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子どもの打撲・骨折の応急処置~保育園でできるケガの対応を解説

砂利の上に転んで泣いている子ども
保育園での活動で避けられない子どもたちのケガ。もちろん防止策も必要ですが、発生することを前提に、応急処置の方法を知っておくことが重要です。今回は、打撲・骨折についてご紹介します。

打撲・骨折が起きる場面

芝生の上で走っている4人の子どもたち
打撲とは、外部からの強い衝撃により筋肉を損傷してしまうケガのことで、「打ち身」とも呼ばれます。一方、骨折とは、強い力が加わることで骨にひびが入ったり、折れたりしてしまうケガです。いずれも、園での活動で発生する可能性のあるケガです。

打撲や骨折が発生する可能性が高まる場面としては、子どもが追いかけっこに夢中になっていたり、いつもと異なる園外での活動で注意散漫になっていたりするケースがあります。年齢や成長段階によっても起こりやすい状況は異なります。例えば、鉄棒や雲梯(うんてい)など、遊具の高い位置からの転落や、地面や床のちょっとした段差につまずいて転倒してしまうなど、状況はさまざまです。 

打撲・骨折への対応

子どもの足にできた怪我の傷
指先など細かい箇所の場合でも、まずは見逃さないことが大切です。子どもが痛がっている場所に発赤(ほっせき)や腫れがあるのか? ジンジンするなど痺れはあるのか? など、手で触れながら確認しましょう。

打撲の場合は、ケガをした部分に痛みや内出血が見られることがあります。筋肉が損傷し、骨折に至っていない状態ではありますが、子どもの場合は訴えが曖昧なことも多くあります。痛みの訴えが続いている場合は、骨折に至っている可能性も疑いましょう。

骨折の場合は、痛みや内出血と共に、その部位が変形しているなど、目で見て判断できることもあります。「痛みもさほどなさそうだし、大丈夫かな?」などと自己判断はせず、保育者間で情報を共有し、迷った場合や、必要であると判断された場合はすぐに病院を受診しましょう。

骨折は一見すると打撲の症状と似ているため見分けは難しいですが、打撲と比べると痛みもどんどん強くなり、腫れも目立ってきますので、その点に注意してチェックしてみてください。

打撲の応急処置

緑色の氷嚢
①安静にする
打撲した部位を無理に動かすと、症状が悪化する恐れがあります。なるべく動かさず、痛みが少ない体勢で安静にしましょう。

②冷やす
氷のうなどを使用し、打撲した部位を冷やしましょう。腫れを抑え、痛みを和らげる効果があります。

③圧迫する
打撲した部分を圧迫することで、内出血や腫れを抑えることができます。あまり圧迫しすぎると血の流れが悪くなってしまうので、注意しながら対応しましょう。

④患部を高く上げる
打撲した部分を心臓より高い位置に保つことで、内出血を抑え、痛みを和らげることもできます。横になって安静にしている際、足などの打撲であればタオルや枕などで挙上(きょじょう)してみましょう。

骨折の応急処置

左手を包帯で巻いている子ども
骨折の場合も基本的には打撲と同様の処置になりますが、打撲と比べて骨折は強い痛みを伴う場合があります。そのため無理に圧迫はせず、添え木や三角巾で固定しましょう。添え木が無い場合は、新聞紙や厚紙などで代用することも可能です。

子どもは痛みで不安になっていることもあります。子どもの気持ちに寄り添い、声かけをしながら観察しましょう。

また打撲や骨折の場合、ケガをしたその時に異常が見られなくても、数時間経ってから何らかの症状が出ることもあります。時間が経過した後で子どもたちが痛がったり、手足など動かさなかったり、嘔吐や活気がない様子を見せるなど、何らかの異変があればすぐに医療機関への受診をしましょう。

頭部打撲の場合

頭を押さえている子どものアップ
頭を打ってしまった場合は、嘔吐や意識消失などが生じる可能性がありますので特に注意が必要です。頭のどの部位を打ってしまったのか? 傷口から出血はないか? などについて確認することが必要です。出血があるようであれば、消毒しガーゼなどで止血をしましょう。

頭部打撲は時間が経過してから意識消失やけいれん、嘔吐などの症状が現れることがあるため、医療機関への受診を検討しましょう。

保護者への対応

保護者に説明している保育士
どのような状況や場所でケガをしたのか、その時にどのような対応をしたのかについて、詳細な情報を伝えることが必要です。骨折や頭部打撲など、ケガの状況によっては、すぐに保護者へ連絡し、受診の必要性も説明しましょう。受診をした場合は、医師からどのような説明があったのか、処方があれば薬の説明や今後の再受診の必要性についてしっかり伝えしましょう。

まとめ

ケガを100%防ぐことは難しいので、発生した際に速やかに適切な応急処置ができるよう、打撲や骨折時のマニュアルを整備するなど、子どもたちが楽しく安全な生活を送ることができるような体制作りをしていきましょう。こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

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