保育士が転職を考えるきっかけや理由とは?
まずは保育士が転職をする理由を考えてみました。「同僚との人間関係に疲れた」「持ち帰り残業が多い」など、保育士を辞める理由は人それぞれのようです。理由1 給与の不満
保育士正社員の月給は施設形態や経験年数により異なりますが、15~20万円前後ほどのところが多く、仕事量に対して給料が見合っていないと感じる人が多いようです。理由2 人間関係のトラブル
保育士は女性が多い職場がゆえに、人間関係によるトラブルが起きたりストレスを感じたりする人が多いようです。また、保護者の対応について課題を感じている保育士も少なくないようです。理由3 仕事量が多く体力的に大変
保育士はシフト制で勤務することが多く勤務時間が早番、中番、遅番の3つに分かれています。昼休みや休憩時間も子どもの様子を見ている保育士が多く、気が休まる暇がないのが現状です。動きっぱなし、立ちっぱなしの仕事のため体に負担もかかるでしょう。腰痛などの持病を患い、保育士を辞めるケースもあります。保育士が転職する他業種3選
さまざまな理由から、保育士の仕事を辞めて他業種への転職を考える人もいるでしょう。 保育士が異業種へ転職する人はどんな職種を選ぶことができるのでしょうか。一般事務・オフィスワーク
事務職は業界問わずどの企業でもポジションがあり、探しやすい職種です。また、保育士での事務業務経験があれば業務に生かすことができるでしょう。サービス業
販売、アパレル、飲食関係など主に接客を行うサービス業は、保育士のコミュニケーション能力を生かすことができる職種です。業界も多岐にわたるため選択肢が比較的多く、未経験からの転職も少なくありません。人と接する仕事という保育士との共通点もあるので、転職の難易度や抵抗感はあまり高くないのではないでしょうか。保育士の臨機応変力も生かせる経験ですね。介護職
保育と福祉の仕事には共通点が多いため、介護職へ転職する保育士もいます。人手不足の業種でもあるので未経験から転職がしやすいのもメリットです。保育士の経験やスキルを活かせる転職先3選
先ほどまでは異業種の転職先をご紹介しましたが、「子どもと関わる仕事をしたいけれど、保育園での働き方を改善したい」という方向けに、保育士での経験を生かせる転職先をピックアップしてみました。
ベビーホテル
ベビーホテルとは、20時以降の宿泊を伴う保育が可能な認可外保育所のことです。ホテルという名称が付いていますが、業務内容は他の保育施設とは大きく変わらないため、保育士の経験を生かすことができます。共働きの両親を中心にニーズは高まりつつあるため、転職先として考えてみても良いかもしれません。児童福祉施設
児童福祉施設とは、子どものための保育、保護、養護を行う施設のことです。児童福祉施設には、助産施設、乳児院、母子生活支援施設、保育所、幼保連携型認定こども園など様々な種類があります。施設の保育士として働くためには保育士の資格が必要なので、保育士の経験を生かして新たな環境で働ける場所の一つになると思います。保育士の資格があれば、転職先として選びやすい職場と言えるでしょう。保育ママ
保育ママの制度は、待機児童を解消するため2010年に設立されたもので、主に3歳までの乳児を保育ママの自宅で保育する家庭内福祉員のことを言います。小規模保育のため、子ども一人ひとりに合った保育を行うことができるのがやりがいの一つでしょう。まとめ
保育士の転職には、異業種もあれば保育に関係する同業種もあります。どの職種を選んでも、保育士の経験を生かせる場面はあると思います。 やはり転職をするのであれば、今までの保育士経験やキャリアを生かせる場所を選んだ方が活躍できると思います。 まずはなぜ転職したいのか、転職によってどんな姿になりたいのかをじっくり考えることが大切です。
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