鬼退治ちなんだ布おもちゃ
もうすぐ節分ですね。皆さんの園では、どんなことをしますか? 本物(に扮した職員?)のオニに豆をまいてやっつけたり、鬼退治のゲームをする所もあるでしょう。私もこれまで、いくつか鬼退治にちなんだ布おもちゃを作っていますので、ちょっとご紹介しますね。
鬼退治の的あてゲーム
こちらは以前、保育雑誌でも紹介させていただいたことがある鬼退治の的あてゲーム。 1m四方の大きな布に、赤鬼のアップリケをしてあります。鬼の部分は、トイクロスにしました。トイクロスというのは、マジックテープがくっつくフワフワの布のことです。手芸店などで購入できます。
ボールには、マジックテープのザラザラの方をつけておきます。投げたボールが鬼に当たると、くっつく仕組みですね。
鬼退治のボウリング
こちらは鬼退治のボウリング。このボウリングでは、ちょっと可愛いオニさんたちをアップリケしました。あんまり怖すぎないように。
鬼の表情をどれだけ怖そうにするか?
鬼をどれくらい怖そうにするか…私にとっては、結構重要なテーマだったりします。遊ぶ子どもの年齢なども考慮して、「怖い鬼」「お茶目な鬼」を使い分けたいと思う今日この頃なんです。節分行事に鬼はつきもの。
鬼は怖いもの。
でも、この「怖いもの」の扱いには注意が必要です。
「そんなことしてると、鬼来るよ!」なんて言葉、よく聞きますよね。
- 悪いことをすると鬼が来る。
- 先生やお父さん・お母さんの言うこと聞かないと鬼が来る。
- 近頃は、スマホに鬼から電話がかかってくるなんてアプリもあるとか…
子どもにとって「怖いもの」をチラつかせて、怯えさせて、コントロールしようとする。
それって躾ですか?
その「悪いこと」は、「鬼が来るから」ダメなんですか?
本当は、「危ないから」「迷惑だから」「もったいないから」「時間がないから」ダメなんじゃないですか?
理由をはき違えて、何でも鬼のせいにして、お手軽に子どもをコントロールしようとするのは、とーっても危険なことです。いつか効かなくなるし、副作用も大きいです。
節分行事の後には、ついつい「鬼来るよ!」を使いたくなってしまうものなので、
ひとこと、自分への戒めも込めて…。
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