赤ちゃんの手指をはぐくむ!布おもちゃ「にぎにぎ」がお すすめな理由

布おもちゃ「にぎにぎ」のメイン写真
人気の布おもちゃ作家で元保育士“ゆっこせんせい”によるコラム。今回は、赤ちゃんの頃から使える布おもちゃとして定番の「にぎにぎ」について。手指をはぐくむという視点から、ポイントを解説してくれました。

私は、布おもちゃには、
  • 手指をはぐくむ布おもちゃ
  • 心をはぐくむ布おもちゃ
という2つの側面があると考えています。

今回は、「手指をはぐくむ布おもちゃ」の中から、赤ちゃんが一番初めに触れる布おもちゃ「にぎにぎ」のお話です。

産まれて間もなくから、赤ちゃんは手のひらに何か触らせてあげると、ぎゅっと握ってきます。それは自然な反応なのですが、次第に自分から興味のあるものに手を伸ばして握ろうとするようになってきます。また、握ったものを口に持っていったり、ブンブン振ってみたりします。

もう少し経つと、両手で持ったり、片方の手からもう一方の手へ持ち替えたりすることができるようになります。

やがて自分の意志で手を開くことができるようになると、持っていたものを落とすことができるようになります。また、人との関わりの中で、「ちょうだい」「どうぞ」の仕草で人に渡したり受け取ったりすることもできるようになります。

身体全体の発達に伴って、腕を同時に使って投げることもできるようになります。愛着が湧いてくると、抱きしめたり、お世話する様子も見られるようになるかもしれませんね。

まとめると…
  • 手のひらのものを握る
  • 口に持っていく
  • 振る
  • 両手で持つ
  • 片方の手に持ち替える
  • 落とす
  • 渡す
  • 投げる
  • 抱きしめる
  • お世話する
というように、「にぎにぎ」一つで赤ちゃんの手指の発達の具合がわかります。同時に、大人がいろいろな「にぎにぎ」を用意したり、一緒にやって見せたり、「すごいね」「じょうずね」と声をかけることも大切です。保育者や家族の関わりで、楽しく遊びを繰り返す中で、自然に手指の発達を促すことにつながります。

赤ちゃんにとって、とても大切なおもちゃ「にぎにぎ」

私もこれまでいろいろな種類の布おもちゃを作ってきましたので、それぞれのこだわりポイントと共にご紹介します。
 
きりんとうさぎのにぎにぎ

きりんのにぎにぎ
  • 素材:ガーゼ プラ鈴入り
  • 首が細くて握りやすい
  • ロープの感触が楽しい
うさぎのにぎにぎ
  • 素材:タオル生地
  • 耳・手・足の形が口に入れやすい
ひよことかえるのにぎにぎ

かえるのにぎにぎ
  • 素材:コットンプリント生地 押し笛入り
  • ロープの感触が楽しい
  • 黒い眼が2つ並んだ正面向きの顔は赤ちゃんも大好き
ひよこのにぎにぎ
  • 素材:フリース プラ鈴入り
  • ぬいぐるみみたいな感触
さかなのにぎにぎ

さかなのにぎにぎ
  • 素材:スムース 押し笛入り
  • 尾、ヒレのクタっとした感触が楽しい
(注)
プラ鈴―プラスチック製で二重構造の鈴。綿の中に入っても良い音がします。
押し笛―空気の力で、押すとキュッキュとなります。
どちらも、手芸店などで購入できます。

皆さんの保育室には、どんなにぎにぎがありますか?近頃、赤ちゃんはどんな遊び方をしていますか?
じっくり見て、一緒に遊んでみてくださいね。

>>【ソックスにぎにぎ】簡単に作れる布おもちゃ入門編
>>【水洗いOK!】保育現場でおすすめ!布おもちゃのメリット<その2>
ゆっこせんせい

この記事を書いた人

ゆっこせんせい

布おもちゃ作家。一般社団法人 布育普及協会 代表理事。静岡市清水区在住。十数年の保育士勤務と育児経験を経て、小さな頃から大好きだった手芸を生かし創作活動を始める。作家歴15年。
「“おもちゃ”は、子どもにとって、単なる暇つぶしの道具ではなく、成長・発達にとってかけがえのないもの」という考えのもと、育児や保育に役立つ布おもちゃを提案している。
保育雑誌「ピコロ」「ひろば」「ポット」で連載。「ラポム」「幼児と保育」などで執筆。清水区の「ぬのいく協会アトリエ」にて「布おもちゃのお部屋」運営中。
<ぬのいく協会HP>
http://nunoiku.com
<ブログ>
http://ameblo.jp/yukkotoy

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