ジャブジャブ選択できる布おもちゃ
前回に続いて、布おもちゃの特長や保育現場での使い方についてお話ししますね。布おもちゃの素敵なところの二つめは、ジャブジャブお洗濯できるところです。ジャブジャブ水で洗って、お日様にあてて乾かす。清潔に保つための、一番シンプルな方法ですよね。
赤ちゃんの一番の遊びは、手でつかんで、口に入れて確かめること。ガシガシ噛んでみたり、チューチュー吸ってみたりすることが遊びです。
「食べ物じゃないのよ」「汚いでしょ」なんて言わず、存分に遊ばせてあげてほしいです。保育士さんたちは、そんな赤ちゃんの遊び方には慣れっこで、これもとても大切な成長の過程であることは理解されているかと思うのですが、新米パパママや祖父母の中には、
「この子は、なんでも食べちゃって困る!」
なんて、否定的に捉えていたり、口に入れようとすると奪って止めさせようとする方もいます。0歳の赤ちゃんにとって「口に持っていく」ことが、とても大切な遊びであることを、保育士さんから保護者の方へ伝えていただけるといいなと思います。
赤ちゃんの周りには、口に入れても大丈夫なものを置いておく。そして、汚れたら洗えばいいんです。
そんな赤ちゃんにピッタリなのが、布おもちゃというわけです。
水洗いに適さない布おもちゃも
布のおもちゃは、お洗濯できるのが素敵なところ。なのですが…
実は、世の中には水洗いに適さない布おもちゃのあるんです…
例えば…
- 中に電池などの機械類が入っているもの
- 金属(ワイヤー・磁石・鈴など)が入っているもの
- 自然物(木材・小豆・米など)が入っているもの
布おもちゃを選ぶ時、作る時は、ちょっと確かめてみてくださいね。
作るときは水洗いに適した素材選びを
私が布おもちゃを作る時には、水洗いに適した素材選びや作り方を心掛けています。例えば…
- フェルトはウォッシャブルフェルト(洗えるフェルト)を使う
- 鈴を入れる時は「プラ鈴」を使う
- 接着剤は使わず、縫いつける
プラスチック製の鈴。直径約2.5cm。二重構造になっているので、綿の中に入れても良い音がします。手芸店で購入できます。
おまけ
大きなぬいぐるみは、枕用のネットに入れて干しています。
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