ログイン

新入園児の「慣らし保育」とは?保育士がチェックしておきたいポイント

子どもと遊ぶ保育士
もうすぐ年度の切り替え時期がやってきます。卒園式の準備と共に、新年度の準備に追われている保育士さんたちも多いのではないでしょうか。新年度になると、新入園児の受け入れ体制も整えなくてはいけませんよね。そこでやってくるのが「慣らし保育」。今回は、慣らし保育の概要や気を付けておきたいことなどをご紹介します。

慣らし保育とは

慣らし保育とは、新入園児が保育園の生活に慣れるために行う短時間保育の期間です。園や子どもによって異なりますが、1週間~1か月程度の間に行われます。

例えば、最初の2日間は1時間、3日目はお昼まで、4日目以降は16時まで、と徐々に時間を伸ばしていき、生活リズムを掴んでいきます。子どもの状況によって慣らし保育の期間が伸びたり、逆に縮むこともあります。

慣らし保育の内容は?

慣らし保育の期間は、どのように保育を行うのでしょうか。その内容を見てみましょう。

遊び

最初の数日は、1時間~2時間程度で終わりになることが多いです。その間は、保育士と一緒に遊んで過ごします。子どもの様子や好きな遊び、特徴などを知る機会になるので、一人ひとりの姿をよく見ておきましょう。


給食

お昼までに時間が延びると、給食を食べて帰宅する日も。子どもの食の進み具合や好みなどを見る機会にもなります。また、アレルギー児がいる場合は、その場で慌てないように事前に保育士間でしっかりと情報を共有をして、正しい対応ができるようにしておきましょう。

また、なかなか給食を食べずに泣いてしまう、という子もいますが、無理強いせず少しずつ進めていきましょう。まずはみんなで一緒にご飯を食べる楽しさや、保育士とコミュニケーションを取りながら食べる楽しさなどを感じてもらえると良いですね。

午睡

さらに時間が延びると、午睡まで園で過ごすようになります。実はこの時間がとても重要。遊びの時間などは楽しく過ごしていた子も、午睡の時間になると疲れや寂しさからなかなか寝付けないことが多くあります。午睡にあたる2~3時間ずっと泣きっぱなしということも。

何人も慣らし保育の子どもがいると、対応に追われてしまうこともあるかもしれません。しかし、一人ひとりの気持ちを受け止め、安心できるような居場所づくりを心がけてみてくださいね。

慣らし保育中のポイント

慣らし保育中には、保育士が気を付けたいポイントがいくつかあります。

保護者と協力する

慣らし保育期間は、保護者の協力が何より必要です。仕事で忙しい保護者もいるかと思いますが、慣らし期間中は早退やお休みをしていただくことになります。育休からの復帰などで不安を抱えている方も多いので、声をかけながら協力体制を作っていってくださいね。

子どもに無理をさせない

中には、なかなか園生活に慣れず、設定している慣らし保育のスケジュール通りに進まない子もいます。しかし、無理に合わせるのはNG。その子のペースを大切に、無理のないスケジュールで進めていきましょう。また、保護者にその現状を伝えることも大切です。

子どもに寄り添う

慣らし保育の目的は、園生活に慣れてもらうこと。保育士は、子どもの気持ちに寄り添って信頼関係を作っていかなくてはなりません。「子どもが泣き止まずどうしたらいいか分からない」「上手く進まないのは私の保育がダメだからかも…」と不安になってしまうこともあるかと思います。しかし、慣れない環境に泣いてしまう子どもがいるのは当たり前。なぜ泣いているのかを見極め、笑顔で温かく接することを忘れないでくださいね。

在園児へのケアも忘れずに

新入園児の対応でいっぱいいっぱいになってしまい、在園児の対応がおろそかに…というのは慣らし保育期間によく見られる光景です。在園児への対応をする職員を決めておく、遊びの時間は異年齢児合同にする、など在園児ともしっかりコミュニケーションがとれる体制を整えておきましょう。

【関連記事】新人保育士必見!おむつ替えがスムーズにできるポイントとは

子どもを迎え入れる準備をしよう

慣らし保育は、そのとき目の前にいる子どもによって状況が変化するので、何度経験しても難しいもの。子どもが安心して過ごせる場所を作る、ということを忘れずに、寄り添いながら進めていってくださいね。
まゆか

この記事を書いた人

まゆか

「ほいくis/ほいくいず」専任ライター。とにかくよくしゃべる元保育士。絵本とジャニーズが生きがいです。
【Instagram】
https://instagram.com/hoikuis_mayuka?igshid=b342tonuonzi

関連タグ

シリーズ関連記事

おすすめ記事