カードめくり競争 とは
表裏2色のカードを使い、相手チームの色から自分のチームの色にめくって変えていくゲームです。めくってはめくり返され、チームのカードの枚数が常に変化するので、最後まで勝敗が分からないドキドキ感を楽しめます。目の前のカードを必死にめくる子どもたちの様子がとってもかわいいですよ。次々にカードをめくりながら、次はどこにめくれるカードがある?と探し回る必要があるので、身体も頭も同時に使うことができます。室内でもしっかり身体を動かして遊びたい! というときにおすすめです。是非参考にしてみてください。
難易度
★★★☆☆対象年齢
3歳児/4歳児/5歳児用意する物・道具
- 表・裏で赤白2色になるカード(2~40枚ほどで人数によって調整)
作り方
- 段ボールを用意し、赤・白2枚の色画用紙をそれぞれ表面と裏面に貼り付ける
- ①を一定の大きさで四角くカットする。 ※角が危ない場合があるので、四隅は丸く切るようにします
遊びのねらい
保育園や幼稚園、認定こども園での遊びの活動では、ただ単に保育のひきだしの一つとして遊びを行うだけでなく、「ねらい」を意識して取り入れるようにしましょう。そうすることで、月案や指導案の作成にも役立ちますし、子どもたちの成長を促すことにもなります。- 友だちと一緒に協力しながら遊ぶことの楽しさを味わう
- ルールのある遊びを通してみんなで楽しく遊ぶ
- 約束を守ることの大切さを知る
期待される姿
- 色の識別、判断力が身に付く
- 足腰が強化される
遊び方・ルール
①2チームに分かれ、それぞれが紅・白どちらを担当するか決めます※同じ人数になるようにします
②カードを半分に分け、一方を紅、もう一方を白の面にしてランダムに並べます
※赤と白の枚数は同じになるようにします
③カードから離れて、チームごとに向かい合って1列に並びます
④「よーい、スタート!」の合図で、カードを自分のチームの色になるようにめくっていきます
⑤「おしまい!」の合図でめくるのを止め、元の位置に戻ります
※制限時間は30~60秒ほどがおすすめです
⑥紅・白のカードを数え、より枚数の多かったチームの勝ちです!
ポイント
終わりの合図を出しても、カードをめくり続ける子が必ず居ます。それを見逃してしまうと他の子がきちんと楽しめなくなってしまうので、合図の後にめくったカードは元に戻すようにしましょう。ルールを守ることの大切さを学ぶきっかけにもなります。夢中になると、周りがよく見えず、下を向いたまま勢いよく走り回ってしまう子も出てきます。ぶつかってしまわないよう、保育者が注意して見守りましょう。トラブルを避けるためにも、事前に「友だちを押さない、引っ張らない」と約束しておくことも大切です。
この遊びは、大人も一緒に入って楽しめるゲームです。広いスペースを確保できる場合は、保育者が参加するのはもちろん、参観日などの親子遊びにもおすすめですよ。
アレンジ例
チーム分けをせずに遊ぶ
通常は始めから赤と白2色の面をランダムに並べるのに対して、全てのカードの面を赤1色にして並べ、「よーいどん!」の合図でみんなで白にひっくり返します。チームに別れて勝負する、という複雑なルールがまだ理解しにくい、2~3歳児クラスでの遊びの導入におすすめです。遊びを通じて色を認識するきっかけにもなります。「〇秒以内に全部のカードを白にしよう!」とタイムアタック形式にすれば、もちろん4~5歳児クラスでも十分楽しめますよ。
チームを変えて遊ぶ
1つの遊びでも、同じチームのお友だちが変われば、また違った雰囲気で楽しめますよね。「男の子対決をしてみよう!」「今度は○○ちゃんと○○くんが同じチームね!」など、積極的にチーム分けを変えて、繰り返し楽しみましょう。2人(少人数)で遊ぶ
トランプやオセロを使えば、机の上でもできる遊びに変わります。特に、遊ぶ人数が少ないときや広いスペースが確保できないときにおすすめのアレンジ方法です。ひっくり返してすぐにまた戻されてを繰り返すことによる集中力のアップ、細かな作業が求められることによる指先の発達などが期待できます。年齢によって使い分けてみてください。カードにイラストを描く
カードはウラとオモテがはっきり分かればいいので、2種類のイラストを描いても楽しいです。「太陽と月」「うさぎとかめ」「織姫と彦星」「サンタクロースとトナカイ」など、ものによっては季節行事に絡めることもできそうですね。
★ 遊び方解説のイラストをダウンロードしてご利用いただけます! こちらのページで紹介したイラストを遊び方の説明などでご利用いただけるよう、ダウンロード素材をご用意しました。ダウンロードするためには「ほいくisメンバー」への登録(無料)が必要です。 |