節分の豆まきを製作に取り入れるねらい
鬼を退治して福を呼び込む節分。子どもたちと一緒に取り組むには次のようなねらいが考えられます。- 節分の行事を通して伝統的な文化に触れる
- 製作物を活用して豆まきを楽しむ
- 鬼のモチーフに触れ、親しむ
節分の豆まきに関する製作の導入ポイント
節分の豆まきでは豆入れやお面を製作する場合が多いでしょう。導入の際には次のようなポイントをおさえてください。- 子どもたちに合った大きさで作れるようサイズを測っておく
- 絵本や紙芝居で鬼のイメージをふくらませておく
- 豆まき遊びをして、製作物をどのように使うのかイメージ作りをしておく
折り紙で作る豆入れの製作アイデア
折り紙で作る豆入れの製作アイデアを3つ紹介します。折り方を覚えれば何個でも作れる魅力的なアイデアです。折り紙の練習として取り入れるのもおすすめですよ。①折り紙で作るシンプル豆入れ
箱型のシンプルな折り紙の豆入れです。画用紙を正方形に切ったもので作ると、子どもたちが扱いやすい、大きさ・強度になりますよ。シンプルな箱型なのでさまざまな素材でデコレーションしてみてはいかがでしょうか。
【難易度】★☆☆☆☆
②折り紙1枚で作る鬼の顔の豆入れ
折り紙で作る鬼の顔の豆入れは、ぜひ4、5歳児クラスの子どもたちに取り組んでほしいアイデアです。少し難易度の高い工程があるのでゆっくり取り組んで、完成した喜びを味わいましょう。鬼の顔を描き入れる作業があります。子どもたちの個性も表現できますね。
【難易度】★★☆☆☆
③おしゃれな箱型豆入れ
箱の周囲がナナメになっているおしゃれな箱型の豆入れです。折る作業や折り広げる工程には少し工夫が必要ですが、そのぶんおしゃれな形に仕上がります。シールで装飾するのがおすすめです。
【難易度】★★★☆☆
身近な素材を使った豆入れの製作アイデア
身近な素材を使った豆入れのアイデアを紹介します。素材のよさが引き立つので、子どもたちにぴったりなアイデアが見つかるでしょう。④オニの豆入れバッグ
色画用紙を使って作る鬼の豆入れバッグの製作アイデアです。子どもたちの年齢に合わせて、パーツをのりづけしたり、パーツをはさみで切り出してもらったりと作業内容を調整してくださいね。バッグタイプなので持ちやすく、豆まきがしやすいのが特徴です。
【難易度】★★★☆☆
⑤紙コップで作るお手軽豆入れ
紙コップに画用紙のパーツやシールを貼って作るお手軽な豆入れです。のりづけするパーツを工夫すれば1歳児クラスから取り組めますよ。紙コップなので持ったまま移動しやすく、豆まきにぴったりです。
【難易度】★☆☆☆☆
⑥牛乳パックで作る立体鬼の豆入れ
牛乳パックと画用紙で作る鬼の豆入れアイデアです。立体の製作なので、4歳以上を目安に取り組みましょう。パーツを切り出す作業が多いので、1つの机に座る人数を少なくするなど集中して取り組める環境を整えるといいですね。
【難易度】★★★★☆
お面や帽子の製作アイデア
節分に向けて、お面や帽子を製作しませんか?お面や帽子をかぶると子どもたちがかわいい鬼に大変身!キュートな節分になりますよ。⑦紙皿と花紙で作る鬼のお面
半分に切った紙皿を利用して作る鬼のお面は、3、4歳の子どもたちに取り組んでほしいアイデアです。鬼の顔を自由に表現できるので、子どもたちの個性を活かした作品に仕上がりますよ。顔になる画用紙の色や、髪の毛を表現するお花紙の色を選べるようにしてもいいですね。
【難易度】★☆☆☆☆
⑧画用紙とクレヨンで作る鬼の帽子
半円に切った画用紙にクレヨンで顔を描き、セロハンテープで組み立てて作る鬼の帽子です。子どもたちの年齢に合わせて作業内容を調整しましょう。かわいい子どもたちが鬼の帽子をかぶるととってもキュート!鬼を怖がってしまう子もこの帽子なら楽しめるでしょう。
【難易度】★★☆☆☆
⑨2歳でも作れる鬼のお面
でんぷんのりが指で伸ばせる2歳児クラスの子どもたちから取り組める鬼のお面のアイデアです。少人数で保育者がサポートしながら製作するとよいでしょう。パーツを貼るだけでもその子らしい表現になるので、ぜひ作ってみてください。
【難易度】★☆☆☆☆
⑩【番外編】乳児でも楽しめる節分ゲーム
風船や新聞紙ボールを用意すれば、乳児クラスの子どもたちでも楽しめる節分ゲームを保育に取り入れられますよ。どのゲームも屋外、屋内問わずに遊べるアイデアなので、節分の日の主活動に取り入れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
節分に向けて製作したい、豆入れやお面などの製作アイデアを紹介しました。製作を通して日本の伝統的な行事に親しんで、節分当日に思い切り豆まきを楽しみましょう。【関連リンク】