自然災害はいつ起こるかわからない
記憶に新しい2024年1月1日の令和6年能登半島地震を始め、自然災害の発生は時と場所を選びません。2011年(平成23年)3月11日に発生した「東日本大震災」は日中の14時46分に発生しており、保育中に体験をした方もいるのではないでしょうか。実際に大地震や火災が起きたとき、子どもたちを守るのは保育者であるみなさんが中心となります。緊急時の流れを確認したり、定期的な避難訓練を実施したりするなど、日頃から震災・災害に対する備えをしておくのがとても重要になります。
今回は、保育中に震災や災害を体験された方のエピソードをもとに、保育中の震災・災害発生時にどう対応するか、日頃からできる防災について、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。ぜひみなさまのエピソードをお寄せください。
定期的な訓練・防災対策の見直しが大切
保育所での避難訓練は、児童福祉法に基づき、少なくとも月1回以上の実施をすることが規定されています。参考:児童福祉施設の設備及び運営に関する基準|e-GOV 法令検索
2022年(令和4年)12月には厚生労働省から、救急対応の実技講習といった、緊急時に使用する機器を使った訓練も行うよう各自治体向けに示されています。
"地震・火災だけでなく、地域特性に応じた様々な災害を想定して行うこと。救急対応(心肺蘇生法、気道内異物除去、AED・エピペン®の使用等)の実技講習を定期的に受け、保育所内でも訓練を行うこと”(保育所等における安全計画の策定に関する留意事項等について|厚生労働省)
他にも、災害時を想定した「引き渡し訓練」も年1回以上の実施を指示しています。
参考:保育所等における安全計画の策定に関する留意事項等について|厚生労働省
保育者の皆さんは日々起こりうる震災・災害に備えて、十分な訓練を行っていると思いますが、それでもいざ想定外の災害が起きたとき、落ち着いて行動するのは難しいですよね。実際に震災・災害を経験した方の体験談を聞くことで、緊急時の対応について、より具体的なイメージを持って備えることができるかもしれません。
保育中の防災・災害対策については、こちらの記事でも解説しています。
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保育中の震災・災害体験談、園の防災対策を募集します
ほいくisでは、保育現場からのリアルな声を集めるため、メンバー向けアンケートを募集しています。テーマは「保育中の震災・災害発生時の対応」について。回答結果は、個人が特定できない形で集計し、ほいくisにてご紹介させていただきます。記事の公開は3月中を予定しています。保育中に震災・災害を体験した方、体験したことはないけれど園ではこのような対策をしている、といった事例をぜひ教えてください。みなさんのエピソードが全国の保育者の方の知識に繋がります。ご経験を聞かせていただき、次の世代が震災・災害に備えられるようお力を貸してください。
- 実施期間:1月30日(火)00:00~2月14日(水)23:59
- 質問項目:全9項目(所要時間/約5分)
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