保育園・幼稚園の遠足とは

- 季節の遠足(春や秋など)
- 親子遠足
- 芋ほり遠足
- お別れ遠足
ねらい
- 行事を通して、保育者やお友だちとの親交を深める。
- 自然に触れ、季節の移り変わりを楽しむ。
- 公共の場へ行くことを通して公共マナーを学んだり、譲り合いや思いやりの心を育む。
- 共に園生活を過ごしたお友だちや保育者と思い出を作る。
遠足の事前準備
遠足に行く前には、事前準備が大切です。保育士さんがやっておきたいことを確認しておきましょう。行先を決める

参考までに、ほいくisのインスタグラム公式アカウントで実施した、遠足に関するアンケート調査の結果をご紹介しましょう。


また、行先の決定で重視する要素への質問には、774人から回答をいただきました。1位が「安全面」で33.1%、続いて「距離・行程」が32.8%、「体験内容」が30.1%、「予算」が4.0%となりました。予算を除いては、「安全面」「距離・行程」「体験内容」の3要素が拮抗する形となりました。どの要素も同じくらい重要という意識が読み取れて、興味深い結果となりました。
目的地の下調べ・下見をする
行先が決まったら、場所の下調べが大切。遠足担当の先生は、実際に足を運んで確認しましょう。- トイレの場所の確認
- おむつ替えや授乳場所の確認(親子遠足の場合は特に)
- お弁当を食べる場所の確認
- レクリエーションなどができるかどうかの確認
- ルート確認 など
保育士の役割分担
保育士さんたちの当日の役割分担は必ず行いましょう。・引率
当日のルートを把握し、安全な道を選んで引率する。全体を見ながら状況判断をする。
・スケジュール管理
タイムスケジュールに沿って動けるよう、時間の確認や声かけを行う。
・レクリエーション
当日レクリエーションを行う場合は、何をするのか計画し、リーダーとして仕切りをする。
・救急
ケガや体調不良が発生したときにすぐ対応できるよう、絆創膏や消毒液など必要な物を持参する。
・写真
当日の子どもたちの姿や、クラスの集合写真などを撮影する。
・点呼、人数確認
集合時の点呼や、活動中の子どもたちの人数確認をする。
遠足中の動きやスケジュールに合わせて、どの役割が必要なのか考えてみてくださいね。当日慌てることがないよう、念入りな確認をおすすめします。
遠足当日の持ち物リスト

- リュックサック
- カメラ
- 笛や旗
- 名簿
- 救急セット
- タオル・ウェットティッシュ
- 子どもの着替え
- 汚物処理セット・おむつ
- ビニール袋
- 時計・携帯電話
- レクリエーションで使うもの(必要に応じて)
保護者への連絡も忘れずに
詳細が決まったら、保護者に忘れずに連絡をしましょう。おたよりの配布のみでは、見落としてしまう保護者も。口頭でも伝えておくことをおすすめします。また、しおりを作るのもいいかもしれませんね。親子遠足の場合は、保護者の予定調整も必要になるため余裕をもってのお知らせがいいでしょう。
思い出に残る遠足を
行事のねらいを明確にし、しっかりと準備をして子どもたちの思い出に残るような遠足になるといいですね。調査期間:2021年7月20日(1日)
調査方法:「ほいくis」Instagram公式アカウントでアンケートを実施
調査対象:Instagramユーザー
有効回答数:Q 1. 遠足の行先はどうやって探していますか?/950件、Q2. 行先の決定で最も重視する点は何ですか?/774件
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