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「海の日」の由来と伝え方|おすすめの活動アイデア【7月】

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「海の日」の由来と伝え方|おすすめの活動アイデア【7月】
毎年7月の第3月曜日は「海の日」です。当日は祝日のため多くの保育園はお休みですが、夏の活動の一つとして海に親しみを持てる機会を作っていきたいですね。今回は、海の日の由来とおすすめの活動アイデアをご紹介します。

海の日とは

まずは「海の日」の解説と、子どもたちへの伝え方をご紹介します。

海の日の概要

船から見える海
毎年7月の第3月曜日が「海の日」です。この日は国民の祝日となりますが、ハッピーマンデー制度により、日にちは毎年異なります。2025年(令和7年)は、7月21日(月)が「海の日」です。

【今後の海の日の予定】 
  • 2026年:7月20日(月) 
  • 2027年:7月19日(月) 
  • 2028年:7月17日(月) 
  • 2029年:7月16日(月) 
  • 2030年:7月15日(月) 
海の日は、「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う日」として制定されました。日本は海に囲まれた島国です。海産物など、海からの恵みをたくさん受けて繁栄してきた歴史があります。これからも海と共に生きていく国として、海を大切にしていくことを考える日にしていきたいですね。

海の日には、全国各地で海に関するイベントが行われています。船など水上の乗り物が展示されたり、マリンスポーツのイベントが行われたり、海に親しみを感じられるような企画が開催されています。

出典:「国民の祝日」について/内閣府

海の日の由来

砂浜に立てられた木
海の日の始まりは、明治時代まで遡ります。1876年(明治9年)、明治天皇が「明治丸」という船で東北巡幸をし、7月20日に横浜港へ帰港しました。その後、時を経て1941年(昭和16年)には7月20日を「海の記念日」として制定。また1995年(平成7年)には「海の日」に名称を変え、翌年から国民の祝日として施行されました。

2001年(平成13年)には祝日法が改正され、月曜日の祝日と土日を繋げて3連休以上になるよう定められました(ハッピーマンデー制度)。2003年(平成15年)から、7月の第3月曜日が「海の日」となり、現在に至ります。

参考:​​知ってそうで知らない「国民の祝日」とその趣旨や経緯/政府広報オンライン >>詳細はこちら

子どもたちへの伝え方

7月のカレンダーと水泳ゴーグルと帽子
海の日は祝日のため多くの保育園はお休みですが、その前後には海の日と関連付けて、海を大切に思う心を育む機会を設けてみてはいかがでしょうか。その際にするお話(素話)での伝え方の一例をご紹介します。
 
【子どもたちへの伝え方の例】
  • 次の月曜日はお休みなんだけど、「海の日」って言うんだよ
  • みんなが住んでる日本は、海に囲まれているんだよ
  • ママやパパ、おじいちゃんやおばあちゃん、そのまたおじいちゃんとおばあちゃんも、みんなお魚とかワカメとか食べて大人になったんだよ
  • みんなが食べている物の中で、海から採れてるものって何があると思う?
  • 海が近くにあるから、いつもおいしいお魚が食べられるんだよ
  • 海が汚れてお魚がいなくなっちゃったら、どうなっちゃうんだろう


海の日におすすめのゲーム【活動アイデア】

ここからは、海の日に関連した活動アイデアをご紹介していきましょう。まずはゲームから。

海の日クイズ

マルバツクイズのプレートを持つ子ども
子どもたちは「クイズ」が大好きです。活動の導入や隙間時間にできるクイズをご紹介します。

【問題①】海の水はどんな味?

  1. あまい
  2. にがい
  3. しょっぱい
答え:3の「しょっぱい」が正解
合わせて伝えること

海水には、食塩の主成分と同じ塩化ナトリウムが含まれています。子どもたちへの説明では、「海には、みんなのお家にある塩と同じものがたくさん溶けているんだよ」と伝えてみましょう。

【問題②】海と陸ではどっちの方が大きい?

  1. 海の方が大きい
  2. 陸の方が大きい
  3. 同じくらい
答え:1の「海の方が大きい」が正解(地図や地球儀があれば見せる)
合わせて伝えること

地球上の海と陸の比率はだいたい7:3となっています。子どもたちへの説明では、「海は、陸の2つ分より広いんだよ」と伝えてみましょう。

【問題③】海に波ができるのはなぜ?

  1. お魚さんが泳いでいるから
  2. 風が吹いているから
答え:2の「風が吹いてるから」が正解
合わせて伝えること

海に波が立つ主な原因は風です。海上に吹いている風が水面に波を起こし、それらは遠くまで伝わる性質があるので、海のあらゆるところに伝わってきます。子どもたちへの説明では、「海のどこかで吹いた風が波を作るんだ。できた波はずっと遠くまで伝わるから、風が吹いていない日でも波は消えないんだよ」と伝えてみましょう。

【問題④】海に棲んでいる生き物を言ってみよう!

答え:お魚・タコ・クラゲ・カニ・イルカ・クジラ・アザラシなど

【問題⑤】みんなが住んでいる〇〇県には海はあるかな?

答え:ある/ない(地図があれば見せる)

海の日クイズでおすすめダウンロード素材

海の生き物のイラスト(壁面・遊び用)
イラストがあると、子どもたちのイメージも膨らみますよ。こちらは、ほいくisメンバーに登録(無料)いただくと、無料でダウンロードすることができます。

キットをダウンロード

海の日シルエットクイズ

海の生物のシルエット
海の生き物をイメージする「シルエットクイズ」もおすすめです。

ダンボールや画用紙で作った魚やカニ、タコなどをシルエットで見せ、子どもたちにクイズを出します。「何のシルエットだろう…」と考えたり、「わかった!」と喜んだり、子どもたちのさまざまな表情を引き出すことができますよ。 

シルエットクイズの詳細は、以下の記事をご覧ください。

海の日ジェスチャーゲーム

海の生き物のイラスト
「ジェスチャーゲーム」も子どもたちには大人気です。保育士やお友だちが身振り手振りで伝えようとする姿がおもしろくて盛り上がります。

【お題とジェスチャーの例】
  • タコ:手足をくねくねして、口をとがらせる
  • イカ:手足をくねくねして、頭の上で三角を作る
  • カニ:両手をチョキにして横歩き
  • クジラ:頭のてっぺんから潮を吹く
  • サメ:背びれと鋭い歯を手で表現
  • ワカメ:身体全体をゆらゆら揺らす
ジャスチャーゲームの詳細は、以下の記事をご覧ください。
パーソナライズ_9万件訴求

海の日の製作【活動アイデア】

水鉄砲を持っている子ども
続いては、海の日の製作アイデアをご紹介します。

水に浮かべて遊べる手作りヨット


身近な材料で作れる、手作りヨットの製作アイデアです。水に浮かべて遊べるため、夏の水遊びやプール遊びにもおすすめ。息を吹きかけてレースを楽しんだり、トレーに好きなおもちゃを乗せたり、色々な遊び方を楽しめます。

おさかなすくい【水遊び工作】


廃材を使って遊べる、おさかなすくいの手作りおもちゃです。牛乳パックと食品トレーで、金魚すくいで使うポイと水に浮かぶお魚のパーツを作りました。すくう部分にはティッシュペーパーを使って、破れないように何匹すくえるか、ワクワクしながら楽しめます。

海の水族館


海の生き物たちをたくさん詰め込んだ、水族館が作れる製作アイデアです。海に暮らす生物を知ることで、きれいな海を守ることの大切さを伝えてみましょう。

クリアファイルで作る丸うちわ


透明なクリアファイルが涼しげな印象を与えてくれる製作です。作ったうちわを片手に夏祭りを回るのも楽しいですね。

海の生物の製作アイデア

海の日の折り紙アイデア



おすすめダウンロード素材【活動アイデア】

大人気の「ほいくisダウンロード」コーナーから、海の日の活動におすすめのダウンロード素材をご紹介します。

海の日のぬり絵

ぬり絵・海の中編
プリントするだけで使える、ぬり絵の台紙です。今回は、夏シーズンの室内活動にぴったりの「海の中編」。クジラやイルカ、おさかな、タコなど海の生き物から、サンゴ、海藻、ヨット、島などまで、海に関連する風景をモチーフにしています。

キットをダウンロード

シール貼り遊び

シール台紙_水族館
2cmのシールを貼って遊べるシール台紙です。クジラやイルカ、クラゲ、カメ、カニ、イカ、タコ、チンアナゴなど海の生き物たちがいっぱい描かれています。1~30の数字に沿ってシールを貼ることができるので、クラスのお当番など、目標をクリアしたらシールを貼るという使い方もおすすめです。

キットをダウンロード



おすすめ手遊び歌【活動アイデア】

最後は、海の日にぴったりの手遊び歌をご紹介します。活動の導入におすすめですよ。

さかながはねて

さかながはねてのタイトルとまゆか先生&ぶん先生※画像をタップすると動画の再生ページに遷移します
中川ひろたかさん作詞・作曲の楽しい曲に合わせて、ゲーム感覚で子どもたちと楽しめる手遊び歌です。

エビカニクス


人気ユニット「ケロポンズ」が歌う、園でもお馴染みの曲ですよね。子どもたちと一緒に、エビとカニになりきって楽しくエクササイズしましょう。

ケロポンズさんのインタビューはこちら

その他、おすすめの手遊び歌はこちらの記事でチェック!

海に親しみが持てる活動を

今までも、そしてこれからも私たち日本人は海の恩恵を受けながら生活していきます。海の恵みに感謝し、大切に守っていきたいですね。保育園で過ごす子どもたちの中には、海を身近に感じる機会が少ない子もいるかもしれません。子どもたちが海に親しみを持てるよう、工夫して保育を行っていきましょう。

夏の活動を考えている方は、参考にしてみてくださいね。

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佐野 きこ(さの きこ)

この記事を書いた人

佐野 きこ(さの きこ)

現役保育士。
現在は子どもだけでなく、保育士や保護者など、子どもに関わる人をサポートする仕事がメイン。子どもも保護者も保育士も、みんなが笑顔になれる保育を目指している。
座右の銘は「保育士は、保育のプロである」
保育の専門家として、わかりやすく保育を語れるよう奮闘中。
家庭では、2人の息子のお母さん。

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