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9月の「今日は何の日?」お話しネタとクラスの活動例

9月の「今日は何の日?」
毎月の園でのイベントや、お話しのネタに使えるような「今日は何の日」を集めました。意外に知らない記念日がたくさんありますよ。保育の活動アイデアの一つとして、記念日のネタから取り入れてみてはいかがでしょうか。今回は、9月の「今日は何の日」です。

9月上旬(9/1~9/10)

まずは、1〜10日の記念日をご紹介します。おすすめの活動例も参考にしてくださいね。

9月1日「防災の日」

【由来】
国民が台風、津波、高潮、地震などの災害についての認識を深め、災害に対処するための心構えや備えをするために制定された日です。防災週間として様々な国民運動が行われています。
【おすすめ活動例】「防災スケッチブックシアター」
保育園では避難訓練を実施することも多い防災の日。避難する時に頭に入れておきたい大切な言葉「おはしも」を、分かりやすく子どもたちに伝えましょう。スケッチブックシアターを一つ作っておけば、子どもたちに繰り返し伝えられますね。

9月2日「宝くじの日」

【由来】
1967年(昭和42年)に制定。「9(く)2(じ)」の語呂合わせから毎年この日を「宝くじの日」としました。1973年から「宝くじの日お楽しみ抽選」という宝くじのハズレ券を対象としたイベントが、この日に行われています。

9月3日「ベッドの日」

【由来】
「9」はアルファベットのg(ジー)の形と似ていることから「グッ」と読み替え、また「3」は英語で「スリ―」と読むことから、「ぐっすり」と読む語呂合わせに由来しています。グッスリ眠るという意味から、ベッドによる心地よい睡眠を広くアピールすることが目的とされています。

9月4日「串の日」

【由来】
冷凍食品の製造販売を行う株式会社味のちぬやが制定しました。「く(9)し(4)」(串)と読む語呂合わせからきています。運動会やお祭り、イベントなどで出かけることの多いこの季節に、片手で手軽に食べられる串ものを食べてもらいたいという思いが込められています。

9月5日「石炭の日」

【由来】
1992年(平成4年)に日本鉄鋼連盟・電気事業連合会・日本石炭協会など8団体が制定しました。「ク(9)リーン・コ(5)ール」(クリーンな石炭)と読む語呂合わせからきています。ほかの化石燃料に比べて二酸化炭素の発生量が多い石炭をクリーンなエネルギーとするための技術開発に取り組んでいることをPRする日だそうです。

9月6日「黒の日」

【由来】
1988年(昭和63年)に京都黒染工業協同組合が制定しました。「く(9)ろ(6)」(黒)と読む語呂合わせからきています。伝統染色の黒染めをPRし、黒紋服や黒留袖の普及を図ることを目的としています。
【おすすめ活動例】「スクラッチアート」
描いた絵の上を真っ黒に塗りつぶし、上から割り箸などで削ることで模様をつけるスクラッチアート。手先の力がついてくる4歳児くらいになると、イメージした絵を描けるようになりますよ。黒の日にぴったりの製作活動ですね。

9月7日「CMソングの日」

【由来】
1951年(昭和26年)に中部放送・新日本放送で初めてCMソングを使ったラジオCMがオンエアされたことにちなんで「CMソングの日」が制定されました。オンエアされたのは小西六写真工業株式会社(現:コニカミノルタ株式会社)「さくらフィルム」のCM用の楽曲で「僕はアマチュアカメラマン」という曲でした。
※初めてCMソングがオンエアされたのは9月1日でしたが、9月7日から始まった番組のためにつくられた曲だったため、9月7日が「CMソングの日」とされました。

9月8日「ハヤシの日」

【由来】
「ハヤシライス」は丸善創業者の早矢仕有的氏が考案したとされています。丸善の洋食シリーズ「新厨房楽レトルトシリーズ」を製造販売する株式会社丸善ジュンク堂書店は、早矢仕有的氏の誕生日にちなんで9月8日を「ハヤシの日」と制定しました。

9月9日「救急の日」

【由来】
1982年(昭和57年)に厚生省(現・厚生労働省)と消防庁が制定しました。「きゅう(9)きゅう(9)」(救急)と読む語呂合わせからきています。救急業務や救急医療について一般の人々の正しい理解と認識を深め、救急医療関係者の意識高揚を図ることが目的とされています。

9月10日「牛たんの日」

【由来】
2006年(平成18年)、仙台牛タン振興会が制定しました。「ぎゅう(9)たん(ten=10)」(牛たん)と読む語呂合わせからきています。仙台の食文化であり名物として名高い牛タン焼きを、より多くの人に美味しく・楽しく・安全に食べてもらうことが目的とされています。

9月中旬(9/11~9/20)

次に、11〜20日の記念日をご紹介しましょう。おすすめの活動例も参考にしてくださいね。

9月11日「公衆電話の日」

【由来】
1900年(明治33年)のこの日、日本初の自動公衆電話が東京の新橋駅と上野駅の駅構内に設置されました。当時は「自動電話」と呼ばれていて、交換手を呼び出してからお金を入れて相手に繋いでもらうものでしたが、1925年(大正14年)、ダイヤル式で交換手を必要としない電話が登場してから「公衆電話」と呼ばれるようになりました。

9月12日「宇宙の日」

【由来】
1992年(平成4年)に科学技術庁(現:文部科学省)と文部省・宇宙科学研究所(現:宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所/略称:JAXA)が制定しました。この日、宇宙飛行士・毛利衛さんが搭乗科学技術者としてアメリカ航空宇宙局(略称:NASA)のスペースシャトル・エンデバーに搭乗し、宇宙へ飛び立ちました。
【おすすめ活動例】「宇宙の手遊び」
「宇宙人」の手遊びで、楽しく宇宙の日を過ごしてみるのも良いですね。簡単な手遊びなら、どの年齢の子どもでも遊べますよ♪ さらに年長児なら、手遊びと一緒に空に浮かぶ星座を紹介してみてはいかがでしょうか? 特に見つけやすいカシオペヤ座を教えてあげれば、子どもたちが喜んで夜空を見上げてくれそうです。

9月13日「世界の法の日」

【由来】
1965年(昭和40年)に「法による世界平和第2回世界会議」で、この日を「世界法の日」とすることが宣言されました。 この日は国際間に法の支配を徹底させることで、世界平和を確立しようという目的で制定されました。

9月14日「コスモスの日」

【由来】
3月14日の「ホワイトデー」から半年後となるこの日、プレゼントに花言葉が「愛情」であるコスモスを添えて交換し、お互いの愛を確認し合う日とされています。

9月15日「ひじきの日」

【由来】
1984年(昭和59年)、当時の敬老の日であった9月15日に「長寿食として親しまれるひじきを食べて、健康に長生きしよう」という思いから制定されました。制定元の三重県ひじき協同組合では、1985年(昭和60年)より「ひじきの日」のPRのために「ひじき祭り」を開催。

9月16日「ハイビジョンの日」

【由来】
ハイビジョン画面の縦横比が9:16であることにちなんで、通商産業省(現:経済産業省)により制定されました。11月25日も同じく「ハイビジョンの日」となっていますが、こちらは郵政省(現:総務省)とNHKが制定したもので、日付はアナログハイビジョンの走査線の数が1,125本であることに由来します。

9月17日「モノレール開業記念日」

【由来】
東京オリンピックが開催された1964年(昭和39年)のこの日、浜松町と羽田空港を結ぶ「東京モノレール羽田線」が開業し、その記念として制定されました。東京モノレールは、東京オリンピックの開催に伴い羽田空港利用客に向けた都内へのアクセス改善を目的として建設されました。

9月18日「かいわれ大根の日」

【由来】
日本かいわれ協会(現:日本スプラウト協会)が、無農薬健康野菜である「かいわれ大根」のPRを目的として制定しました。1986年(昭和61年)9月の会合で制定されたこと、また、18日は「8」の下に「1」を付けることで「かいわれ大根」の形になることから、この日付が選ばれました。

9月19日「苗字の日」

【由来】
1870年(明治3年)のこの日、それまで貴族と武士の特権であった「苗字」を、平民も名乗ることが許可されました。当時、平民にはあまり広まりませんでしたが、1875年(明治8年)には苗字を名乗ることが義務付けられ、その布告がされた2月13日は「苗字制定記念日」となっています。

9月20日「お手玉の日」

【由来】
愛媛県新居浜市に本拠を置き、お手玉の普及に努めている「日本のお手玉の会」により制定されました。1992年(平成4年)のこの日、同市で「第1回全国お手玉遊び大会」が開催されたことを記念したもので、お手玉遊びの魅力をPRするための日となっています。
【おすすめ活動例】「お手玉を使ったわらべ歌」
お手玉を使ったわらべ歌は、乳児クラスだけでなく幼児クラスの子どもでも楽しめます。お手玉の優しい感触を楽しみながら、リズム遊びにもなるので保育園のあそびにピッタリですね。お手玉とわらべ歌は昔ながらのおもちゃで、温かみがあり相性が良いですよ。

9月下旬(9/21~9/30)

最後に、21〜30日の記念日をご紹介します。おすすめの活動例も参考にしてくださいね。

9月21日「国際平和デー」

【由来】
1981年(昭和56年)の国連総会で制定され、国連は「世界の停戦と非暴力の日」としてこの日一日は敵対行為を停止するよう世界中に呼びかけています。毎年この日国連本部では、日本国連協会が国連に寄贈した「平和の鐘」を鳴らします。この鐘は、国連の平和の象徴とされています。

9月22日「フィットネスの日」

【由来】
国民の生活習慣の見直しや健康体力づくりの推進を目的に、日本フィットネス協会により制定されました。日付は、9月が厚生労働省指定の「健康増進普及月間」「食生活改善普及運動月間」であること、また、日本フィットネス協会が1987年(昭和62年)のこの日に設立されたことにちなんでいます。

9月23日「海王星の日」

【由来】
1846年のこの日、ドイツの天文学者ヨハン・ガレが、海王星を発見しました。1781年の天王星の発見以来、多くの学者がさらなる惑星の存在を確信していましたが、発見には至りませんでした。海王星のおおよその場所を計算によって突き止めようとした学者もいました。海王星の発見についても、フランスの天文学者ユルバン・ルヴェリエが計算結果をもとにヨハン・ガレに観測を依頼したことがきっかけになりました。

9月24日「畳の日」

【由来】
畳の住宅材・敷物としてのすばらしさや優れた点を伝えることを目的に、畳産業のPRを手掛ける「全国畳産業振興会」により制定されました。日付は、い草が緑色であることから、制定当時「みどりの日」であった4月29日を逆さにしたものになっています。

9月25日「骨董の日」

【由来】
日本の古き良き文化である骨董品をより多くの人に愛してもらうために、骨董・美術品オークションを手掛ける株式会社古裂會(こぎれかい)が制定しました。江戸時代に刊行された『骨董集 巻之三』に記された日付が由来になっています。

9月26日「くつろぐ日」

【由来】
「9(く)2(つ)6(ろ)ぎ」の語呂合わせから、全国にコーヒーチェーン店を展開する株式会社コメダが、創業50周年に当たる2018年(平成30年)に制定しました。「くつろぎ」をいつまでも持続させていくことを目的にしています。

9月27日「世界観光デー」

【由来】
世界観光機関憲章が採択された1970年(昭和45年)のこの日を記念して、世界観光機関により制定されました。国際デーの一つになっており、この日を中心に国連加盟各国では観光推進活動が行われています。

9月28日「パソコン記念日」

【由来】
1979年(昭和54年)のこの日、日本電気株式会社(通称:NEC)が日本で初めて「パーソナルコンピュータ」と呼ばれたPC-8001を発売しました。それまではコンピュータの通称として「マイクロコンピュータ」が使われていましたが、この日以降NECは、「パソコン」の名称を普及・定着させていきました。
【おすすめ活動例】「プッシュポップパソコン」
折り紙を使って作るパソコンをご紹介しましょう。子どもたちに人気のプッシュポップをパソコンのキーボードにしたパソコンなら、キーを押して戻ってくる楽しさも味わえますよ。ごっこ遊びのアイテムにもなりそうです。

9月29日「招き猫の日」

【由来】
多くの人に招き猫の魅力を知ってもらい、福を招いてもらえるよう、招き猫愛好家団体である日本招猫倶楽部が制定しました。日付は「くる(9)ふ(2)く(9)」(来る福)という語呂合わせで、この日を中心に三重県の「来る福招き猫祭り」など、全国各地で記念行事が開催されます。

9月30日「くるみの日」

【由来】
くるみの食材としての素晴らしさや用途の広さを伝えるために、長野県東御市などのくるみ愛好家が制定しました。同市は古くからくるみの栽培が盛んで、日付は「く(9)るみ(3)はまるい(0)」(くるみは丸い)という語呂合わせ、また、くるみの出回る時期であることに由来します。

>>9月の「今日は何の日」



「今日は何の日」ネタで活動の幅を広げよう!

今回は、9月の「今日は何の日」をご紹介しました。普段の保育活動に9月の記念日ネタを取り入れてみてはいかがでしょうか。


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木村 光(きむら ひかる)

この記事を書いた人

木村 光(きむら ひかる)

男女4人のママで保育士ライター。
都内の保育園や障がい児支援施設での勤務経験あり。
子育てのしやすさを求め、東京から湘南へ家族で移住。
移住後、保育士の知識を活かしながらライター活動をスタートさせる。
子育てをするママ側と保育士側との両方の視点を持ちながら、お悩みを解決する記事を執筆中。

<Twitter>
https://twitter.com/hikaru___kimura

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