どのページを見ても春を感じられる、温かな気持ちに包まれる絵本です。「ほろ ほろ ほろ ほろ」「さらん さらん さらん」など、音でも春を楽しむことができます。
②ちょうちょう ひらひら
[ちょうちょう ひらひら]文:まど みちお
絵:にしまき かやこ
出版社:こぐま社
ちょうちょうがひらひらと飛んで、うさちゃんにとまったら「うふふ」。ぞうさんにとまったら「あはは」。次はだれにとまるのでしょうか?
『わたしのワンピース』でお馴染みの西巻茅子(にしまき かやこ)さんが描くポカポカのイラストと、まどみちおさんの言葉がぴったり。春の訪れを感じます。赤ちゃんから楽しめる絵本なので、長く楽しむことができますよ。
③おねぼうさんはだあれ?
[おねぼうさんはだあれ?]
作:片山 令子
絵:あずみ虫
出版社:学研プラス
春が来て、うさぎのミミちゃんはお友だちを起こしに行きます。ミミちゃんが森で摘んだいいにおいの花をかごに入れて、お友だちのところに花束を置いてまわっていくと、お友だちも花のにおいに気づいて・・・。
アルミ板をカッティングする技法で描かれたイラストがユニークで可愛いですね。お友だちを起こしに行ったはずのミミちゃんも、つい眠たくなってしまうところが春のぽかぽか陽気を思わせます。お昼寝から起きた子どもたちへの読み聞かせにもおすすめです。
④14ひきのぴくにっく
[14ひきのぴくにっく]作:いわむら かずお
出版社:童心社
14ひきのねずみの家族は、みんなでピクニックに出かけます。森にはあちこちで春が溢れています。14ひきと一緒にピクニック気分を楽しみましょう!
大人気「14ひき」シリーズの春絵本です。春らしい植物や生き物に、子どもたちもきっと釘付け! ねずみたちの視点で描かれた臨場感たっぷりのイラストは、本当に自分たちがピクニックに出かけているような気分を楽しめますよ。
⑤はるのゆきだるま
[はるのゆきだるま]作・絵:石鍋 芙佐子
出版社:偕成社
春に憧れた雪だるまに、春のおみやげを持ち帰ると約束した動物たち。しかし、動物たちが見つけた「春」を持って戻ったころには、雪だるまは・・・。
春を楽しみ待ちながらも、雪だるまは春を迎えることができません。大人では当然に思ってしまうこの結末も、雪だるまの気持ちを考えながら読むといろいろと感じるものがありそうですね。ちょっぴり切ない、大人にもおすすめの絵本です。
⑥ぎょうれつのできるはちみつやさん
[ぎょうれつのできるはちみつやさん]作・絵:ふくざわ ゆみこ
出版社:教育画劇
おいしい絵本「ぎょうれつ」シリーズ。くまの子クーとマーのお父さんは、旅をしながらはちみつを集めるはちみつやさん。ある日クーとマーのところにお父さんから、いい匂いのする小包が届きます。
お父さんが集めたいろいろなはちみつをかけて、ママの作ったホットケーキを楽しみます。絵本の中から美味しい匂いがしてきそうで、思わずお腹が空いてしまいます。おやつの前の読み聞かせにぴったりですね。
⑦はるのくさばなあそび
[はるのくさばなあそび]監修:大久保 茂徳
写真:佐野 高太郎
出版社:ひさかたチャイルド
レンゲソウの花の茎を編んでかんむりに。開く前のタンポポの綿毛を瓶に入れて瓶詰に。さまざまな春の草花を使って、自然を楽しみましょう。
自然を存分に楽しむための草花遊びのヒントがたくさん載っています。春は自然がいっぱい。ぜひ外で自然に直接触れながら、のびのびと遊んでみてくださいね。
絵本を通して春を感じよう
春は、なんとなくワクワクする季節ですよね。絵本を通してそんな気持ちを子どもたちと共有し、一緒に雰囲気を感じてみてはいかがでしょうか。▼合わせて読みたい!おすすめの絵本記事