生活発表会とは
生活発表会とは、子どもたちの成長した姿を発表する行事の1つです。園によってはお遊戯会として開催するところもあるようです。2歳児クラスでは簡単なセリフや身振りを覚えて、歌や劇とともに舞台のうえで表現してみるプログラムが人気です。普段家庭で過ごしているときの子どもたちと、園で過ごしている子どもたちの姿は違うもの。友だちとの関わりや、周りの動きを観察する姿などを生活発表会で保護者の方に観てもらいましょう。
2歳児クラスになると、徐々に発表していることや見られていることに気づき始めます。緊張し過ぎずに、のびのびと表現できるといいですね。
生活発表会のねらい
2歳児の発表会のねらいは、- 簡単なセリフや動作を覚えて表現することを楽しむ
- 練習を楽しみ題材(テーマ)に親しむ
また、テーマに親しみ、楽しく取り組めるのも大切なポイントです。練習のタイミングや頻度は、子どもたちの無理のないように調整してくださいね。
2歳児向けテーマ選びのポイント
テーマ選びのポイント
ストーリー性のあるテーマを選ぶ際は、親しみやすいものを意識して取り入れましょう。登場人物が身近な動物だったり絵本が原作だったりすれば、子どもたちも楽しく取り組んでくれるでしょう。
テーマを1から探そうとせず、ふだんの子どもたちの様子からお気に入りの絵本やキャラクターなどを取り入れるのも1つの手です。日頃から親しんでいる題材であれば、導入がスムーズに運ぶ場合もあるでしょう。
テーマ選びは悩みつつ試行錯誤して決めたほうが、先生も子どもたちも取り組みやすいかもしれません。
2歳児、生活発表会の注意ポイント
2歳児クラスはイヤイヤ期と呼ばれる時期でもあり、子どもたちの意思表示もはっきりしています。気乗りがせず練習を拒否したり、泣き出したりする場合もあるでしょう。子どもたちの気分が乗らないときは無理強いせず、子どもたちを見守りましょう。子ども用の観覧席を用意してもいいですね。また、途中で設定を変えるなどの子どもの気持ちに寄り添った配慮も必要です。
生活発表会は子どもが主役。子どもたちの負担にならないようにしましょう。
保育士が選んだ!2歳児クラスにおすすめの生活発表会の題材
保育士さんにInstagramでアンケートを取ったところ以下のような回答が集まりました。いくつか動画も合わせて紹介します。くれよんのくろくん
『くれよんのくろくん』はシリーズになっている絵本が原作です。さまざまな色のくれよんが悩んだり冒険したりするストーリーに、原作のファンの先生や子どもも多いのではないでしょうか。
2歳児クラスなら簡単なセリフを覚えられますから、ストーリー性のある題材にチャレンジしてみると盛り上がりそうです。
どうぞのいす
動物が代わる代わるやってきて「どうぞのいす」を使っていくストーリーは、配役を考えるところから楽しめそうですね。子どもたちのかわいい動物の衣装姿は必見です。簡単なセリフや動作を組み込めるので、保護者の方にも子どもたちの成長が伝わるでしょう。
おおきなかぶ
昔から愛されてきた絵本『おおきなかぶ』に2歳児クラスで取り組んでみませんか? この題材のよいところは、クラスの雰囲気や人数で登場人物をアレンジできる点です。原作にはない登場人物でも、「うんとこしょ」とかぶを引っ張れば立派な役に。子どもたちがつながって演じるかわいい姿に思わず笑みがこぼれるでしょう。
その他、2歳児が楽しめるテーマ
他にも、アンケートの回答で次のテーマをいただきました。 劇にしやすい絵本でおなじみですね。- はらぺこあおむし
- もりのおふろ
- けんかはやめやさ~い
- どろんこハリー
- ばけばけばけばけ ばけたくん
- せとうちたいこさん
- にげだしたパンケーキ
- くれよんくん
- 3匹のこぶた
- ねこのピート
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まとめ
2歳児クラスで取り組みたい生活発表会のねらいやテーマを紹介しました。子どもたちの個性がどんどん外に出てきて、やり取りも楽しくなる2歳児クラス。練習も無理なく楽しく取り組めるといいですね。どうしても観にくる保護者の目は気になってしまうもの。でも、子どもたちの緊張も失敗も、保護者の方にとっては貴重な思い出になるはずです。気負いせずにのびのびと練習できれば、楽しい本番を迎えられるでしょう。