そもそも必要?
「就活中はやることが多くて忙しい!」「園見学って面倒だけど必要?」と、そもそも園見学の必要性に疑問を感じている方もいるかもしれません。しかし、ちょっと待ってください! 実は、園見学こそが就活成功の鍵を握っていると言っても過言ではないのです。いったいどんなメリットがあるのでしょうか?
実際の保育の様子がわかる

当たり前ですが、「百聞は一見に如かず」。求人票やホームページの写真でイメージしていた風景と、実際の様子が食い違うということはよくあります。実際に行ってみると、見た目だけでなく、匂いや音で感じることも加わり、より具体的な雰囲気が伝わってきます。
保育活動中の声や会話は、やはり聞いてみないと分かりませんよね。「この中で自分が働くとしたら…」というイメージもしやすくなります。
自分のアピールにも!
園見学は、単に園の雰囲気を知るためだけでなく、実は自分をアピールできる絶好の機会でもあります。先輩保育士さんや園長先生は、見学に来る人をしっかりと観察しているものです。明るい対応や挨拶、マナーを大切にして、ぜひ園見学を有益なものにしましょう!
行く前に準備しておこう

何の準備もなく、ただ園見学に行くだけはNGです。実際に出向く前に、確認しておくべきポイントを見てみましょう。
自分の中の優先順位を決めておく
見学に行く前には必ず、自分が就職先に求める条件をいくつか挙げて、優先順位を付けておきましょう。お給料、アクセス、雰囲気、周辺環境…自分の中で譲れない項目がわかっていれば、見学の際にチェックすべきところが明確になります!
複数園を比較しよう
比較対象をするためにも、見学先はひとつに絞らず複数園に足を運んでみましょう。当然、さまざまな面で異なる部分が出てきますので、自分なりに比較ポイントを持っておきましょう。実際に行ってみることで、想定外の新たな発見があるかもしれません。園ごとの色が自分に合うのかしっかりチェックしましょう!
スケジュールに余裕をもって
就活中は忙しいのが当たり前。だからこそしっかりスケジュールを管理し、納得のいく園見学ができるようにしたいものです。ギリギリになってしまい、見学をする余裕がなかった…というのはもったいないですよね。なるべく早めに候補を挙げ、コンタクトを取るようにしましょう。
必ずチェックしておこう!
実際見学に行ったとき、どこを見たらいいでしょうか? 「ここだけは忘れずにチェックしてほしい」ポイントを3つご紹介します。
保育内容
保育園ごとに大切にしている方針や取り入れている活動は異なるので、1日の流れなどは必ず見ておきたい部分です。また、先輩保育士さんが子どもにどのように声かけをしているのかも見てみましょう。
子どもの思いを尊重したり、子どもと向き合って行う声かけをしている先輩たちがいるところは魅力を感じませんか? 就職してからもお手本となる保育士さんがいれば、自分のスキルアップにもつながりますよね。
設備状況や清潔さ

実は見落としがちなの園内設備の状況や清潔さ。トイレへの導線はどうか? 壊れているのに修理されていないような場所はないか? など、安全で生活しやすい設備が整っている園がいいですよね。
また、散らかっていたり掃除ができていないところは「人手不足」でそこまで手が回らないのかも…? こんな風に、実は環境の面でも見えてくるものがあるんです。
保育士さんの雰囲気
人間関係は保育士さんの大きな悩みとなりやすいもの。働いている保育士さんたちはどんなコミュニケーションをとっているか確認してみましょう。見学の際に明るく挨拶を返してもらえるとうれしいですよね。ひとりではできない保育、声かけは重要です!
事務作業の進め方
保育士の仕事に欠かせない事務作業。園だよりやクラスだよりの作成、連絡帳の記入、日誌の管理など、どのように行っているのか確認してみましょう。近年はICTシステムを導入して、タブレット端末などを使い事務作業をしている園も。もちろん、「便利であれば全てよし!」というわけではないので、実際先生たちはどのように進めているのかを聞いてみるのもいいですね。
園見学は欠かせない!
いかがでしたか? 園見学の必要性を感じてもらえたのではないでしょうか。実際に足を運ばなければわからないことがたくさんあるので、ぜひ気になる園には見学に出向いてみてくださいね。
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