MENU

園での『ひみつきち』事情を調査|保育者アンケート結果

草むらの秘密基地で遊ぶ子どもたち
皆さんは、子どもの頃に「ひみつきち」を作った記憶はありますか? 自分たちだけの空間で友だちとやりとりを楽しむワクワク感は、今も昔も変わりません。現在、保育園ではどのようなひみつきちが作られているのでしょうか。今回は、公式Instagramでのアンケート調査で分かった「ひみつきち」事情についてご紹介します。
【調査結果の転載について】
本調査結果については、以下の2点に対応いただければ転載することが可能です。
1. 出典元として「ほいくis」を明記
2. Webサイトに掲載する場合は下記のリンクを設置
URL:https://hoiku-is.jp/
※リンク設置ができない場合は、個別に問い合わせフォームからご相談ください。

「ひみつきち」とは

「ひみつきち」と書かれた手作りの看板
「ひみつきち(秘密基地)」は一般的に、他の人から見えにくく、子どもたちがその中でごっこ遊びなどを好んで行うような空間のことを言います。友だちとイメージを共有することで仲間意識が芽生え、遊びを通してより強い絆が築かれていきます。

「ひみつきち」のような空間は2歳くらいから好むようになります。友だちと一緒に狭い場所に収まって、笑い合う子どもの姿を見たことがある保育士も多いのではないでしょうか。

ある研究によると、安全基地に隠れることで、安心感と共にワクワク感が生まれることがわかっているそうです。子どもたちも、このワクワク感を味わうためにひみつきちを作っているのかもしれません。

保育室や園庭でも意図的に隠れられる場所を作ることで、子どもたちがひみつきちを作って遊ぶ体験を保証することができます。

隠れられる場所と言っても、保育士から完全に見えなくする必要はありません。低い棚や格子状のついたてでも十分です。区切りとなる物があるだけで、子どもたちはイメージの世界に没頭することができます。

安全を確保しながら、子どもたちが遊べる環境を準備したいですね。
木の枝で作られた秘密基地


ひみつきちの有無と場所

ここからは、アンケートの結果を見てみましょう。

まずは、勤務する保育園の子どもたちがひみつきちを作っているか、お聞きしました。

ひみつきちの有無

保育園での秘密基地の有無を聞いた調査結果の円グラフ
質問①:お勤めの園内で、子どもたちが「ひみつきち」にしている場所や空間、遊具などはありますか?
ある 20.4%(67件)
ない 70.4%(231件)
わからない 9.1%(30件)
ひみつきちの有無についてお聞きしたところ、約7割が「ない」という回答でした。「ある」と回答した方は約2割で、残りの1割弱の方は「わからない」とのことでした。

ひみつきちの場所

保育園での秘密基地の場所について聞いた調査結果のグラフ
質問②:質問①で「ある」と回答した方にお伺いします。その「ひみつきち」はどこにありますか?
園庭 36.1%(35件)
保育室・教室の中 30.9%(30件)
保育室以外の屋内 19.6%(19件)
園庭以外の屋外(敷地内) 13.4%(13件)
ひみつきちの場所についてお聞きしたところ、園庭(36.1%)に作っているケースが最も多く見られました。続いて保育室・教室の中(30.9%)、保育室以外の屋内(19.6%)、園庭以外の屋外(13.4%)となりました。保育室や園庭以外の、人の少ない場所を選んでひみつきちを作っている様子も伺えました。

ひみつきちの具体的内容

続いて、質問①で「ある」と回答した方に、ひみつきちの具体的な内容についてお聞きしました。

続きは、ほいくisメンバー/園会員限定です。
無料メンバー登録でご覧いただけます。

ほいくisメンバーに登録(無料)