皆さんの保育園や幼稚園には、海外作家さんの絵本はありますか？ 海外絵本には、国内の絵本とはまた違った雰囲気のユニークなものから奥の深いものまで素敵なお話がたくさんあります。今回は、絵本大好き筆者が選んだおすすめの5冊をご紹介します。
おすわりくまちゃん
文：シャーリー・パレントー絵：デイヴィッド・ウォーカー
訳：福本友美子
出版社：岩崎書店
対象年齢：2歳頃～
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ちいさないすが4つ並んでいます。順番に座っていく、くまちゃんたち。でも、最後に来たちゃいくまちゃんのいすがありません。くまちゃんたちはどうするのでしょう？
「くまちゃん」シリーズから、大人気の一冊をご紹介です。かわいくやわらかいタッチのイラスト、一度は目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
ひとりだけいすがない…仲間外れ？ いえいえ、くまちゃんたちは試行錯誤してみんな仲良しでいすに座ります！ 心が温まるお話に、子どもたちのやさしい気持ちを育んでくれる絵本です。
ゾウのともだちフンパーディンク
作：ショーン・テイラー絵：クレア・アレクザンダー
翻訳：青山南
出版社：マイクロマガジン社
対象年齢：3歳頃～
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ある日保育園にやってきたのはおおきなゾウのフンパーディンク。みんなと遊びたくて服を着てみたり滑り台をしてみたり。でも、おおきなフンパーディンクではうまくいきません。そこで女の子がかけた一言は…。
絵本に出てくる子どもたちは、みんな肌の色も髪の色も背の高さも違います。そして人間のみんなとは違うゾウのフンパーディンクとも、同じ楽しみを共有します。
それぞれの違いを受け入れること、いつもとは少し違う視点で動いてみることを教えてくれる、かわいいだけではない奥の深い一冊です。
スイミー ちいさなかしこいさかなのはなし
作：レオ・レオニ訳：谷川俊太郎
出版社：好学社
対象年齢：5歳～
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赤い魚の兄弟のなか、1匹だけ黒いスイミー。大きなマグロがやってきて、兄弟たちはみんな飲み込まれてしまいます。暗い海の中をひとりで泳ぐスイミーですが、たくさんの素敵なものを目にします。そして出会ったスイミーにそっくりの赤い魚。食べられることを恐れて岩陰から出てこない魚たちにスイミーが言ったのは…。
レオ・レオニ作の大ロングセラー絵本です。「ぼくが、めに なろう」という代表的なセリフ、そしてみんなで協力して立ち向かうスイミーの姿には、大人も感動してしまいますよね。
少し長いお話ですが、言葉の表現も豊かでリズミカルなので読みすすめやすいですよ。大きくなっても楽しめるところもおすすめです。
えがないえほん
著：B・J・ノヴァク訳：大友剛
出版社：早川書房
対象年齢：4歳～
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この絵本には絵がありません。そしてこれは、「子どもが絶対に笑う本」です。その中身は…？
なんと、133週連続NYタイムズ・ベストセラー入りした大注目の絵本です。「絵がないのになんで子どもが笑うの？」と思ったあなた、ぜひ読んでみてください。
読み聞かせをするときには、とにかく楽しんでください。大きな声で、小さな声で、声を変えて、さまざまな読み方でぜひ、子どもたちと笑いが絶えない読み聞かせタイムを過ごしてくださいね。
ほら、ここにいるよ このちきゅうでくらすためのメモ
作：オリヴァー・ジェファーズ訳：ツペラ ツペラ（tupera tupera）
出版社：ほるぷ出版
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「やあ！このほしへようこそ！」宇宙にぽっかり浮かぶのは、ぼくらが住んでいる“ちきゅう”。ちきゅうには、いろんなものがある。そしていろんな人がいる。この世界って素晴らしい！
自分たちが生きている地球を広い視点で見ているこの絵本は、大人にもおすすめです。地球の説明や世界の人のこと、言葉のことなど、さまざまなことを教えてくれます。
この先たくさんのことに出会っていく子どもたちに、ぜひ読んでほしい一冊です。
さまざまな絵本に触れ合おう
海外の絵本は、日本のものとは雰囲気やおもしろさの色が少し異なります。メッセージ性の強いものも多く、これからの未来を担う子どもたちにぜひ読んでほしいものばかり。ぜひ、海外絵本にも触れてみてくださいね。【関連記事】
