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年度途中の退職はあり?保育士の転職で注意することとは

退職願
さまざまな事情で転職や退職を考えている保育士さんの中には、「年度途中で今の職場を退職したいけど…」という方もいるのではないでしょうか。しかし仕事柄、年度途中での退職を躊躇してしまう事情があるのも事実。そもそもありなのか? というところから、退職時の注意点までご紹介します。

年度途中の退職はできる?

11月のカレンダー
「今の職場を退職したい」「でも年度終わりまではまだ数ヶ月ある…」「そもそも年度途中で退職をしても大丈夫なの?」

そんな疑問や悩みを抱えている保育士さんは少なくないようです。4月~3月という年度単位で動いている保育園。もちろん年度で動いている職業は他にもたくさんありますが、暗黙のルールとして特に年度途中の退職が好まれない雰囲気があるのも事実です。結論から言うと、年度途中の退職は「しても大丈夫! でも、出来れば年度末退職が良い」です。その理由をいくつか見てみましょう。

子どもや保護者の混乱

もし担任を持っている場合は、急に先生が変わることになります。子どもたちはもちろん、保護者も今まで信頼関係を築いてきた先生がいなくなってしまうことに混乱します。徐々に慣れていくことではありますが、子どもにとって大好きな先生がいなくなってしまうのは寂しいことですね。

同僚への負担

残された同僚の中から担任を急遽持つことになったり、今までのクラスから移ることになる人もいるかもしれません。また行事の担当などが振り分けられている場合は、いなくなった分を誰かが代わりにすることになります。

保育の仕事ならではの事情とも言えますが、このようなことを考えると、年度末での退職が可能であれば一番円満に済むでしょう。

こんなときは途中退職もあり

とは言え、退職を決意するに至る理由は人それぞれ。こんなときは、無理をしないで途中退職を考えても良いでしょう。

家庭の事情

妊婦
結婚や妊娠、家族の介護、転勤など、家庭の事情を理由に年度途中で退職をする先生もいますよね。いつどこでライフスタイルが変化するかは想像がつきません。途中退職は引き止められることも多いですが、このような場合は園側にも受け入れてもらいやすいでしょう。

心身の体調不良

人間誰でも、病気を患ってしまうことはあります。体調が優れず、仕事に支障が出てしまうときは健康を優先しましょう。また身体だけでなく、心の健康も大切。人間関係の悩みなどでどうしても辛くて仕方ないときは、無理をする必要はありません。まずは自分の心身の健康を第一に考えてくださいね。  

退職するときの注意点

ToDoList
途中退職はしても良いと言いましたが、どんな理由であれ少なからず迷惑をかけてしまうことになります。少しでも、残る同僚や園への負担を減らすために、退職の際に気を付けることをご紹介します。

突然辞めない

当然のことですが、急に出勤をしなくなる、連絡なしに辞めてしまう、というのは社会人マナーとしてもNGです。突然辞めてしまうことでクラスが担任不在となってしまったり、シフトが全員変更になったりと現場は大混乱です。

途中で辞めづらく、前もって言いたくないという気持ちもあるかもしれませんが、必ず退職の旨を会社が定めた規定に従って伝えるようにしましょう。

引継ぎをする

退職が決まったら、園側で新しい担任の先生を配置するはず。その先生が戸惑わないよう、しっかりと引継ぎを行いましょう。子どもの生活状況や家庭状況、書類の置き場所など、分かりやすくまとめておくと、引継ぎもしやすく安心です。

最後までしっかり勤務する

辞めることが決まった後、「残り数日だから」「もう辞めるから」と、不適切な勤務態度をとることはしてはいけません。また最後だからと、不満や愚痴をこぼすのもNG。最後までしっかりと自身の仕事をやり遂げることが大切です。

周囲への伝え方は慎重に

退職することを、早い段階で子どもたちや仲の良い保護者に伝えることも避けた方が良いでしょう。園によって退職する際にはおたよりを出したり、担当クラスのみに知らせるなど対応はさまざまです。自分の判断で話をしてしまうと、噂はどんどん広まってしまうので要注意です。

園のイメージを落としてしまうこともあるので、対応については園長や主任の先生とよく話し合ってくださいね。

途中退職はマナーを守って

年度途中の退職は、年度末のタイミング以上に周囲に気を遣わなければいけない部分が増えます。どうしても園や同僚、子ども、保護者にも迷惑がかかってしまうことは事実。退職の際はマナーを守って伝えるようにしましょう。
 
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