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戦争と平和を子どもたちに伝える絵本5選

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「戦争」について、そして「平和」について。難しいテーマですが、子どもたちにはどのように伝えていけば良いのでしょうか。今回は、導入として使える絵本をご紹介します。

①へいわってすてきだね

絵本「へいわってすてきだね」の書影
[へいわってすてきだね]
詩:安里 有生
画:長谷川 義史
出版社:ブロンズ新社


「へいわ」ってどういうこと? 笑顔であそぶ、家族が元気、おなかがいっぱい、ねこが笑う、やぎがのんびり歩いている…そんな些細なこと。みんなの心から平和が生まれます。

第7回MOE絵本屋さん大賞1位や第35回沖縄タイムス出版社文化賞児童部門賞など、さまざまな賞を受賞した絵本です。やさしいタッチのイラストで「平和」を伝える一冊。身近に起きている小さな当たり前が「平和」なんだと気付かせてくれます。

②8月6日のこと

絵本「8月6日のこと」の書影
[8月6日のこと]
作:中川ひろたか
絵:長谷川 義史
出版社:河出書房新社


絵本作家の中川ひろたかさんが、広島の原爆で亡くなった自分の叔父と、被爆者となった母の体験を伝えます。

中川ひろたかさん×長谷川義史さんといえば、絵本ではお馴染みのコンビですね。そんな二人が「核と平和」をテーマに戦争を描きます。戦争を知らない、平和な時代に生きているからこそ読みたい実話をもとにした絵本です。

③へいわとせんそう

絵本「へいわとせんそう」の書影
[へいわとせんそう]
文:たにかわ しゅんたろう
絵:Noritake
出版社:ブロンズ新社


「へいわのボク」と「せんそうのボク」では、なにが変わるんだろう。「へいわのチチ」と「せんそうのチチ」は? 「へいわのかぞく」と「せんそうのかぞく」は? 見開き1ページで「平和」と「戦争」を描きます。

平和と戦争をテーマにした絵本として話題になった一冊です。一度は目にしたことがある保育士さんも多いのではないでしょうか。ストーリーがあるわけではないものの、一目で分かる「平和」と「戦争」の差。大人にも読んで欲しい、おすすめ絵本です。

④ぼくがラーメンたべてるとき

絵本「ぼくがラーメンたべてるとき」の書影
[ぼくがラーメンたべてるとき]
作・絵:長谷川 義史
出版社:教育画劇


ぼくがラーメンを食べているとき、地球の裏側で起こっていることは? おやつを食べているとき、世界の子どもは何をしている? 世界中の子どもたちの平和への願いを込めた作品です。

今こうしているとき、隣で起こっていることは? 淡々と説明されていく内容は、シンプルだからこそ分かりやすく、自分とそれ以外の子どもの過ごし方にどんな違いがあるのか教えてくれます。

⑤おひさまとおつきさまのけんか

絵本「おひさまとおつきさまのけんか」の書影
[おひさまとおつきさまのけんか]
作・絵:せな けいこ
出版社:ポプラ社


ある日、ちいさなことからケンカをした「おひさま」と「おつきさま」。怒ったおひさまに「ごめんなさい」を言えなかったおつきさま。ついに「戦争」が始まります。おひさまとおつきさまの戦争で地球の生き物たちは…。

戦争をするとどうなるのか、子どもたちにも分かりやすくストレートに伝えている一冊です。内容はシンプルなものの、ラストのページには大人も思わず息をのみます。「戦争ってどういうこと?」を子どもたちに伝えるには一番分かりやすい絵本かもしれません。

平和な今こそ「戦争」を語り継いで

「戦争」を言葉で伝えるのは難しいかもしれませんが、絵本なら子どもたちにも分かりやすいですね。ご飯を食べたり、遊んだり、お昼寝をしたり、そんな当たり前のような毎日が幸せだということを、平和な今の時代だからこそ子どもたちにも伝えていきましょう。

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ほいくis(ほいくいず)編集部

この記事を書いた人

ほいくis(ほいくいず)編集部

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