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保育士資格は活かせる?保育園以外で活躍できる施設7選

子どもに話しかける保育士
保育士資格を持っている方の多くは、保育園や認定こども園などで勤務しています。一方で、保育士資格を活かせる場所が実は他にもあることはご存知でしょうか。将来的に仕事のやりがいや自分自身のキャリアを考える際、視野を広く持つためにも知っておいて損は無いでしょう。今回は、そういった施設の種類や特徴についてご紹介します。

保育士の職場で多いのは?

園庭に桜が咲いている保育園
厚生労働省の2017年(平成29年)の資料によると、全国で保育士として従事している人の数は379,839人。そのうち保育所等(※)で勤務するのは363,003人、その他の児童福祉施設等で勤務するのは16,830人となっています。また、保育士資格を持つ保育教諭として従事しているのは59,217人となっています。保育士の勤務先としては、圧倒的に認可保育園とこども園が占めていることが分かります。

一方で、保育士資格を活かせる職場がその他にもあることは、あまり知られていないようです。どのような場所があるのか見ていきましょう。

※幼保連携型認定こども園、保育所型認定こども園及び保育所
参考:平成29年社会福祉施設等調査の概況 職種別常勤換算従事者数/厚生労働省

院内保育園、企業内保育園

保育士証
院内保育園(病院内保育園)とは、病院の中や併設した場所に設置され、その病院の医師や看護師、職員など医療従事者の子どもを預かります。また企業内保育園とは、企業の中などに設置され、その企業で働く従業員の子どもを預かります。いずれも施設形態としては認可外保育園となります。

どちらの施設も比較的少人数の園が多いため、小規模園が人気を集めている中で勤務先として希望している保育士さんも多いようです。運営母体が病院ということもあり、院内保育園の中には365日24時間開園をしていて夜勤が必要なところもあります。


病児・病後児保育

院内保育園と混同されやすいのが、病児・病後児保育です。保育園では、子どもに37.5℃以上の熱があると預かりを断っているところがほとんど。そういった、病気で保育園に預けることができない子どもや、病気の回復期の子どもを預かる病児・病後児保育施設があります。熱がある子どもなどを預かることになるので、保育士としての知識以外に、保健の知識も必要となります。

病棟保育

病院内で話している女の子と女性スタッフ
病棟保育士とは、病院内で働く保育士のこと。入院している子どもや小児病棟の子どもたちの保育を行います。前述した院内保育園とは異なります。医師や看護師のサポートをする場面もあるので、病気やケガに関する知識が求められるケースもあります。

乳児院

乳児院とは、父母が死亡、行方不明となっている、養育を放棄している、疾病等により養育が困難である場合などに、乳児を入院させて養育をし、退院後の援助を行うことを目的とした施設です。

入院している乳児にとっては家のような場所になるため、新生児の授乳や夜泣きへの対応なども必須です。また愛着関係を築く大切な時期になり、さまざまな職種の職員同士で協力していくことがとても大切になります。

児童養護施設

ボールで遊ぶ子どもと保育士
児童養護施設とは、保護者がいない、保護者に監護させることが適当でないなどの場合に児童が入所する施設です。職員は生活指導や学習指導、家庭環境の調整などを行いながら、子どもの心身の成長と自立を支援します。ここでは虐待を受けた子どもや、障がいを持つ子どもなどの入所が増えているそうです。

保育園とは異なり、18歳未満の子どもと接する場となります。信頼関係の構築に難しさを感じることがあるかもしれませんが、その分心を開いてくれたときには大きなやりがいにつながりそうですね。

知的障害児施設など

知的障害児施設や盲ろうあ児施設、肢体不自由児施設、児童心理治療施設などの福祉施設も選択肢のひとつにあります。いずれも障がいや心理学などの専門的な知識が重要になるため、目指す場合はしっかりと勉強しておく必要があるかもしれません。

児童相談所

児童相談所は、児童福祉法に基づいて設置される行政機関のこと。略して児相と呼ばれることもあります。原則18歳未満の子供に関する相談や通告を受け付け、問題を解決していくための専門相談機関です。平成12年(2000年)に施行された「児童虐待の防止等に関 する法律(児童虐待防止法)」により、保育所など の児童福祉施設の職員には児童虐待の早期発見に努める義務が規定されました。児相は通告(相談)先の専門機関でもあるので、保育士とは関係の深い施設とも言えます。

児童相談所でも、保育士として勤務することができます。主な業務は一時保護している子どもの生活・学習指導や、保護者への指導・支援などとなります。また厚生労働省では職員の専門性として、「児童家庭相談に関する知識」や「対人援助に関する知識」などを挙げています。子どもだけでなく多くの関係者と関わる職場となるので、保育士としての知識以外ににもさまざまなスキルが必要になります。

視野を広げてみよう

保育士は、さまざまな場所で活躍が求められています。施設の特徴や働き方などをよく理解して、視野を広げてみるのも良いのではないでしょうか。


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まゆか

この記事を書いた人

まゆか

「ほいくis/ほいくいず」専任ライター。
大学時代は福祉学科で児童福祉を専門に学ぶ。
学生時代から保育園でアルバイトをしつつ保育士試験の勉強を進め、独学で国家試験に合格。認可保育園での勤務経験を経て、知識を活かしてライターへ転身。絵本屋さん巡りが趣味。
【資格】
保育士/児童指導員/社会福祉主事
【Instagram】
https://instagram.com/hoikuis_mayuka?igshid=b342tonuonzi

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