【癒し効果】保育現場でおすすめ!布おもちゃのメリット<その1>

バスマットの上で寝転ぶ赤ちゃん
人気の布おもちゃ作家で元保育士の“ゆっこせんせい”によるコラム。今回のテーマは「布おもちゃの素敵なところ」について。まずは導入編として、布という素材が持っている不思議な力についてのお話です。

今回は、私が布おもちゃをオススメする理由や、保育現場での使い方についてお話ししたいと思います。

布おもちゃの素敵なところはいろいろありますが、何といっても肌触りが良くて癒されるということです。

「ふわふわ」「もふもふ」したものには、大人も子どももついついスリスリしたくなりますよね。

お気に入りのタオルや毛布、ぬいぐるみを心のオアシスにしている子もたくさんいます。

「ライナスの毛布(※)」という言葉があるくらい、古今東西、布が持つ癒しのパワーは絶大です。
  • 「布」って、人間の暮らしに欠かせない存在です。
  • 人は、布の服を着て暮らしています。
  • 夜には、布の布団に包まれて眠ります。
  • 顔や手が汚れたり濡れたりしたら、布で拭います。
  • ケガをした時は、布で覆い傷が癒えるのを待ちます。

寒さ・疲れ・痛み・不安を、布が和らげてくれるのです。


そんな布の癒しパワーを、最大限に活かしたいのが保育の現場です。

保育施設には、大勢の子どもが一緒に生活しています。
大勢の大人も動いています。
安全面・衛生面・作業効率が優先され、その環境は、どうしても「施設っぽく」なってしまいがちです。

小さな子どもにとって、家族から離れた環境で過ごすことは、不安も大きいものです。
不安を和らげ、安心して過ごせるようにするために、できるだけ家庭に近い環境を用意してあげたい。
その為には、いろいろな場面で布を活用するのが、一つの方法だと思っています。
  • ちょっとした仕切りや目隠しに、カフェカーテンや暖簾を使ってみる。
  • ゴロゴロ寝転がれるマットを敷いてみる。
  • 絵本のコーナーに、ソファやクッションを置いてみる。

そして、もちろん、布おもちゃも!
小さなおもちゃを洗濯ハンガーにつるします。
ゆらゆら揺れるし、抱っこした時に手を伸ばしたくなります。
 
  • おもちゃ箱の中だけでなく、棚の上にちょこんと置いてみたり
  • 壁にタペストリーとして掛けてみたり
  • ゆらゆら揺れるように吊るしてみたり

子どもが手に取りたくなるような置き方や、生活の一部として楽しめるような使い方をぜひ工夫してみてくださいね。

保育室が、布に囲まれた家庭的な環境であり、子どもが安心して過ごせる場所になるように、布おもちゃをぜひぜひ取り入れてみてほしいのです。

※「ライナスの毛布」とは、スヌーピーでおなじみの漫画「ピーナッツ」に登場するライナスが、お気に入りの毛布を肌身離さず持っていることに由来する言葉。
 
バスタオル2枚で作ったプレイマットで、ゴロゴロ気持ち良さそうな赤ちゃん。
ゆっこせんせい

この記事を書いた人

ゆっこせんせい

布おもちゃ作家。一般社団法人 布育普及協会 代表理事。静岡市清水区在住。十数年の保育士勤務と育児経験を経て、小さな頃から大好きだった手芸を生かし創作活動を始める。作家歴15年。
「“おもちゃ”は、子どもにとって、単なる暇つぶしの道具ではなく、成長・発達にとってかけがえのないもの」という考えのもと、育児や保育に役立つ布おもちゃを提案している。
保育雑誌「ピコロ」「ひろば」「ポット」で連載。「ラポム」「幼児と保育」などで執筆。清水区の「ぬのいく協会アトリエ」にて「布おもちゃのお部屋」運営中。
<ぬのいく協会HP>
http://nunoiku.com
<ブログ>
http://ameblo.jp/yukkotoy

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