次の活動になかなか切り替えられないとき、どう対応する?
発達支援専門士として多くの園を巡回する中で、現場の先生方から、「保育園や幼稚園で、遊びの時間から次の活動に切り替えることが難しい、どう対応したらよいのでしょうか?」という質問は多く聞かれます。この「切り替えられない」という行動には、子どもにとって理由があります。この行動の理由に合わせて対応をしていくことが必要です。
行動の理由その1
先生の言葉から次の活動内容をイメージすることが難しい例えば「お部屋に入ってあつまりするよー」と声掛けをしても「あつまり」が何なのかが理解できない、つまり子どもの頭の中にイメージ出来ていないと何をするのか分からないので切り替えることが出来ません。
この場合、理解の手助け、つまり、何をするのか本人が見て分かる伝え方をすることが大切です。
お絵かきをするなら、クレヨンと画用紙等、子どもをひとまず「おいで―、○○するよー」と呼ぶのではなく、子どもの近くに持っていき、子どもの理解に合わせて大人が寄り添います。
また、実際の物でなくても写真やイラストで子ども自身が理解できるのであれば、カードを使用するのも良いでしょう。
大切なのは、次に何をするから切り替えるのかを子ども自身が理解できる情報で、子どもに合わせて提示するという事です。
行動の理由その2
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