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最大のお祭り・カーニバルでの子どもたちの姿とは?【カノア保育園の生活】

カーニバルに参加するブラジルの子ども
ブラジル・カノア保育園の設立ストーリーと並行してお届けしている、ブラジルの文化や地元の生活を紹介するシリーズ。今回は、「ブラジルと言えば?」という質問への答えに必ず登場する“カーニバル”について。
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“ブラジル”と聞いて思い浮かべるもの

「ブラジルと言うと何を思い浮かべますか?」と聞くと、「サッカー」「アマゾンの大森林」そして「カーニバル」と答える人がたくさんいます。さて、皆さんは何を思い浮かべましたか?

カーニバルの開催日は、毎年決まっている訳ではなく、月の暦で日付が変わります。毎年だいたい2月~3月に実施されるのが通例です。もともとカーニバル­は「謝肉祭」と呼ばれ、カトリックなど西方教会の文化圏で見られる通俗的な節期が由来。イースターの前に行われるお祭りのことです。

カーニバルにもさまざま

さて、ブラジルのカーニバルと言うと、皆さんが想像するのは、大きな山車を従え、羽根を背負ったダンサーが踊る…というものなのではないかと思います。しかし、実は、ブラジルのカーニバルすべてがそういったものだけではありません。地域によって音楽や踊りも変わってきます。

そうです、広いブラジル。同じカーニバルといっても、その地方によって装いが異なるのです。ちなみに私が一番好きなのは、ペルナンブッコ州の「フレイボ」というもので、虹色の傘を使って踊るものです。皆さんもお時間があればぜひ、「どんなカーニバルがあるんだろう??」と調べてみてくださいね。


カノア保育園のある地域では?

さて、私が住んでいる場所ではどうか? というと、こちらでもカーニバルは行われます。アラカチ市内の中心街においては、各地区の代表からなる踊りが披露され、採点がされます。服装、踊り、パーカッション、ストーリーなど、さまざまな点から評価され、その年の順位が決まるのです。これは、皆さんがご存知のようなサンパウロやリオ・デ・ジャネイロで行われるカーニバルと近いかもしれませんね。
もちろん、私が住むカノア・ケブラーダ地区にもカーニバルに参加するチームがあります。そのチームは長きにわたって地元だけで披露してきましたが、近年はアラカチ市の中心街におけるカーニバルにも出場するようになりました。

残念ながらまだ良い順位をとったことはありませんが、それでも毎年参加することに意義があるというように、準備に余念がありません。みんなで集まり、どんなものにするのかということを考える。そのプロセスだけでもとても楽しいようなのです。

ちなみに、私たちの保育園と学童教室の子どもたちも地元のパレードに参加したことがあります。私が一番印象に残っているのは、環境問題をテーマにし、子どもたちが魚に扮して、海を表現したときのカーニバルパレードです。その時の子どもたちは本当にとてもかわいらしかったです。

さて、今年も子どもたちがパレードを行うようです。どんなものになるのでしょうか? 今から楽しみです。

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