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「ひみつきち」とは
「ひみつきち(秘密基地)」は一般的に、他の人から見えにくく、子どもたちがその中でごっこ遊びなどを好んで行うような空間のことを言います。友だちとイメージを共有することで仲間意識が芽生え、遊びを通してより強い絆が築かれていきます。「ひみつきち」のような空間は2歳くらいから好むようになります。友だちと一緒に狭い場所に収まって、笑い合う子どもの姿を見たことがある保育士も多いのではないでしょうか。
ある研究によると、安全基地に隠れることで、安心感と共にワクワク感が生まれることがわかっているそうです。子どもたちも、このワクワク感を味わうためにひみつきちを作っているのかもしれません。
保育室や園庭でも意図的に隠れられる場所を作ることで、子どもたちがひみつきちを作って遊ぶ体験を保証することができます。
隠れられる場所と言っても、保育士から完全に見えなくする必要はありません。低い棚や格子状のついたてでも十分です。区切りとなる物があるだけで、子どもたちはイメージの世界に没頭することができます。
安全を確保しながら、子どもたちが遊べる環境を準備したいですね。
ひみつきちの有無と場所
ここからは、アンケートの結果を見てみましょう。まずは、勤務する保育園の子どもたちがひみつきちを作っているか、お聞きしました。
ひみつきちの有無
質問①:お勤めの園内で、子どもたちが「ひみつきち」にしている場所や空間、遊具などはありますか?ある | 20.4%(67件) |
ない | 70.4%(231件) |
わからない | 9.1%(30件) |
ひみつきちの場所
質問②:質問①で「ある」と回答した方にお伺いします。その「ひみつきち」はどこにありますか?園庭 | 36.1%(35件) |
保育室・教室の中 | 30.9%(30件) |
保育室以外の屋内 | 19.6%(19件) |
園庭以外の屋外(敷地内) | 13.4%(13件) |
ひみつきちの具体的内容
続いて、質問①で「ある」と回答した方に、ひみつきちの具体的な内容についてお聞きしました。
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