MENU

『あめふり』ピアノ楽譜と練習動画セット|音楽遊びアレンジも紹介

ピアノ楽譜「あめふり」
「スグ簡単に遊べる音楽」作品を発表しているミュージシャン&ピアノ講師で元保育士の藤本ちかさんによる連載です。今回は、梅雨シーズンの定番曲「あめふり」のピアノ弾き歌いが練習できる動画と、オリジナル楽譜をセットでお届けします。
>>連載一覧はこちら

ご要望にお応えして!無料楽譜を配信

「ほいくis」の公式Instagramで現役保育者さんから頂いたご要望をもとに、日々の保育で使えるピアノ弾き歌いの楽譜をオリジナルで制作しました。今回は、梅雨シーズンによく歌われる「あめふり」です。

楽譜の無料ダウンロードは「ほいくisメンバー」の登録(無料)をするだけ! 是非この機会に登録して手に入れてくださいね。
「楽譜をダウンロード」ボタン


【今回の楽曲】雨の日に歌いたい「あめふり」

「あめふり」オリジナル楽譜&雨の日の室内遊びを楽しむアイデア【楽譜あり】【無料ダウンロード】
第一弾の楽譜は「あめふり」。梅雨シーズンだけでなく、急な 雨の日にも歌いたくなる一曲ですよね。雨の日の室内遊びをイメージしながら、楽譜を作ってみました。

楽譜には「雨の音」の効果音も入れてみました。この記事ではリトミックや音楽表現遊びとしてのアレンジ例もお伝えしますので、 日常保育に取り入れてみてくださいね。

まずは、ピアノの弾き歌いの実演をしてみましたのでチェックしてみてください。鍵盤と手元が見える動画なので、運指の参考になると思います。
「楽譜をダウンロード」ボタン

【解説】配信楽譜について

弾き歌いが苦手な先生は、「歌、左手、右手」と分けて部分練習がおすすめです。 

「あめふり」の原曲は、(作詞)北原白秋さん、(作曲)中山晋平さんです。 たくさんの名曲をこの世に発表してきた、とても有名なお二人です。

この曲の特徴は、なんといっても「スキップのようなリズム」です。 保育士試験の課題曲としても毎年出題されている「特徴あるスキップのリズム」が多用されているのがポイントです。

スキップのリズムとは?

「あめふり」オリジナル楽譜&雨の日の室内遊びを楽しむアイデア【楽譜あり】【無料ダウンロード】
「スキップのリズム」で大切にしたいのが、上の図(イラスト) の「正しいリズム」。ゆっくり弾いたり意識したりしていないと、下のようにリズムが甘くなりがちです。

この曲は楽しくウキウキとした気持ちで、リズムを意識しながら練習してみてください。
「楽譜をダウンロード」ボタン


遊びのアレンジ①リトミック

対象年齢:0歳児親子~5歳児年長まで

楽譜の1小節目に「雨の効果音」を記載しました。青枠の部分です。曲の前に 雨の効果音を追加してみましょう。 具体的にはこんな感じです。

「雨の効果音」の使い方

  1. 「さんぽ」やマーチなどの曲に合わせて歩く
  2.  音楽が止まったら、すぐに動きも止める
  3.  ①と②を 繰り返す
  4.  ピアノで雨の効果音を入れる
雨の音が聞こえたら、「雨に濡れないように」みんなで両手で頭を覆う・ その場で小さくしゃがんでみましょう。 みんながしゃがんだら「あめふり」の曲のスタートです!

2~3小節目の前奏を弾いて、歌に入りましょう。
「楽譜をダウンロード」ボタン


遊びのアレンジ② おともだちと一緒に

対象年齢:対象年齢:0歳児親子~5歳児年長まで

今回のピアノの楽譜には、実はある特徴が隠されています。どこか気がつきましたでしょうか? 

曲の特徴を生かした遊び

「あめふり」オリジナル楽譜&雨の日の室内遊びを楽しむアイデア【楽譜あり】【無料ダウンロード】
その特徴は、上のイラストのように同じフレーズが続き8拍目がお休み(休符)になっている部分。

この曲の特徴を活かした遊びのアレンジを紹介しますね。
  1. まずは保育士がアカペラで歌いながらスキップをする。「あめあめふれふれかあさん」
  2. 7拍目「が」で両足をそろえて止まる。8拍目の休符は、しっかり止まる。
  3. 遊びの動きを子どもたちに提示した後は、保育士はピアノで弾き歌いをします。※弾き歌いが苦手な場合は、右手の演奏は無しで、まずは左手と歌をおこないましょう。
つまり、みんなのタイミングが揃うと、8拍目がシーンと無音になります。

このタイミングがつかめてきたら、 次のステップアップ編もおすすめです。

ステップアップ編
できれば友達2人組で手をつなぎ、 歌に合わせてスキップを押します。そして7拍目は 両足をそろえてストップします。

ピタッとタイミングが合うと、 心地良いものです。余裕が出て遊びをもっと深めたい時は、 止まるタイミングで目と目を合わせて微笑みあいましょう。
>>動きのイメージはこちら

「楽譜をダウンロード」ボタン

弾き歌いをしながらの「遊びの注意点・配慮」

ピアノ演奏について

ピアノで弾く際は、8拍目の休符をしっかり数えましょう。8拍目を意識しなければ曲がどんどん前のめりになるので、注意しましょう。

遊びの空間について

遊戯室や体育館などの広いスペースがあると、ぶつかる危険性も減りますね。クラスの人数が多い時は、半分ずつまたは1/4ずつに分かれて遊びましょう。 待っているお友達は歌で参加をします。
※コロナ禍で手が繋ぎづらい時は、 二人組のパートナーと目と目を合わせるのみがおすすめです。

「あめふり」でたくさん遊んでくださいね!

第一弾は「♪あめふり」を取り上げましたが、いかがでしたか?

最後の遊び方は、まだまだ遊びを広げて深めていく可能性を秘めています。子ども達と遊ぶ中で、見つけてみていただけたら嬉しいです。

どうぞくれぐれも怪我のないように事前に必要な配慮を想定して、環境を整えて楽しく遊びを深めてくださいね。
「楽譜をダウンロード」ボタン

【関連記事】
ほいくis会員登録はこちらから
藤本 ちか(ふじもとちか)

この記事を書いた人

藤本 ちか(ふじもとちか)

保育士やリトミック講師、ピアノ講師といった経験を活かしながら、「スグ簡単に遊べる音楽」作品を発表しているミュージシャン&ピアノ講師。「0~5歳、兄弟や異年齢でも遊べる」「ピアノ初心者の先生も、弾きやすい」「家庭で親子が、サクッと遊べる」など、保育に役立つ実用的なオリジナル作品をYouTubeで配信。音楽イベントやセミナー講師などさまざまな分野で活躍中。

<YouTubeチャンネル>
https://www.youtube.com/user/k2506091/featured

手遊び・遊び歌関連記事
ほいくisメンバーに登録(無料)