もうじゅうがり(猛獣狩り)とは
始めに決まった掛け声と振り付けを繰り返して楽しんだ後に、保育者が言う言葉の文字数に合わせてお友だち同士でチームを作るゲームです。掛け声の部分は保育者が全力でやるととっても盛り上げりますよ。数を数えられるようになってから出来る遊びなので、4~5歳児さん向けではありますが、例えば4~5歳児さんと2~3歳児さんをペアにして、教えてあげながら遊ぶなど異年齢児保育の活動としても使えるのでオススメです。
難易度
★★★☆☆対象年齢
2歳児/3歳児/4歳児/5歳児用意する物・道具
- なし
遊びのねらい
保育園や幼稚園、認定こども園での遊びの活動では、ただ単に保育のひきだしの一つとして遊びを行うだけでなく、「ねらい」を意識して取り入れるようにしましょう。そうすることで、月案や指導案の作成にも役立ちますし、子どもたちの成長を促すことにもなります。- クラスのお友だちとの関わりを深めて、お友だちの気持ちに気づいたり考えたりしながら遊ぶ
- 年下のお友だちとペアになって一緒に遊ぶことで、お兄さん、お姉さんとして「教えてあげたい」という気持ちが芽生える(4~5歳児向け)
- 年上のお友だちとペアになって真似をしながら遊び、新しい遊びに興味を持つ(2~3歳児向け)
- 遊びを通してさまざまな単語や数に触れ、習得して知識を増やす
遊び方・ルール
1.最初は掛け声をすることから始まります。保育者が膝を叩きながら「もうじゅうがりにいこうよ♪」といい、子どもたちは真似してそれを繰り返します2.先生が「もうじゅうなんてこわくない♪」と言いながら片手を顔の前で振り、顔も左右に振ります。子どもたちもそれを繰り返します
3.先生が「だーっててっぽうもってるもん♪」と言いながら鉄砲を打つポーズをし、子どもたちも「だーっててっぽうもってるもん♪」と繰り返します
4.先生が「やりだってもってるもん♪」といいながら槍をもっているポーズをし、子どもたちも「やりだってもってるもん♪」と繰り返します
5.先生が「あ!」といいながら何かを見つけたように遠くを指さし、子どもたちもそれを真似します。これを2回繰り返します
6.保育者が「キリン!」など大きな声で動物の名前を言います。子どもたちは、言われた動物の文字数と同じ人数のお友だちとグループになり、その場にしゃがみます
※今回は「キリン」が3文字なので3人でグループをつくる
7.最初にグループになれた子たちが優勝!人数が足りなくてグループを作れない子たちが居た場合は、その子たちが負けになります。いろいろな動物の名前で繰り返しグループをつくって遊びましょう
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ポイント・アレンジ例
最初は「トラ」「キリン」など2~3文字の簡単なグループ作りから始めて、慣れてきたら「アライグマ」「チンパンジー」「ホワイトタイガー」など、文字数を増やして大きなグループを作ってみましょう。保育者は、毎回同じ子がグループになれないということがないように「さっきと違うお友だちとグループを作ろう!」などの声かけをして全員が楽しく参加できるようにサポートしましょう。クラスの人数に合わせて、あぶれてしまう子が出ない人数を計算してお題を出すのも楽しく遊ぶコツですよ。
最初の掛け声は、いくつかパターンがあります。使いやすいもの、やりやすいものを選んで見てくださいね。
掛け声例:
①もうじゅうがりにいこうよ ×2
もうじゅうなんてこわくない ×2
やりだってもってるし ×2
てっぽうだってもってるもん ×2
あ! ×4
○○○○(動物の名前)
②エイホッホ エイホッホ ×2
もうじゅうがりにいこうよ ×2
こわくなんかないよ ×2
だっててっぽうもってるもん ×2
やりだってもってるもん ×2
あ! ×4
○○○○(動物の名前)
③もうじゅうがりにいこうよ ×2
もうじゅうなんてこわくない ×2
やりだってもってるし ×2
てっぽうだってもってるし ×2
しゅりけんだってもってるし ×2
あ! ×4
○○○○(動物の名前)
④もうじゅうがりにいこうよ ×2
もうじゅうなんてこわくない ×2
だっててっぽうもってるもん ×2
やりだってもってるもん ×2
ともだちだっているもん ×2
あ! ×4
○○○○(動物の名前)
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