イヤイヤの原因を考えよう
1、2歳頃の子どもを担当すると「イヤイヤ期」の対応で悩んでしまう保育士さんも多いと思います。自我が芽生えて、自分の意思がはっきりし出すこの時期は、先生の話をなかなか聞いてくれない…なんてことが増えてきますよね。子どものイヤイヤ期には、どのような思いがあるのでしょうか? まずはその原因から考えてみましょう。自分でやりたい

言葉でうまく表現できない
まだ言葉がつたない時期で、自分の思いをうまく表現できないことから「イヤ」になってしまうことも。イヤイヤには先生も困ってしまうかもしれませんが、同じように子どもの方もどう伝えたら良いか分からず困っているのです。やりたくない
先生の言ったことをやりたくない、という思いから「イヤ」が出ることも多くあります。例えば、遊んでいるときに「ご飯を食べよう」「トイレに行こう」と言われても「もっと遊びたい」という思いが勝ってしまいますよね。「イヤ」という短い一言の中にも、「自分は〇〇がしたいからイヤだ」という思いが隠れています。声かけのポイント
どのようにイヤイヤ期の子どもたちに声かけをしていくと良いのでしょうか。心にとどめておきたいポイントをご紹介します。子どもの話を聞く

受け止め、代弁する
子どもの「イヤ」を叱るのではなく、受け止めましょう。「そうだよね、まだ遊びたかったよね」「イヤだったよね」と言葉で表現することで、気持ちを分かってもらえたと落ち着くこともあるでしょう。見通しをつける
「お片付けが終わったら、ご飯を食べよう!今日は〇〇ちゃんの好きなお魚の日だね」と、先の見通しがつくような声かけをしてみましょう。次が分からないのに「ダメ」「やめよう」と言われても子どもたちも困ってしまいます。ワクワクするような声かけができるといいですね。落ち着ける環境に行く

そんなときは「じゃあ一緒にコートをかけに行こうね。〇〇くんの場所はどこかな?」と言いながら一旦その場を離れ、園の外に出て外の空気を吸いに行っていました。このようなときには、安全確保や他の先生への共有も忘れずに。
気持ちに寄り添った声かけを
イヤイヤ期の対応ににはきちんとした正解がないので、悩むことも多くあると思います。しかし、子どもには子どもなりの気持ちが隠れています。その思いを感じ取り、寄り添った声かけができるといいですね。その子に合った声かけの仕方を探してみてくださいね。【関連記事】