春はどんな季節?
春が旬の食材の特徴
また「春の皿には苦味を盛れ」ということわざにもある通り、春野菜は苦味や香りが強いものが多いのが特徴。フキノトウなどに代表される春野菜の苦味や香りには、解毒作用があり、冬の間に体に溜まった老廃物を出してくれます。栄養価の高い旬の食材をとることは体のメンテナンスにもなり、健康的に過ごすことに繋がります。
春の行事食
ここでは、春の行事食の例を紹介します。
行事 | 行事食 | 由来 |
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ひな祭り(3月) | ちらし寿司 | 見た目が華やかで縁起が良い食材を使っているため、女の子の成長を願う祝いの日に食べられるようになった |
ひな祭り(3月) | 菱餅 | 中国から伝わった行事食が日本に入り、年月を経て今の形になった。色ごとに健康(赤・ピンク)、子孫繫栄(白)、厄除け(緑)の意味がある |
端午の節句(5月) | タケノコ料理 | タケノコは真っすぐ大きく成長することから、子どもがすくすく成長することを祈り、食べられるようになった |
端午の節句(5月) | 柏餅 | 柏の木の葉は、新芽が出るまで古い葉が落ちない特性があることから、子孫繁栄を願い、食べられるようになった |
春が旬の食材
果物・野菜
まずは春が旬の果物・野菜を紹介します。食材 | 旬の時期と特徴 |
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サクランボ | 5〜7月が旬の果物。甘くて人気がある佐藤錦は6月中旬〜下旬が旬 |
キウイ | 日本でたくさん売られているニュージーランド産のキウイは、3〜5月が旬。季節が逆なので日本産キウイの旬は12〜5月 |
ビワ | ビワの旬は3〜6月。一番多くお店に並ぶのは5月で、夏が来ることを予感させる、爽やかで瑞々しい果物 |
イチゴ | ビニールハウス栽培が盛んなので冬にも売られているが、もともとは3〜4月が旬でおいしく食べられる時期 |
タケノコ | 春の訪れを感じさせる、代表的な野菜。成長が速くすぐ竹になってしまうため、食材として楽しめるのは、春の短い期間だけ |
フキノトウ | 雪が解ける頃に顔を出すフキノトウは、春を代表する野菜。フキノトウはフキの蕾部分に当たる |
キャベツ | 大きく分けて春キャベツと冬キャベツがあり、2つは品種が異なる。春キャベツの旬は3〜5月で、葉が柔らかく瑞々しいのが特徴 |
スナップエンドウ | 4〜6月が旬。エンドウ豆を若い時期に採り、さやごと食べるものをスナップエンドウと呼ぶ |
タマネギ | 年間を通して流通しているが、春先だけ出回る早生種である「新タマネギ」は3〜4月が旬。普通のタマネギは収穫後乾燥させるが、新タマネギは収穫後すぐに出荷する |
海産物・その他
次に、春が旬の海産物・その他を紹介します。食材 | 旬の時期と特徴 |
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ハマグリ | 産地によって旬の時期が少し異なるが、一般的には2〜4月が旬。ひな祭りには縁起物として食べられる |
タイ | 真鯛の旬は春と秋の2回。5月の産卵に向けて栄養を蓄えているため、春は最もおいしい時期。春は体がピンク色になるため「桜鯛」と呼ばれる |
カツオ | カツオの旬は春と秋の2回。春に太平洋を北上するものを「初ガツオ」、秋に戻ってくるものを「戻りガツオ」と呼ぶ |
ホタルイカ | ホタルイカの旬は産地によって異なるが、3〜6月と言われている。ホタルイカと一緒に食べられるワカメも春が旬の食材 |
ハチミツ | ハチミツは年間を通して流通しているが、4〜5月は花の蜜が多く取れるため、主な旬は春 |
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春の食材について知ろう
今回は春が旬の食材について紹介しました。おいしく栄養たっぷりの旬の食材をとることは、季節感を味わうだけでなく、心身の健康にも繋がります。ぜひ紹介した内容を参考に、春の食育計画や食育活動を考えてみてくださいね。【関連記事】