保育士等キャリアアップ研修読み：ほいくしとうきゃりああっぷけんしゅう

「保育士等キャリアアップ研修」とは、2017年（平成29年）から国が導入している「処遇改善等加算Ⅱ」施策に基づいて実施される園外研修のこと。処遇改善等加算Ⅱは、保育士の処遇改善とキャリアアップを図る仕組みに紐づいた公定価格上の加算項目のことで、役職が少なくキャリアアップを目指しにくい保育園の組織構造を踏まえて作られた制度。この仕組みにより定められた「保育士等キャリアアップ研修」の受講による技能習得に応じて「副主任保育士」「専門リーダー」「職務分野別リーダー」といった役職を設定すると、それに応じた給与・手当が施設側に充当されます。研修は各自治体が指定する機関によって実施され、修了すると全国で有効な修了証が発行されます。課目は、「乳児保育」「幼児保育」「障害児保育」「食育・アレルギー対応」「保健衛生・安全対策」「保護者支援・子育て支援」の6つの専門分野と、「マネジメント研修」「保育実践」で構成されており、研修時間はそれぞれ15時間以上と定められています。【監修：ほいくis編集部】