おむつ替えの基本
おむつ替えは「毎日のことなのでばっちり!」という先生もいれば、「少し苦手」という先生もいるかと思います。まずは、基本を確認しましょう。テープタイプの紙おむつ
紙おむつのうち、両サイドをテープでとめるタイプのおむつ替えの方法です。ウエストのサイズを細かく調整でき、寝た状態で替えるため、乳児期によく使われるタイプです。- 新しいおむつを広げて敷く
- その上に子どもを寝かせる
- テープを剥がし、古いおむつを引き抜く(※うんちをしている際は、テープを剥がしおむつを開き、おしり拭きでおしりを拭きます。使用済みおしり拭きは、古いおむつの中に入れて一緒に丸めて捨てることができます)
- 新しいおむつのテープをとめる
新しいおむつを敷くことで、おむつ替え中におしっこやうんちをしても下が汚れる心配がありません。
パンツタイプの紙おむつ

紙おむつのうち、履くタイプのおむつ替えの方法です。ある程度立てるようになってから使用することが多いと思うので、今回は立った状態での替え方をご紹介します。
- 子どもに手すりや保育士の肩などを持たせて、しっかり立たせる
- 古いおむつを脱がせ、新しいおむつを片足ずつ通して上まで引き上げる
また、こんなやり方もあります。
- 子どもに手すりや保育士の肩などを持たせて、しっかり立たせる
- 新しいおむつを膝下あたりまで履かせる
- 履いているおむつのサイドを破いて引き抜く
- 新しいおむつを上まで引き上げる
ふたつめのやり方は、おしっこ漏れ防止として取り入れている園もあるようです。
また、パンツタイプでうんちをしているときは、寝かせておむつのサイドを破き、おしりを拭くといいですよ。
布おむつの場合

中には、布おむつを使用している子もいます。あまり多くはないため、実際に布おむつ交換となると戸惑ってしまうこともあると思います。ちょっと難しいので、知っておくといざという時に役立ちそうです。
- おむつ(布)を縦半分に折り、さらに横半分に折る
- おむつカバーにおむつを載せる
- おむつをお腹側へ返して、おむつカバーのサイドのテープをとめる
- 脚の付け根部分のおむつがカバーからはみ出さないようにおさめる
おむつがカバーからはみ出ていると、服に染みてしまうことがあるのでしっかり確認しましょう。
おむつ替えの注意点

慣れないうちは「はやく替えなきゃ」と焦ってしまうこともあるかもしれません。しかし、おむつ替えの際はいくつか注意しておきたい点があるので、気を付けながら落ち着いて対応しましょう。
脚を引っ張らない
寝ている状態でうんちを拭く際、脚を持ち上げなくてはなりません。このとき、上に脚を引っ張ると脱臼などの恐れがあるため、優しく持ち上げるようにしましょう。膝の裏に手を入れて持ち上げるといいですよ。
テープを締めすぎない
テープタイプの紙おむつを使用する際、あまり強くテープをとめると苦しくなってしまいます。かといって緩いと漏れの原因になるので、ぴったりと体にフィットさせましょう。寝ている状態と立った状態ではお腹の当たり具合が異なるので、確認しながら進めましょう。
拭き残しに注意
うんちを拭きとる場合は、拭き残しがないように丁寧に行いましょう。おしりの裏側や脚の付け根などは汚れが残りやすいので、しっかり確認が必要です。また、女の子の場合は、後ろから前に吹くと汚れが尿道に入ってしまうことがあり、衛生上問題があります。必ず前から後ろに向けて拭くように習慣づけましょう。
おむつ替えは「慣れる」こと
おむつ替えは、経験を積んで慣れることが一番です。子どもの体に負担が少なく、先生たちがやりやすい方法を見つけてみてくださいね。
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