現役保育者が選ぶ「卒園に向けて読みたい絵本」ランキング
仲の良いお友だちや先生とのお別れとなる卒園、そして新しい環境にドキドキの入学。春は子どもたちにとって大きな環境の変化の時期。保育園や幼稚園、こども園では「卒園」や「小学校」がテーマの絵本の読み聞かせを行って、心の準備をすることも多いですよね。そんなとき、どの絵本を読むか迷う方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこでほいくisでは、公式Instagramアカウントのフォロワーのみなさんに「卒園に向けて読みたい絵本」をアンケートで伺いました。
1位 | おおきくなるっていうことは/作:中川ひろたか 絵:村上康成(18票) |
2位 | みんなともだち/作:中川ひろたか 絵:村上康成(3票) |
3位 | しょうがっこうがだいすき/作:うい 絵:えがしらみちこ(2票) |
その他、回答として挙がった絵本はこちら!
- カラーモンスター がっこうへいく
- おおきくなったら きみはなんになる?
- いちねんせいのいちにち
- さよならぼくたちのほいくえん
- かぶとむしランドセル
- おめでとうかいぎ
- ねこのピート はじめてのがっこう
- はじめのいっぽ
- ラチとライオン
調査期間:2022年1月11日(1日)
調査方法:ほいくis公式Instagramアカウントのアンケート機能を利用
調査対象:Instagramユーザー
有効回答数:「Q、卒園に向けて読みたい!おすすめ絵本は?」36件(フリーテキスト)
①さよならぼくたちの ようちえん ほいくえん
[さよならぼくたちの ようちえんほいくえん]文:新沢としひこ
絵:みやにしたつや
出版社:金の星社
今や卒園ソングの定番として知られる、新沢としひこさんの『さよならぼくたちの ようちえん ほいくえん』が、人気絵本作家・みやにし たつやさんとのコラボで絵本になりました。個性豊かなこぶたくんたちがたくさん登場する、楽しい絵本です。
どんなこぶたくんがいるのか、表情を見たり、似ているこぶたくんを探したり、いろいろな楽しみ方ができそうです。思い出を振り返りながら絵本としても楽しめる、イチオシの新刊(2022年10月)です!
②おおきくなるっていうことは
[おおきくなるっていうことは (ピーマン村の絵本たち) (日本語) 単行本]作:中川ひろたか
絵:村上康成
出版社:童心社
対象年齢:3歳~
「ピーマン村シリーズ」で大人気の中川ひろたかさんが描く、卒園にぴったりのロングセラー絵本です。「大きくなるってどういうこと?」その答えを、中川さんらしいあたたかい言葉で伝えていきます。
子どもたちだけでなく、大人の心にも響くようなシンプルな語り。読み聞かせが終わった後には、子どもたちに「大きくなるってどういうこと?」と問いかけてみんなでさまざまな答えを出してみるのもおもしろいですね。
③おおきくなったらきみはなんになる?
[おおきくなったら きみはなんになる? (講談社の創作絵本) (日本語) 単行本]文:藤本ともひこ
絵:村上康成
出版社:講談社
保育園アドバイザー歴17年の藤本ともひこさんが、村上康成さんの絵とコラボして素敵な一冊を作り上げました。
おおきくなったらきみはなんになる? お医者さん、サッカー選手、先生…。やりたいことに向かって一生懸命頑張ろう、という気持ちにしてくれる卒園シーズンにおすすめの絵本です。
④みんなともだち
[みんなともだち (ピーマン村の絵本たち) (日本語) 単行本]作:中川ひろたか
絵:村上康成
出版社:童心社
対象年齢:3歳~
卒園ソングの定番「みんなともだち」の絵本です。近年は0~2歳児までの小規模園も増えたので、2歳児クラスで「卒園」を一度迎える子どもたちも多いですよね。その年齢でも分かりやすいのが、歌絵本の魅力です。
みんなで一緒に過ごした保育園生活の思い出を振り返るような歌詞には、大人も思わず感動してグッと来てしまいます。
⑤しょうがっこうへいこう
[しょうがっこうへ いこう (講談社の創作絵本) (日本語) 単行本]作:斉藤 洋
絵:田中 六大
出版社:講談社
小学校の1日の生活を、分かりやすいイラストで紹介してくれる新1年生向け絵本です。小学校に不安を感じている子に「学校は楽しいところなんだ!」と感じてもらえるような、ワクワクする物語になっています。
ストーリーにはクイズが入っているので、みんなで楽しみながら読んでみてくださいね。
⑥ちゅんたろうのしょうがっこうたんけん
[ちゅんたろうのしょうがっこうたんけん (コドモエのえほん) (日本語) 単行本]著:田島かおり
出版社:白泉社
主人公のすずめのちゅんたろうがやってきたのは、楽しそうな小学校。校庭ではドッジボール、教室ではお勉強、おいしそうな給食…。小学校が楽しみになるような絵本です。
やさしいイラストが親しみやすく、小学校の様子をより楽し気に見せてくれます。ページにはちゅんたろうが隠れているので、探しながら楽しんでみてくださいね。
⑦6さいのきみへ
[6さいのきみへ]作:佐々木 正美
絵:佐竹 美保
出版社:小学館
6さいになるまで、いろいろなことがありました。泣いてばかりだったり、好き嫌いがひどかったり、ボタンがはめられなかったり…そんな「きみ」も、素敵な6さいになりました。
「きみは宝物」と伝える、卒園時期にぴったりの絵本です。子どもたちの成長をあたたかい気持ちで感じられます。保護者の方にもおすすめしたいおすすめの一冊です。
⑧みんながおしえてくれました
[みんながおしえてくれました]作・絵:五味太郎
出版社:絵本館
誰から何を習えばいいのかをよく知っている子どもは、教えてもらうのがとても上手。かっこいい走り方はうまに、土の中のひみつはありに。子どもたちの好奇心や観察力を改めて感じられる絵本です。
直接卒園をテーマにしているわけではありませんが、子どもたちがどのように育っていくのかを感じられます。人気の絵本作家・五味太郎さんのイラストと文章で描かれるベストセラーです。
子どもたちにワクワクを
卒園と聞くと少し寂しい気持ちもありますが、子どもたちが成長していくための新たなステップです。小学校に向けてワクワクできたり、前向きな気持ちになれるような絵本を選んでみてくださいね。【関連記事】