『いただきます ここは、発酵の楽園』とは?

映画のテーマは、「植物、微生物、ありがとう」。
私たちが日々口にする野菜や果物には、農薬や化学肥料が使用されることが多いですよね。しかし、それらを使用せず、“自然そのまま”を大切にするのがオーガニックの考え方。
オーガニックで育てられた植物には、たくさんの微生物が存在しています。そしてそれらの微生物が、土や植物を守ってくれていることが最新のDNA解析で分かっているとのこと。

食育の実践例としても楽しめる様子が詰まったこの映画。2020年1月24日(金)より、アップリンク吉祥寺ほか、全国順次ロードショーです! ドキュメンタリー映画ならではの温かさを、ぜひ楽しんでくださいね。
オオタヴィン監督と小雪さんのトークの中身は?

トークの冒頭で「脳科学者の方によると脳と腸はほぼつながっていて、“腸は第二の脳”と言われているそうです。脳から分泌される幸福物質のようなものも、実は腸から出ているのでは? という考えもあります」とオオタヴィン監督。
前作『いただきます みそをつくるこどもたち』に続いて、食と子どもたちの成長をテーマにした理由がこのあたりにありそうです。
自身が5歳の頃から玄米食で育ったという、女優の小雪さんからは、「(オーガニックの食事にして)3か月くらいすると体調の変化も感じると思います」とのお話しも。家庭での食事でもオーガニックを意識して取り入れているそうです。
また、3児の母でもある現在、子育ての中では“菌”を意識しているとのこと。
「いま4歳の子どもが指しゃぶりをするのですが、どんどんしゃぶらせています(笑)。私も以前脳科学者の先生にお聞きしたのですが、子どもがいろいろなところをしゃぶるのは、自分の中の菌が足りないからやっているそうですよ」(小雪さん)
作品中では微生物による発酵を活かした農法が描かれていますが、意外な“菌活”エピソードに会場から驚きの声があがっていました。
和やかな雰囲気でお二人のトークイベントは終了。続いて出演者であり、発酵の専門家ということから「菌ちゃん先生」と慕われるオーガニック農家の吉田俊道さん、みいず保育園の園長である日原瑞枝さんが登壇し、監督と3名でのトークが繰り広げられました。

この後のトークイベント第2部では、作品の市民プロデューサーとして映画監督の安藤桃子さん、有機農産物の宅配事業「らでぃっしゅぼーや」を興した徳江倫明さんが登壇。作品と同じく、終始賑やかで温かい雰囲気のイベントとなりました。

自然の美しさが分かるハートフル映画
『いただきます ここは、発酵の楽園』は、見終わるころには心がほっとするようなハートフルな作品。園で食育を取り入れる第1歩としても参考になりそうな映像を、ぜひご覧ください。
美しい里山で、苗を植え稲刈りを園児たちが行うみいづ保育園、
微生物を活かした農法で園児たちが野菜を作り給食で食べるマミー保育園など、
子どもたちは、泥んこまみれのキラキラの笑顔。
美味しい野菜を食べた子どもたちの清々しい表情、
その秘密は微生物たちの「発酵の楽園」にありました。
DNA解析に基づいた最新の“腸活”をアニメーション化、
発酵の常識が180度変わる驚きの連続です。
自然と人が調和した”楽園”を、きっと身近に感じられるはずです。
「畑も田んぼも発酵していた!」
「菌ちゃん先生」吉田俊道さん。有機農業の里・山形県高畠町の菊地良一さん。
「奇跡のりんご」木村秋則さん。
発酵の世界を知り尽くしたオーガニックファーマーが、
心を込めて作りあげた植物たちの桃源郷で、
目に見えない微生物たちの声に耳をすましてみませんか。
「エンターテイメント・ドキュメンタリー誕生」
全国600箇所で上映された「いただきます みそをつくるこどもたち」の監督、
オオタヴィンの新作がついに公開!
子育て真っ最中の小雪さんがナレーターを務めます。
挿入歌のハイロウズ、坂本美雨、多彩なヒーリングミュージックも満載。
ほっこりハートフルな映像で、
心も体もオーガニックに生まれ変わるエンターテイメント・ドキュメンタリーの誕生です。
◎特報 https://www.youtube.com/watch?v=weWDZvtYWgw
◎ホームページ https://Itadakimasu2.jp
プロデューサー・監督・撮影・編集 オオタヴィン ナレーション:小雪
エンディングテーマ:坂本美雨withCANTUS 劇中挿入歌:ハイロウズ
出演:吉田俊道 木村秋則 菊地良一 日原瑞枝(みいづ保育園)小倉ヒラク(発酵デザイナー)山本太郎(長崎大学)杉山修一(弘前大学)他。
サウンドディレクター:相澤洋正 アニメーション:小笠原大 キャスティング:木暮こずえ編集:浦部直弘 整音:岩間翼 市民プロデューサー:安藤桃子 徳江倫明
宣伝配給:いでは堂 宣伝協力:MAP(2020年/日本/81分/カラー/DCP/Blu-ray/16:9)
制作:イーハトーヴスタジオ http://www.i-hatovo.com
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