春の自然遊びのねらい
3月頃になると、少しずつ気温が高い日が増えて過ごしやすくなってきます。特に3月から4月にかけては、植物や虫も顔を出す季節なので、外遊びや自然遊びにちょうど良い季節ですね。まずは、春の自然遊びをするねらいを考えてみましょう。【ねらい】
- 自然の移り変わりを五感で感じる。
- 冬とは違った植物の様子を見て、自然の変化に興味を持つ。
- 暖かな気候のもとで、のびのびと身体を動かす。
- 春にしか見られない植物や生き物を見つけ、観察したり調べたりする。
春に楽しめるおすすめの自然遊び
春の自然遊びのアイデアをご紹介します。子どもたちの興味に合わせて、活動の中に取り入れてみてくださいね。お花で色水作り
簡単なのに不思議な様子を楽しめる「色水遊び」。タンポポやツツジなど、春の花を使ってキレイな色を出してみましょう。袋に花と水を入れてもみ込むのも良いですが、色が出づらいときはすり鉢で花をすりつぶして水に入れると良いですよ。さまざまな色の花を使えば、色の違いが分かるので、比べながら活動ができるように工夫してみるといいですね。春の自然で仲間分け遊び
お散歩をしながらさまざまな自然を集めて、仲間分けをしてみましょう。例えば色分け遊び。花の赤色やピンク色、葉っぱの緑色、木の実の茶色…などたくさんの色を集めたら、空き箱やカップなどを使って色分けして並べて違いを楽しむだけでも、自然を感じられます。空き箱の中を4つに区切って、仲間分けをした部屋を作るのも良いですね。なんてことのない遊びに思えるかもしれませんが、その中にもさまざまな発見が詰まっています。子どもならではの視点で仲間分けがされるなどおもしろいので、ぜひ子どもも大人も一緒に楽しんでくださいね。
ダンゴムシ探し
子どもたちに大人気のダンゴムシ。春になると繁殖期を迎え始め、ひとつの場所でもたくさんのダンゴムシを見つけることができます。葉っぱの裏や石の下などを覗いて、ダンゴムシを探してみましょう。そっと触れると丸まってしまう姿にも、子どもたちは興味津々です。生き物を大切にすることを学ぶこともできます。シロツメクサで冠作り
昔、シロツメクサを繋いで冠を作ったことがある保育士さんも多いのではないでしょうか?昔ながらの素朴な遊びですが、自然を使った遊びとしては定番ですね。丸くてふわふわしたシルエットが可愛らしいシロツメクサを繋げると、冠やブレスレット、ネックレスなどさまざまなアクセサリーが完成です。
自分で好きなシロツメクサを集めるところから楽しむことができ、つい大人も夢中になってしまいますよ。
植物を使って製作遊び
自然遊びと製作を織り交ぜた楽しみ方もあります。葉っぱや花、木の枝などを並べて画用紙に絵を描けば、それだけで季節感溢れる製作ができます。子どもによって置く場所や置き方に違いが出て、個性がある製作になります。簡単にできるので、どのクラスでも楽しめますよ。自然に触れて五感を豊かにしよう!
自然遊びは、色や形の違いを目で見たり、においをかいだり、触れて感触の違いを楽しんだりと、五感を刺激する楽しみが詰まっています。春は特に過ごしやすい良い季節なので、ぜひその中で楽しみを見つけてみてくださいね。【こちらの記事もどうぞ↓】