七五三の由来

加えて昔は、以下のように年齢によって儀式があったそうです。
- 3歳・・・男女とも髪を伸ばし始める(髪置)
- 5歳・・・男の子は袴を着る(袴着)
- 7歳・・・女の子は帯をしめる着物に変える(帯解)
保育士さんが子どもたちに由来を説明するときは、
- 昔はみんなと同じくらいの子どもは、病気になることが多かった
- 3歳・5歳・7歳のときに、『みんなが元気に大きくなれますように』とお願いをした
- みんなも元気に大きくなっていることをお祝いしよう
七五三行事をするねらい
保育園での行事には、一つひとつねらいを持っておくと、より充実した機会になります。七五三は大きな行事ではないので難しいかもしれませんが、例えば以下のようなねらいが考えられます。<ねらいの例>
- 七五三を通して、昔の風習や文化に触れる
- 七五三をお祝いし、日本の伝統行事を学ぶ
- 自分やお友だちの成長を祝い、元気に過ごす
七五三に欠かせない!千歳飴袋の製作アイデア
七五三といえば、やっぱり千歳飴。保育園や幼稚園で、お祝いに千歳飴を配るところもありますよね。そこで、もらった千歳飴を入れるのにもぴったりの飴袋を製作してみましょう。
材料・用意するもの
- 画用紙
- のり
- カッター(保育士さんが使用しましょう)
- テープ
作り方
①画用紙を縦長の状態にして置きます。※横向きだと小さめの飴袋になります。サイズは好みで調整しましょう!
②端2センチ程にのりしろを作り、のりを塗ったら画用紙を半分に折って重ねます。



七五三がテーマのおすすめ絵本
絵本は、説明するのが難しい行事の由来を導入として子どもたちに伝えるのにぴったりです。今回は、七五三をテーマにした絵本を2冊ご紹介します。七五三だよ一・二・三
作・絵:長野ヒデ子出版社:佼成出版社
対象年齢:3歳~

3歳、5歳、7歳のきょうだいがそろって七五三です。普段は着慣れない着物を着て、みんなでお参りに出かけます。着物の着付けや小物、千歳飴の由来など、七五三を知るのにぴったりの絵本です。
この一冊で七五三のことがまるっと分かる、導入におすすめしたい一冊です。手書き風のイラストが可愛く、また着物の色使いがとてもキレイで見ているだけでワクワクしてしまいますね。
>>本の紹介はこちら
おおきくなったの
文:すとうあさえ絵:つがねちかこ
出版社:ほるぷ出版
対象年齢:2、3歳~

赤ちゃんの頃から友だちのねずみちゃん、うさぎくん、まあちゃん。たくさんミルクを飲んで、泣いて、抱っこされて…そうやってこんなにも大きくなりました。
日本の伝統をしっかりと伝えられる行事絵本。キレイな着物やドレスを着てお参りに行くまあちゃんたちの姿に、七五三が待ち遠しくなります。
>>本の紹介はこちら
楽しみながら伝えよう
昔から続く伝統行事は、子どもたちにも知ってもらいこの先も大切に伝承していってほしいですよね。製作や絵本の読み聞かせを通して、楽しみながら行事を知るきっかけを作ってみてくださいね。▼その他の関連記事