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保育士がスキルアップできる資格21選|概要と取得方法を解説

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「STUDY」と書かれた積み木とノート・鉛筆
「保育者としてもっとスキルアップしたい」と、関心分野の専門性を伸ばしたいと考えている方も多いと思います。現在は幅広い分野で民間資格があり、選択肢も豊富にあるので、受講をきっかけにするのも方法の一つ。今回は、その中から保育に活かせるおすすめの資格を紹介します。

保育の専門性を高める資格

まずは、日々の保育の場面でレベルアップを図れる資格を紹介しましょう。

絵本専門士

絵本を読み聞かせする保育士
現在、保育者にも人気の資格の一つがこちら。子どもたちの成長を促す絵本の活用法などを普及させたり、おはなし会などの活動に携わる絵本の専門家です。

資格を取るには

1コマ90~120分の授業を30コマ受講し、一定の成績を修め、修了課題をクリアすることで取得可能です。

受講資格として、「絵本に関わる実務について3年以上の経験を有する者」などある程度の絵本に関する知識を有していることが必要とされており、その中から選考に通らなければなりません。ハードルは少し高いですが、保育士さんや、幼稚園教諭の経験が長い人は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

資格の概要

認定団体 国立青少年教育振興機構
受験資格
  • 子供や絵本に関連する資格を有する者
  • 絵本に関わる実務について、原則として3年以上の経験を有する者
  • 絵本に関わる活動に携わり、原則として3年以上の経験を有する者
  • 絵本学や児童文学、美術について研究実績を有する者 等
履修科目 絵本や子供に関する知識、おはなし会やワークショップを運営する技能、豊かな感性等、絵本専門士として必要な能力等を修得し得る内容のカリキュラム
試験方法 授業において一定の成績を修め、全授業終了後の修了課題において絵本専門士として必要な資質・能力を満たしていると評価されれば認定となる
【ホームページ】
https://www.niye.go.jp/services/ehon.html

保育 あそび発達サポーター

子どもたち一人ひとりの発達特性に合わせた“あそび”のサポートをするための専門資格。

子どもの多様な発達特性を知ることで、子どもの今を理解し、成長に合わせてさまざまな視点から考え、あそびから子どもが育つものを見つめ直します。発達が気になる子どもにもしっかりと寄り添える存在になって適切なサポートができる資格です。

資格を取るには

受講資格には特に制限なく、どなたでも受講が可能です。全13講座の動画視聴(1講座約20分)+オンラインスクーリング(90分)を期間内に受講することで取得することができます。

資格の概要

認定団体 特定非営利活動法人芸術と遊び創造協会
協力機関 一般社団法人早期親子支援GROW
受験資格 特に無し
履修科目
  1. 子どもの育ちに大切なあそび・おもちゃ
  2. 子どもの育ちの多様性
  3. 子どもの特性に合わせたあそび支援
  4. 多様な子どもへのあそび実践術
  5. その子の特性に合わせたグッド・トイ
試験方法 試験は特になく、講座の全課程 を申込月から1年以内に修了することで資格を取得可能
【ホームページ】
https://artplaylab.jp/asosapo/

保育 あそび発達支援士

保育あそび発達支援士養成講座
一つ前で紹介した「保育 あそび発達サポーター」が初級編(ベーシックコース)であるのに対して、こちらは応用編(アドバンスコース)の位置付けとなる資格。既に保育 あそび発達サポーターに認定された方が受講でき、より高度で専門性の高い講座を修了すると「保育 あそび発達支援士」として認定されます。

資格を取るには

対象は「保育 あそび発達サポーター」の認定資格者のみとなります。全11講座の動画視聴(1講座約20分)とレポート提出、東京おもちゃ美術館で実施される対面講習を期間内に受講することで取得することができます。

資格の概要

認定団体 特定非営利活動法人芸術と遊び創造協会
受験資格 「保育 あそび発達サポーター」認定資格者
履修科目
  1. 環境を整える~まわりの子どもや大人への支援~
  2. まわりの子ども同士や大人とつながる支援と育ち合い
  3. 医療的ケア児にも大切なおもちゃとあそびの力
試験方法 試験は特になく、講座の全課程 を申込月から2年以内に修了することで資格を取得可能
【ホームページ】
https://artplaylab.jp/su_advance/

食育インストラクター

「食育」の指導者の証となる資格です。食育の理解や実践レベルに応じて、「プライマリー」「4級」「3級」「2級」「1級」の5段階に分けて認定しています。食育に関する総合的な知識と実践を身に付け、保育の現場でも活かすことができます。

資格を取るには

プライマリーは、所定の通信講座を修了後に資格申請を行うことができます。4級はオンライン研修を受講後、レポート作成と筆記試験があります。

1〜3級は、研修会テキストなどで自主学習を行い、オンライン配信またはDVD講義を各自で受講します。その後、2級と3級は自宅で、1級は東京もしくは大阪の会場で試験を受けます。

資格の概要

認定団体 NPO 日本食育インストラクター協会
受験資格 等級により異なる(プライマリー級は制限なし)
公式ホームページの資格取得フローチャートを参照
https://www.npo-shokuiku.com/pdf/2025_inst_5
履修科目
  • プライマリー:食生活の基礎知識/安全な食材の選び方/食材/食事マナーや和食知識、地球にやさしい/年代別の食育の実践方法/暮らし
  • 4級:食育総論/五大栄養素/共食の重要性/和食/食料自給率 など
  • 3級:食育3つの柱
  • 1級・2級:食育総論/食の環境(食品ロス)/食の伝承/食の環境(災害)/健康増進/豊かな食卓
試験内容
  • プライマリー:試験は無し
  • 4級:レポート作成/筆記試験
  • 3級:食育筆記試験(在宅)
  • 2級:食育筆記試験/調理筆記試験(在宅)
  • 1級:食育筆記試験/食育活動報告/食育レシピ提案(東京・大阪)
【ホームページ】
https://www.npo-shokuiku.com/

幼児食インストラクター

幼児食に関する知識や発達と食事の関わり、献立の工夫、栄養素の基礎知識などを備えていることを証明する資格です。食育活動に力を入れている園も最近では増えているので、栄養士や調理スタッフでなくても子どもたちの食に関わる資格を持っていることは、保育でプラスになりそうですね。

資格を取るには

「一般財団法人 日本能力開発推進協会」が指定している教育機関等が行う教育訓練において、カリキュラムを修了することで在宅にて受験ができます。

資格の概要

認定団体 一般財団法人 日本能力開発推進協会
受験資格 協会指定の認定教育機関等が行う教育訓練において、その全カリキュラムを修了した者
履修科目 幼児食の基礎知識/幼児期の食事/栄養と代謝/病気のときの食事/食物アレルギー
試験方法 カリキュラム修了後、随時、在宅にて受験
【ホームページ】
https://www.jadp-society.or.jp/course/infant-food/

チャイルドコーチングマイスター

子どもに対して行うコーチングの資格です。子どもが持つ意欲や能力を引き出す言葉かけを習得します。子どもの心に寄り添うことで、信頼関係が深まったり、自己肯定感が育まれていくことも期待できます。日頃から子どもと接する保育士のスキルアップにおすすめです。

資格を取るには

Webテキストで学習し、知識が定着したらオンラインで試験を受けます。スマートフォンのみで資格取得が可能で、学習の目安は1ヵ月程度です。

資格の概要

認定団体 一般社団法人 日本能力教育促進協会(JAFA)
受験資格 formie​​(フォーミー)でチャイルドコーチングマイスター資格取得講座を受講
履修科目
  • コーチングの歴史
  • 傾聴する
  • 共感する
  • 質問する
  • 承認する
  • 目標設定と行動
  • ペアレントケア
  • トライシューティング
試験方法 オンラインで受験
【ホームページ】
https://formie.net/landing/26?utm_source=chatgpt.com

おもちゃコンサルタント

おもちゃコンサルタント養成講座
「東京おもちゃ美術館」の運営でも知られる、NPO法人 芸術と遊び創造協会が認定する資格です。30年以上の歴史を持ち、総合的なおもちゃの認定資格として知られています。

認定者は、現在約6,000名。受講者の職業種別割合のうち、「保育教育関係者」が41%を占めているというデータもあり、保育者にとってスキルアップに役立つ資格としておすすめです。

資格を取るには

講座のコースは、東京おもちゃ美術館で開催される「通学コース」と、自宅学習とスクーリングで学ぶ「Eラーニングコース」の2種類があります。学ぶ内容は共通ですので、地域や就業状況など、自身の条件によって選ぶことができます。

資格の概要

認定団体 NPO法人 芸術と遊び創造協会
受講資格 特になし
履修科目<通学コース> 受講カリキュラム:『おもちゃコンサルタント入門』『おもちゃのホスピタリティ論』『日本と世界のおもちゃ論』『ハンドメイドのおもちゃ論』『シュタイフ社の歴史に学ぶ 〜テディベア・ぬいぐるみの魅力とその価値〜』『子どもの発達とおもちゃ論』『“遊び力”が身に付くおもちゃ実践論』『伝承遊び実践論』『医療と福祉のおもちゃケア論』『おもちゃ開発論』『グッドトイ・リサーチ発表①・②』『おもちゃと遊びの社会活動論』『おもちゃ学総論&認定式』
履修科目<Eラーニングコース> 受講カリキュラム:おもちゃコンサルタント入門 【映像講座】/おもちゃと遊び”のコミュニケーション実践/福祉とおもちゃケア 【映像講座】/良いおもちゃ選びの視点と考察/
スクーリングカリキュラム:おもちゃ学総論/世界のおもちゃワークショップ/手作りおもちゃワークショップ/「グッド・トイ発掘調査レポート」発表/社会の中で「おもちゃと遊び」ができること
試験方法 すべての課程を修了された方に「おもちゃコンサルタント認定証」を授与
【ホームページ】
https://artplaylab.jp/toycon/

ベビートイ・インストラクター

木のおもちゃで遊ぶ幼児
子どもにぴったりのおもちゃ選びや、おもちゃの与え方に関する知識を習得する講座です。

資格を取るには

受講資格に制限もなく、6時間の講座を受講して最後に行われる認定試験に合格すれば取得が可能です。

「ベビートイ・インストラクター」は、0、1歳児の子どものおもちゃに関する知識を学ぶコースですが、2、3歳児を対象とした「キッズトイコース」、4~99歳を対象とした「知育玩具コース」もあります。

自分に合ったコースを選ぶことができ、短期間で取得可能な点が忙しい保育士さんや幼稚園教諭の方にもおすすめです。

資格の概要

認定団体 一般社団法人 日本知育玩具協会
受験資格 2級講座は特に制限なし。2級講座の中で行われる認定試験に合格することで、ベビートイ・インストラクター2級資格を取得できるとともに、ベビートイ・インストラクター1級養成講座の受講資格が与えられる。
履修科目※ (1)インストラクターの役割 (2)0・1歳の発達課題 (3)絵本を読み始める前に (4)はじめての絵本の選び方と与え方 (5)人形とままごとが育てる力 (6)赤ちゃんのための積木遊び (7)発達を支えるおもちゃ (8)認定試験
試験方法※ 1日講座(6時間)内の認定試験を受験
※ベビートイ・インストラクター2級養成講座

【ホームページ】
https://edu-toy.or.jp/course/baby

病児保育・医療保育に関する資格

続いては、病児保育や医療系機関で保育を担当している方のスキルアップに役立つ資格を紹介します。

医療保育専門士

病院内で働く保育士
病院や医療機関内で、入院している子どもや小児病棟の子どもたちのケア、日常生活のサポート、保育を行う病棟保育士(医療保育士)。医療の現場で働くため、専門の知識が求められますが、それらを習得するための資格認定制度が2007年(平成19年)からスタートしています。

子どもを医療の主体と捉え、専門的な保育を通じて、子ども本人とその家族の QOL(生活の質) の向上を目指すことを目的としています。

資格を取るには

資格認定研修会に参加した後、事例研究論文の提出や口頭試問など所定の課題に合格すれば認定証が交付されます。受講には所定の資格が求められるため、確認が必要です。

資格の概要

認定団体 一般社団法人日本医療保育学会
受講資格 (1)日本国の保育士資格を有していること。
(2)病院、診療所、病(後)児保育室、障害児者の施設(医療型障害児入所施設・医療型児童発達支援センター等)および乳児院(病・虚弱児介護加算対象施設に限る)等で、常勤 1 年以上、非常勤は年間 150 日以上かつ 2 年以上の保育経験を有していること。なお、非常勤勤務の日時の算出については別途定める。
 *保育士有資格者でも、業務内容が看護師・看護助手・クラーク等、保育士として働いていない場合は該当しません。
(3)本学会正会員であり、申し込み時に 1 年以上の会員歴があること。
試験方法
  • 資格認定研修(定められた研修の受講と指定の課題を提出)
  • 事例研究論文の提出資格(研修課題終了認定)を有してから、1 年以内に論文を提出
  • 口頭試問(事例研究論文が受理されたものに対して原則 3 ヶ月以内)
【ホームページ】
●一般社団法人日本医療保育学会
https://iryouhoiku.jp/
●資格認定実施要項
https://iryouhoiku.jp/wp-content/uploads/2021/03/2021jissiyoukou-1.pdf
※外部サイト/PDFファイル

認定病児保育専門士

病児・病後児保育室で働く保育士や看護師のための民間資格です。病気に罹っている子どもの保育に必要な専門知識を学び、適切な看護やケアができる技術を持っている証となります。

資格を取るには

病児・病後児保育室に勤務する保育士や看護師で、指定された条件を満たす者のみが病児保育専門士認定講習会を受講することができます。その上で課題や研修レポートの提出、面接、口頭試問などの過程を経て取得することができます。

資格の概要

認定団体 一般社団法人 全国病児保育協議会
受験資格 病児・病後児保育室に勤務する保育士または看護師で、以下の3点を満たす者
  • 全国病児保育協議会加盟の施設で常勤2年以上または非常勤3年以上(週20時間以上)勤務
  • 施設長からの推薦
  • 病児保育専門士認定講習会の全受講が可能
資格取得までの内容
  1. 病児保育専門士認定講習会への参加
  2. 課題・研修レポートの提出
  3. 面接・口頭試問
【ホームページ】
https://byoujihoiku.net/senmonsi

ホスピタル・プレイ・スペシャリスト(HPS)

「ホスピタル・プレス・スペシャリスト(Hospital Play Specialist/HPS)」は、遊びを使って、医療機関にかかっている病児や障がい児を支援する専門職のこと。1960年代にイギリスで生まれました。子どもたちが医療経験を肯定的に捉えられるよう、遊びを通して関わり、チャイルドフレンドリーな環境を整えます。

医療現場で小児医療チームの一員として他職種と連携しながら働きますが、保育士の専門性を十分に活かせる分野でやりがいもあります。

資格を取るには

前期課程と後期課程の二つで構成され、その後に口頭試問が行われます。前期・後期共に講義と実習があります。また、受講に際しては選考があり、1次が書類と作文による選考、2次が面接による選考となっています。

資格の概要

認定団体 NPO法人 日本ホスピタル・プレイ協会
受講資格 次の1~6のいずれにも該当する方
  1. 健康な子どもとのかかわり経験のある方
  2. 児童福祉、児童教育、保育、小児看護、特別支援教育など、子どもにかかわる関連領域での学びを修めた方
  3. 病児・障がい児の療養環境に関心をもち、その改善に努力する方
  4. 実習を含め、全日程を受講できる方
  5. ホスピタル・プレイ・スペシャリストという職能に一定の理解のある方
  6. ホスピタル・プレイ・スペシャリストに関する講座に参加したことのある方、もしくは本講座受講までに参加を予定している方
履修科目 英国ヘルスケア プレイ スペシャリスト教育財団との共同研究の結果に基づき設定したカリキュラムを実施
<主な教育内容>
  1. 遊びの持つ力と医療施設・機関における遊びの活用
  2. 子どもの権利として遊びをとらえる
  3. ホスピタル・プレイ・スペシャリストの専門知識
  4. ホスピタル・プレイ・スペシャリストの専門技術
  5. 子どもにやさしい医療を実現するための方策
  6. ホスピタル・プレイ実習
修了認定 修了生(本講座修了認定基準を満たし、かつ口頭試問に合格した方)には、学校教育法、静岡県立大学短期大学部社会人専門講座受講生規程に基づく履修証明書、及びHPS資格認定書を交付
【ホームページ】
https://hps-japan.net/
パーソナライズ_9万件訴求

幼児教育メソッドに関連する資格

続いては、さまざまな幼児教育のメソッドを学べる資格を紹介します。

モンテッソーリ教員

モンテッソーリ教育で使われる教具
近年さまざまな保育方針・メソッドを打ち出す園も少なくありませんが、中でも人気が高いのが「モンテッソーリ教育」。実は資格を取得することができます。いくつかの団体で実施していますが、今回はその中の一つをご紹介します。

こちらは対象年齢や内容によってコースが分かれています。

資格を取るには

モンテッソーリ教育綜合研究所が実施する講座を受講することで取得することができます。

資格の概要

認定団体 日本モンテッソーリ教育綜合研究所
受験資格
  • 国際資格取得コース(AMS/MACTE、2歳半~6歳):①幼稚園教諭免許、または保育士資格を保有し2年以上の実務経験がある方 ②モンテッソーリ教育実施園で約1年間の実習が可能な方
  • 教師養成通信教育講座(0~3歳コース):日本モンテッソーリ教育綜合研究所の通信教育講座卒業およびその年度の卒業見込みの方
  • 教師養成通信教育講座(2歳半~6歳コース):日本モンテッソーリ教育綜合研究所通信教育講座卒業または卒業見込みの方
  • 入門講座:特になし
  • モンテッソーリ教育基礎講座:特になし(2日間の受講のみ)
履修科目
  • 国際資格取得コース:講義330時間、実習1年間(週5日以上、1日3時間以上、合計540時間以上)※詳しい履修科目はHPを参照
  • 教師養成通信教育講座(0~3歳コース):講座にて学習、単位取得後に筆記試験・ 実技試験(個人面接の口頭試問・教具提示)を受検
  • 教師養成通信教育講座(2歳半~6歳コース):講座にて学習、単位取得後に筆記試験、実技試験(個人面接の口頭試問・教具提示)を受検
  • モンテッソーリ教育基礎講座:日常生活の練習、感覚教育、言語教育、算数教育、理論、実技
試験方法 日本モンテッソーリ教育綜合研究所にて講義を受講。またモンテッソーリ教育実施園で実習
【ホームページ】
https://sainou.or.jp/montessori/index.html

運動保育士

子どもたちと体操をする保育士

その名の通り、子どもたちの運動に関する専門知識を取得し、保育関係の活動に活かすための資格です。

NPO法人が主催している民間の資格で、子どもの発育発達に合わせた運動遊びを実践するためのスキルを学ぶことができます。

資格を取るには

試験は特になく、各コースの講習を受けることで資格を取得可能です。

資格の概要

認定団体 NPO法人 運動保育士会
受験資格 特になし
履修科目 「運動遊び実践」と「脳機能と発育発達」の2種類
試験方法 試験は特になく、各コースの講習を受けることで資格を取得可能
【ホームページ】
https://www.npo-hoiku.com/

リトミック指導員

スイスの音楽教育家であるエミール・ジャック=ダルクローズ​​が提唱したリトミックを実践するための認定資格です。

リトミック指導員には複数の資格があり、段階的に学んでいくことができます。0〜5歳までの年齢別プログラムもあるため、保育園での実践にも役立つでしょう。

資格を取るには

資格を取得するには、指導者育成プログラムの受講が必要です。プログラムには、月例研修会で学ぶ方法と教員養成校で学ぶ方法があります。

月例研修会では、1年目に初級指導資格(3歳児)、2年目に中級指導資格(2歳児)、3年目に上級指導資格(4〜5歳児)、4年目にディプロマBを取得することができます。教員養成校では1年目にディプロマB、2年目にディプロマAの取得が可能です。

資格の概要

認定団体 特定非営利活動法人 リトミック研究センター
受験資格 特に制限なし
履修内容
  • 月例研修会:リズム/ピアノ演奏法​/ティーチング(3歳児への指導法)
  • 教員養成校:リズム/ティーチング(0〜5歳の指導法)
学習方法
  • 月例研修会:年6回で4年間(休日にオンラインと対面で開催)
  • 教員養成校:週1回2年間(平日に昼間部か夜間部で開催)
【ホームページ】
https://www.eurhythmics.or.jp/learn/index.html#anchor01

幼児教育・保育英語検定(幼保英語検定)

アルファベットのおもちゃとスケッチブック
近年は保育園や幼稚園、認定こども園でも求められる英語力。外国籍の子どもがいる園では特に重宝される能力です。

幼児教育・保育英語検定、通称「幼保英語検定」は、「英語を園でも活かしたい」という方におすすめの保育系資格。幼児との会話や園内の教育・保育に焦点を当てた実用的な英語を習得することができます。

資格を取るには

一般社団法人幼児教育・保育英語検定協会が実施する検定に合格することで資格を取得できます。

資格の概要

認定団体 一般財団法人 幼児教育・保育英語検定協会
受験資格 特になし
履修科目
  • 4級:リーディング
  • 3級:リーディング、リスニング
  • 2級:リーディング、リスニング
  • 準1級:(一次)リーディング、(ライティングを含む)リスニング
  • 1級:(一次)リーディング、(ライティングを含む)リスニング
※1級は春季のみ実施
※準1級、1級の一次通過者は二次へ進みます
試験方法
  • 会場受験(個人で受ける一般公開会場受検/大学や企業などで行う団体会場受検)
  • オンライン受検
【ホームページ】
https://www.youhoeigo.com/

こども環境管理士

木を見上げる男の子
子どもたちが自然と触れ合える環境を身近に確保し、豊かな感性や思いやりの心を育てることができる保育者であることを証明する資格です。自然のある保育環境づくりのエキスパートになります。

資格を取るには

公益財団法人日本生態系協会が実施する試験を受検。

資格の概要

認定団体 公益財団法人日本生態系協会
受験資格
  • 2級:特になし
  • 1級:①幼稚園教諭または保育士の資格を取得後、通算で満3年以上の実務経験年数を有する②2級こども環境管理士の資格を取得後、通算で満3年以上の実務経験年数を有する③幼稚園の園長または副園長として、通算で満3年以上の実務経験年数を有する④保育所の所長または副所長として、通算で満3年以上の実務経験年数を有する⑤認定こども園の園長または副園長として、通算で満3年以上の実務経験年数を有する⑥①~⑤に当てはまらない場合、通算で満5年以上の実務経験年数を有する
履修科目 (択一問題)
  • 自然環境に関する基礎知識
  • 自然体験、生活体験を充実させる環境づくり
試験方法 公益財団法人日本生態系協会が実施する試験を受検。筆記試験(択一問題、小論文)と口述試験。
※筆記試験に合格した1級の受験者のみ
【ホームページ】
https://www.kodomo-kankyou-kanrishi.org/index.htm

保護者支援に役立つ資格

続いては、保育者の大きな役割の一つと言って良い、保護者支援に関する資格を紹介します。

保育ソーシャルワーカー

手を繋いでいる家族のシルエット
子育て中の親が抱える問題を早期に発見し、必要な支援に繋げることを専門とした資格です。日々の保育や保護者とのやりとりの中で支援の必要性を見つけた時には、保育ソーシャルワークの専門知識や技術を使って早期解決へと導くことが期待できます。

資格を取るには

保育ソーシャルワーカーは初級・中級・上級の3つの等級があります。申請グループが5つに分かれているので、事前に確認が必要です。

初級であれば、講座を受講すれば誰でも取得できます。該当するグループによっては、初級と中級の同時取得や、中級からの取得も可能です。

資格の概要

認定団体 日本保育ソーシャルワーク学会
受験資格
  • 初級:特に制限なし
  • 中級:学会入会していれば、特に制限なし
  • 上級:中級の取得/第1〜3グループのみ/実務経験 など
認定方法
  • 初級:書類申請もしくは講座受講
  • 中級:学会入会/講座受講/修了レポート
  • 上級:学会入会/実務経験/学会参加
講座の内容<初級>
  1. 保育学概論
  2. 子どもの権利と権利擁護
  3. 保育ソーシャルワーク論Ⅰ
  4. 保護者・子育て支援論
  5. 保育ソーシャルワーク論Ⅱ
  6. 保育ソーシャルワーク論Ⅲ
  7. 保育ソーシャルワーク演習Ⅰ
  8. 保育ソーシャルワーク演習Ⅱ
講座の内容<中級>
  1. 保育ソーシャルワーク論Ⅳ(保育スーパービジョン)
  2. 保育ソーシャルワーク論ⅴ(保育リスクマネジメント)
  3. 保育ソーシャルワーク論Ⅵ(保育制度論)
  4. 育児不安の理解と対応
  5. ひとり親家庭の理解と支援
  6. 児童虐待の理解と対応の基礎
  7. 生活保護の実態と子どもの貧困
  8. 障害のある子どものいる家庭の理解と支援
  9. 精神に不調を抱える保護者の理解と対応
  10. 乳幼児精神保健
  11. 小児保健
  12. 保育ソーシャルワーク演習Ⅲ
  13. 保育ソーシャルワーク演習Ⅳ
  14. 保育ソーシャルワーク演習Ⅴ
【ホームページ】
https://jarccre.jimdoweb.com/

育児セラピスト

保護者の相談を受けている保育ソーシャルワーカー
育児の専門家として、育児の実践における知識やスキルを学びます。育児に悩む保護者のサポートをすることができるので、保育士や幼稚園教諭の方は保護者とのコミュニケーションを円滑にとるために役立つ資格でしょう。

資格を取るには

前期課程6時間と、後期課程12時間を組み合わせた計3日間のカリキュラムで構成されます。「ベビーマッサージインストラクター養成講座」や「アタッチメント・食育インストラクター養成講座」などを受講すると、同時に前期課程を修了できるのも大きな魅力です!

資格の概要

認定団体 一般社団法人 日本アタッチメント育児協会
受験資格 特になし
履修科目
  • <前期課程1日目>アタッチメント基礎/発達心理学・基礎編/聞く力ワーク/心の調律セラピーワーク
  • <後期課程>発達心理学(応用)/発達心理学・ワークショップ/コフート理論/コフート式カウンセリング体操ワーク/寺下謙三先生講演DVD視聴・意見交換ワーク
  • <後期課程2日目>アタッチメント理論・応用編/アタッチメントワーク/社会学/社会学ワーク/母性・父性
試験方法 前期課程(2級)と後期課程(1級)を修了し、認定試験に合格すると育児セラピストとして履歴書等に記載できる資格となる
【ホームページ】
https://www.itherapist.jp/

園の運営に関連する資格

最後は、直接的な保育のスキルではなく、日常的な業務遂行や園の運営に役立つ資格を紹介します。

保育防災スペシャリスト

保育防災スペシャリスト講座
保育の現場での防災に特化した知識や実践力を学ぶための講座です。明日にでも起こるかもしれない災害に備えて防災スキルを高めることは、保育者自身や子どもたちの命を守る上で役立てられるでしょう。

オンラインで受講できるため、多忙な保育士の方でも取得しやすい資格です。

資格を取るには

【初級コース】保育防災に関する基礎知識を学びます。
オンラインで開催される全6回の講座を受講すると、認定証が発行されます。

資格の概要

認定団体 一般社団法人 保育の寺子屋
受験資格 特になし
講座テーマ <初級コース>
  1. 避難訓練基礎知識
  2. 園に必要な備蓄について
  3. 災害時の保護者対応
  4. 訓練計画
  5. 防災教育
  6. 地域との連携(共助)
認定方法 <初級コース>
オンラインで開催される全6回の講座を受講すると認定証を発行
※「上級コース」「マスターコース」は開催準備中
【ホームページ】
https://hoikubousai.com/hoikubousai-specialist/

保育ICT検定

保育園におけるICTの活用や推進に関する検定で、初級・中級・上級の3つのレベルがあります。資格ではありませんが、検定に合格することで、保育ICTの専門知識とスキルを身に付けている証となります。

検定を受けるには

動画による事前講座で保育ICTに関する理解を深め、その後にオンラインで試験を受けます。

検定の概要

実施法人 一般社団法人 保育ICT推進協会
受験対象
  • 初級・中級:保育施設で働く保育者や関係者/保育士養成校の学生や関係者
  • 上級:園長・主任・分野別リーダー等の管理職層/ICT推進担当者
講座・検定の内容 ●初級(コドモン検定)
  • 事前講座(約30分)+試験(20問)
  • ICTの基礎知識/保育システムについて
●中級(保育ICTリテラシー検定)
  • 事前講座(約120分)+試験(約70問)
  • コンピューター/インターネット/セキュリティ/表計算ソフトの使い方
●上級(保育ICT推進リーダー検定)
  • 事前講座(約6時間30分)+試験(90問)
  • 保育施設の社会的役割とそれを取り巻く社会情勢の変化/保育現場におけるDX/推進体制と運営のポイント/法務・リスク
試験方法 オンデマンド受験(初級のみZoom受験も可)
【ホームページ】
https://hoiku-ict.or.jp/hoikuict-kentei
※参考情報
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000087054.html

保育カウンセラー

保育現場におけるカウンセラーの資格です。保護者や保育士の悩みに耳を傾け、カウンセリングの理論と技術を活かしてサポートを行います。子どもに関わる全ての人が円滑な関係を築けるよう援助することが、保育カウンセラーの役割となっています。

資格を取るには

保育カウンセラー養成講座ステップⅠ(基礎編)、ステップⅡ(応用編)、ステップⅢ(実践編)の講座を修了し、資格認定審査会において審査・認定を受けることで資格が取得できます。

資格の概要

認定団体 公益社団法人 全国私立保育連盟
対象者 保育カウンセラー養成講座ステップⅠ・Ⅱ・Ⅲの修了者
申請方法 申請書とレポート2つをセットで郵送
※令和6年度の申請方法。令和7年度分の詳細は未定。
認定期間 5年間
ステップアップ受講や養成講座の再受講など、認定期間内に3単位を取得すれば更新可能
【ホームページ】
https://www.zenshihoren.or.jp/activity/counseling/license.html

資格取得にチャレンジ!

いかがでしたか? 気になる資格や、仕事に役立ちそうな資格は見つかりましたか? さまざまな資格があるので、スキルアップやキャリアアップにもつながりそうなものがあば、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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