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スウェーデンのプレスクールでの誕生日。特別な「自分の日」の祝い方とは

スウェーデン在住で2児の母であり、プレスクールで保育士として働くよしざわたかこです。この連載ではスウェーデンの幼児教育を中心として、保護者の目線と働く目線とを織り交ぜながら、現地のリアルな情報をお伝えしていきます。
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プレスクールの誕生日は何をする?

こんにちは。この連載が始まって1年が経とうとしています。
今回は連載一周年にかけてプレスクールでの子どもたちの誕生日のお祝いの仕方をお伝えします。

日本では月ごとに誕生日の子どもたちに向けて、お祝いの歌や劇などをされていると聞いたことがあります。しかも毎月違う内容が求められており、準備するのも一苦労という園もあるようです。

スウェーデンでは誕生日当日(土日の場合はその前後)のサムリング(クラスの全員が集まる時間)の時間に、みんなで歌のプレゼントをします。そして、保育士からちょっとしたプレゼントを渡します。

このプレゼントは各プレスクールや各クラスによってさまざまですが、多くはクラスの名前にちなんだイラストをラミネート加工したものです。職場ではそのプレゼントの他に画用紙で作った冠も渡します。その冠も前日か当日の時間が空いている時に10分もかからず作ります


誕生日当日のルーティンは?

お祝いの時は、誕生日の子どもを椅子に座らせたり、サムリング担当の先生の横に座らせるなどをしてみんなの注目を浴びるようにします。そしてプレゼントを渡して、スウェーデンの誕生日の歌「Ja må du leva」を歌います。冠、プレゼントを持った様子を写真に納めてプリントアウトして保護者に渡すまでが職場のルーティンです。ただ、担任しているのは1~2歳児なので、嫌がる子も多く中断せざるを得ないこともあります。

このように誕生日のお祝いにかける時間はトータルしても30分もかかっていません。スウェーデンのプレスクールの職場文化では、労働時間内にできることを目指しているので、日本に比べたらずいぶんあっさりしていると思います。それでも年齢が上がるにつれて、誕生日の概念もはっきりしてくると、このちょっとしたお祝いも「自分の日」と特別に思ってくれています。
プレスクールの壁に貼ってある子どもたちの作品
スウェーデンのカリキュラムでは、全ての人に同等の価値があることをプレスクールの段階からも学びます。私はこの誕生日のお祝いもその一部だと思っています。
誕生日という特別な日に家庭だけではなく、子どものたちの社会であるクラスの仲間から祝福される経験は、自尊心の土台になるだろうし、またそれが他者へのやさしさや尊重の念へとつながっていくものだと思います。


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よしざわたかこ

この記事を書いた人

よしざわたかこ

スウェーデンの保育士。東京でOL(10年)→出産→退職→幼児教育を学ぶために再度大学生→2016年に家族でスウェーデン移住→スウェーデン語をゼロから学び、2019年5月からプレスクールに勤務中! 移住後は、スウェーデンの幼児教育事情をブログにて配信中。
<Twitter>
@swedenhoiku
<Instagram>
@sweden_hoiku

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