保育博2020とは
2019年(令和元年)に初開催された保育博。2020年(令和2年)は新型コロナウイルスの影響により当初の6月開催予定が延期となりましたが、消毒液の設置や検温など対策を整え、11月26、27日に無事開催されました。保育博とは、保育・教育ビジネス&サービスに特化した見本市となっています。今年は122社の企業や団体が、業務負担を軽減するための効率化サービス、最新の保育グッズなどを出展し、大盛況をおさめました。
今回は、たくさんのサービスやグッズの中から、ほいくisが注目するものを厳選してご紹介します。
ままごとにも午睡にも!「たためる置き畳」
最近では畳の部屋が減り、子どもたちの中には「畳を知らない」という子もいますよね。畳は肌にやさしく、吸湿力や消臭力に優れているだけでなく、手入れの手軽さやリラックス効果などからも、ぜひ子どもたちに体験してもらいたい環境のひとつです。
この置き畳は重さ3キロ程度と軽く、使いたい場所へ持ち運んでサッと広げられます。ままごとや絵本コーナーに、午睡スペースにと、使い道もさまざまです。メンテナンスは週1回の日陰干しでOKなので、保育士さんのお手入れの手間も省けます。やわらかく、やさしい感触の畳を、ぜひ園生活で体験してみてはいかがでしょうか。
>>詳細はこちら
省スペースで植物栽培!「わたし菜園」
株式会社ダイドーハントは、水耕栽培を使って栽培活動ができる「わたし菜園」というキットを販売しています。室内や玄関などの省スペースで栽培が可能なので、小規模園や園庭がない園でも安心ですね。
コマツナや水菜、イチゴなど、育てられる品種は37種類もありさまざまな植物に触れることができます。園で調理をして給食で提供する他、新型コロナウイルスの流行以降はスケッチをしたり保護者と収穫をして持ち帰ったりする活動を取り入れながら、食育を進めている園もあるそうです。
自分たちで育てるという経験は、責任感を持つきっかけになりますよね。それだけでなく、自分で育てた食材には愛着がわいて、好き嫌いの軽減につながることも。食育活動で悩んでいる園は、ぜひチェックしてみてくださいね。
>>詳細はこちら
衛生面も抜群!洗える積み木「ビオブロ」
株式会社ジーピーが販売する「ビオブロ」は、木製なのに洗える積み木としていま大注目を浴びています。水や石鹸で洗ったり、アルコール消毒が可能なので、衛生管理がとても簡単です。デザインはカラフルで子どもの目を惹きやすく、色に興味を持ち始める時期には仲間分けをして楽しむこともできそうですね。
ビオブロの魅力はこれだけではありません。実は、シャボン玉を作って遊ぶこともできるのです。サイズが大きく、口に入れずシャボン玉ができるので、安全面もばっちりです。
>>詳細はこちら
天井カメラで午睡チェック!「ベビモ二」
姿勢の記録も5分に1回自動でされるため、バタつきがちな午睡チェックの負担を軽減することができます。さまざまな形の午睡チェックシステムがある中、天井カメラで子どもたちに接触せず記録ができるのは画期的ですね。
午睡前に設置したり、午睡明けに片付けをしたり…という時間も不要になるので、子どもと向き合う時間が増えるのもうれしいですね。1台のカメラで10人と広くチェックできるのもポイントです。
>>詳細はこちら
遊びの幅が広がる!「遊べるレジャーシート」
レジャーシートとして普段通り使うことはもちろん、まるごと遊びに取り入れてしまうこともできる新感覚シートです。動物やお皿が描かれたシートに木の実などを置いてままごと遊びをしたり、目だけ描かれたシートに石や木の枝などを置いて顔を完成させたりと、自然と共に楽しむことができます。
使用している紙は工業用再生紙で撥水性、耐久性に優れています。シート裏にはラミネート加工がされているため、うっかりお茶をこぼしてしまっても、雨が降ったあとの芝生に敷いても繰り返し使うことができます。便利で遊びにも展開できるレジャーシートとして、子どもたちの人気を集めそうな注目商品ですね。
>>詳細はこちら
注目サービス&グッズで保育を楽しく
保育博では、玩具からICTシステムまでさまざまな保育サービスやグッズがお披露目されていました。現在の保育をより良くするために、そしてより楽しくするために、取り入れてみるのも良いのではないでしょうか。保育博は2021年の開催も決定しています。次回はどんなサービス・グッズが見られるのか、いまから楽しみですね。
【関連記事】