そもそも、保育士にはピアノが必須?
「保育士を目指したいけど、ピアノを習ったことがなくて不安…」「ピアノが弾けないと保育士になれないの?」
という質問を多く耳にします。実際、養成学校の授業で初めてピアノにふれる方もいますし、就職試験ではピアノの実技をおこなわない園も存在します。つまり、弾けなくても保育士として働くことは可能です。あらかじめ、園の方針など伺っておくと安心できますね。
実際、海外の保育園では1クラスに1台のピアノが存在せず、CDで音楽を流して保育をおこなう場合もあります。つまり、ピアノがない環境で育つ子どももたくさん存在します。
あとは「自分がどうしたいか」では、ないでしょうか。自分が保育士として子どもたちと関わるうえで「音楽とどのように向き合うか」は、子ども自身の音楽観にも大きな影響を与えます。
「音楽好き、歌好きに育ってほしい」「ピアノという音が鳴る楽器は、恐ろしい楽器なのか?」「さまざまな歌にふれて友だちと心の交流を図りたいのか」など、自分と音楽の関係性を客観的に見つめなおし、答えを導きだしてみてくださいね。
ピアノの独学に!おすすめ教材
「子どもたちに、さまざまな音楽を知ってほしい」という思いで、ピアノを独学で学びたい方のために、おすすめ教材を選びました。簡単で読みやすい「バーナム ミニブック」
著者:エドナ・メイ・バーナム出版社:全楽譜出版社
>>バーナム ピアノ テクニック ミニブック
【特徴】
- 1曲が4小節。とても短い。
- 音符と五線が大きくて、読みやすい。
- 負荷なく両手奏へ進められる。
有名な歌が充実「保育のうた155」
著者:寺田 真由美 (著)、寺田 雅典 (編集)出版社:ひかりのくに >>保育のうた155 園の先生厳選! カンタンキレイなピアノ伴奏譜
【特徴】
- コード、音名、指番号が書かれている。
- 2色カラーで見やすく、初心者が取り組みやすい。
- よく園で歌われる有名な歌が充実している。
ピアノの独学での注意点
いまやYouTubeなどの動画を通して、好きな曲にチャレンジする人は増えました。独学する上での注意点は、変な手癖をつけないようにすること、そしてそのせいで身体を壊さないようにすることです。「間違えないように弾こう」という気持ちが要因で、無意識のうちに呼吸が止まって体が硬直してしまうことがあります。体の緊張により指先までコントロールがうまくできなくなることは、ミスタッチに繋がります。
またピアノを押すように弾く人も多く、体に負荷がかかり故障の原因になります。可能であれば試しに数カ月、お近くのピアノ教室でマンツーマン指導を受けてみてください。基本練習を制することだけでも、美しい心地よく、驚くほどスムーズに演奏ができるようになりますよ♪
あそび歌の本と食育CDができました!
あそび歌の本(CD付き)と、食育CDが発売されました。私の楽曲を掲載していただいているので、よかったらご覧になってみてくださいね。0~2歳児のダンスや体操に「あそび歌40」
出版社:学研プラス対象年齢:0・1・2歳児 >>0・1・2歳児のダンス・体操あそび歌40 すぐ使えるCD付き! (Gakken保育Books)
以前、保育雑誌で紹介された「♪にゃんこ体操」が収録されています。目次が早見表になっているため、乳児保育園など異年齢合同保育をされる園には便利な1冊です。日常保育であそびながら、子どもたちが特に好きな曲を行事で発表してみてはいかがでしょうか?
>>にゃんこ体操の試聴はコチラ
食育や手洗いの歌も♪「たべものソング大集合!」
レーベル:キングレコード >><食育*知育*うたとあそび>たべものソング 大集合!「<食育*知育*うたとあそび>たべものソング 大集合!/キングレコード・すくいく」は、食育に使えるCDです。春の手遊びうた「♪いちご」が収録されています。「やきいもグーチーパー、おさかな天国」などの名曲も収録され、歴代のNHK歌のお兄さんお姉さんの歌声も。
手洗いの歌も入っているので、コロナ禍の中の園内活動にもおすすめ! 全曲試聴もできるので、わかりやすく取り組みたい先生は必見です。
>>いちごの試聴はコチラ
>>全35曲の試聴はコチラ
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