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保育士におすすめの映画『いただきます ここは、発酵の楽園』試写会レポート

映画監督のオオタヴィンさんと女優の小雪さん
自然そのままの環境での植物栽培に取り組む保育園や、オーガニックに取り組む農家を追ったドキュメンタリー映画『いただきます ここは、発酵の楽園』完成披露試写会が、2019年12月4日に渋谷ユーロライブで開催されました。園児たちの生き生きとした姿を捉えた映像は、保育園のドキュメンタリーとしても見ごたえがあります。今回は、映画でナレーションを務めた女優・小雪さんと、制作を手がけたオオタヴィン監督、そして出演者の皆さんによるトークショーも行われたイベントをレポートします。
>>オオタヴィン監督インタビュー

『いただきます ここは、発酵の楽園』とは?

『いただきます ここは、発酵の楽園』は、田植えや稲刈り、炊飯までを園児が行う山梨県の「みいづ保育園」、「菌ちゃん先生」と呼ばれ子どもたちから愛される野菜農家の吉田俊道さんを始め、自然溢れる環境の中で育つ子どもたちや、本来自然が持っている力を活かしたオーガニック農法に取り組む人々を追ったドキュメンタリー。自然の力を信じ、自然を愛する人たちのメッセージをいっぱいに詰め込んだ作品になっています。

映画のテーマは、「植物、微生物、ありがとう」

私たちが日々口にする野菜や果物には、農薬や化学肥料が使用されることが多いですよね。しかし、それらを使用せず、“自然そのまま”を大切にするのがオーガニックの考え方。

オーガニックで育てられた植物には、たくさんの微生物が存在しています。そしてそれらの微生物が、土や植物を守ってくれていることが最新のDNA解析で分かっているとのこと。
映画の中では、農家の方々と子どもたちが共にオーガニック植物を育て、自然の恵みと愛情がこもった作物を自分たちで食べる姿が描かれています。子どもたちの素直な表情や言葉から、そのおいしさが伝わってきました。

食育の実践例としても楽しめる様子が詰まったこの映画。2020年1月24日(金)より、アップリンク吉祥寺ほか、全国順次ロードショーです! ドキュメンタリー映画ならではの温かさを、ぜひ楽しんでくださいね。


オオタヴィン監督と小雪さんのトークの中身は?

上映後は、監督であり撮影も手掛けたオオタヴィンさん、ナレーションを務めた女優の小雪さんによるトークイベントが行われました。

トークの冒頭で「脳科学者の方によると脳と腸はほぼつながっていて、“腸は第二の脳”と言われているそうです。脳から分泌される幸福物質のようなものも、実は腸から出ているのでは? という考えもあります」とオオタヴィン監督。

前作『いただきます みそをつくるこどもたち』に続いて、食と子どもたちの成長をテーマにした理由がこのあたりにありそうです。

自身が5歳の頃から玄米食で育ったという、女優の小雪さんからは、「(オーガニックの食事にして)3か月くらいすると体調の変化も感じると思います」とのお話しも。家庭での食事でもオーガニックを意識して取り入れているそうです。

また、3児の母でもある現在、子育ての中では“菌”を意識しているとのこと。

「いま4歳の子どもが指しゃぶりをするのですが、どんどんしゃぶらせています(笑)。私も以前脳科学者の先生にお聞きしたのですが、子どもがいろいろなところをしゃぶるのは、自分の中の菌が足りないからやっているそうですよ」(小雪さん)

作品中では微生物による発酵を活かした農法が描かれていますが、意外な“菌活”エピソードに会場から驚きの声があがっていました。

和やかな雰囲気でお二人のトークイベントは終了。続いて出演者であり、発酵の専門家ということから「菌ちゃん先生」と慕われるオーガニック農家の吉田俊道さん、みいず保育園の園長である日原瑞枝さんが登壇し、監督と3名でのトークが繰り広げられました。
その中で印象に残ったのが、監督の「僕はただ撮っていただけなんですが、本当にその自然な状況の中で普段子どもたちが思っていることがポロっと出たときに、“映画の神様が降りてきた”と思う。子どもの純粋な感性ってすごい」というお話し。これこそが、ドキュメンタリー映画の魅力という想いが伝わってきました。

この後のトークイベント第2部では、作品の市民プロデューサーとして映画監督の安藤桃子さん、有機農産物の宅配事業「らでぃっしゅぼーや」を興した徳江倫明さんが登壇。作品と同じく、終始賑やかで温かい雰囲気のイベントとなりました。

自然の美しさが分かるハートフル映画

『いただきます ここは、発酵の楽園』は、見終わるころには心がほっとするようなハートフルな作品。園で食育を取り入れる第1歩としても参考になりそうな映像を、ぜひご覧ください。

 
「発酵の魔法で、土と食物と私たちも幸せになっていく」

美しい里山で、苗を植え稲刈りを園児たちが行うみいづ保育園、
微生物を活かした農法で園児たちが野菜を作り給食で食べるマミー保育園など、
子どもたちは、泥んこまみれのキラキラの笑顔。
美味しい野菜を食べた子どもたちの清々しい表情、
その秘密は微生物たちの「発酵の楽園」にありました。
DNA解析に基づいた最新の“腸活”をアニメーション化、
発酵の常識が180度変わる驚きの連続です。
自然と人が調和した”楽園”を、きっと身近に感じられるはずです。


「畑も田んぼも発酵していた!」

「菌ちゃん先生」吉田俊道さん。有機農業の里・山形県高畠町の菊地良一さん。
「奇跡のりんご」木村秋則さん。
発酵の世界を知り尽くしたオーガニックファーマーが、
心を込めて作りあげた植物たちの桃源郷で、
目に見えない微生物たちの声に耳をすましてみませんか。


「エンターテイメント・ドキュメンタリー誕生」

全国600箇所で上映された「いただきます みそをつくるこどもたち」の監督、
オオタヴィンの新作がついに公開! 
子育て真っ最中の小雪さんがナレーターを務めます。
挿入歌のハイロウズ、坂本美雨、多彩なヒーリングミュージックも満載。
ほっこりハートフルな映像で、
心も体もオーガニックに生まれ変わるエンターテイメント・ドキュメンタリーの誕生です。

◎特報 https://www.youtube.com/watch?v=weWDZvtYWgw
◎ホームページ https://Itadakimasu2.jp

プロデューサー・監督・撮影・編集 オオタヴィン ナレーション:小雪
エンディングテーマ:坂本美雨withCANTUS   劇中挿入歌:ハイロウズ 
出演:吉田俊道 木村秋則 菊地良一 日原瑞枝(みいづ保育園)小倉ヒラク(発酵デザイナー)山本太郎(長崎大学)杉山修一(弘前大学)他。
サウンドディレクター:相澤洋正 アニメーション:小笠原大 キャスティング:木暮こずえ編集:浦部直弘 整音:岩間翼 市民プロデューサー:安藤桃子 徳江倫明 
宣伝配給:いでは堂 宣伝協力:MAP(2020年/日本/81分/カラー/DCP/Blu-ray/16:9)
制作:イーハトーヴスタジオ http://www.i-hatovo.com


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まゆか

この記事を書いた人

まゆか

「ほいくis/ほいくいず」専任ライター。
大学時代は福祉学科で児童福祉を専門に学ぶ。
学生時代から保育園でアルバイトをしつつ保育士試験の勉強を進め、独学で国家試験に合格。認可保育園での勤務経験を経て、知識を活かしてライターへ転身。絵本屋さん巡りが趣味。
【資格】
保育士/児童指導員/社会福祉主事
【Instagram】
https://instagram.com/hoikuis_mayuka?igshid=b342tonuonzi

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