対象年齢
2歳/3歳/4歳/5歳「おおきなかぶ」とは?
もともとはロシアに古くから伝わる昔話(民話)です。日本では、絵本としてよく知られていて、園でも馴染のあるお話の一つです。おじいさんが植えたかぶが、甘くて元気のよいとてつもなく大きなかぶになりました。おじいさんは、「うんとこしょどっこいしょ」とかけ声をかけてかぶを抜こうとしますが、かぶは抜けません。おじいさんはおばあさんを呼んできて一緒にかぶを抜こうとしますが、かぶは抜けません。おばあさんは孫を呼び、孫は犬を呼び、犬は猫を呼んできますが、それでもかぶは抜けません。とうとう猫はねずみを呼んできますが……。
次々と新しい登場人物(動物)が出てくる繰り返しの展開や、「うんとこしょ どっこいしょ」という、印象的でリズム感のあるフレーズなど、子どもたちが盛り上がる要素がたくさん詰まったお話です。園で読まれる絵本としてだけでなく、生活発表会・音楽発表会や劇あそび、オペレッタの題材としても人気のある定番作品です。
絵本「おおきなかぶ」
作:A・トルストイ訳:内田 莉莎子
画:佐藤 忠良
出版社:福音館書店
対象年齢:3歳~
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生活発表会ではどうする?
生活発表会は出し物をすることだけが目的ではなく、作り上げる過程を通して子どもたちの成長を促すことも大切な要素です。おおきなかぶのお話には、「一人ではできないことも、皆が協力し合うことでやりとげることができる」という要素があります。作り上げていく段階では、ぜひ子どもたちと一緒にそういったテーマについても話し合いながら進めて行くことをおすすめします。子どもたちなりの意見が反映された、そのクラスだけのオペレッタを目指して取り組んでみてくださいね。
オペレッタの構成
動画では、オープニングとエンディングが各1曲ずつ、主要な場面で使う劇中歌が1曲、また劇中で使う効果音をご紹介しています。基本的な要素は一通りカバーしていますので、ここにクラス毎のアレンジなどを加えていけば、オペレッタを作り上げることができます。<紹介する曲>
①オープニング「なえをうえよう」
②劇中歌「うんとこしょ」
③エンディング「ぬけたぬけた」
これらの楽譜は、ほいくisの会員登録(無料)をするとダウンロードができますので、この機会にご登録ををお願いします。 中には、ピアノが苦手という先生もいらっしゃると思います。動画内の実演コーナーでは、同時に手元の映像もありますので、運指の参考にしてみてください。
子どもたちと達成感を味わおう
生活発表会の準備は大変ですが、それだけやり終えた後の充実感や達成感があります。子どもたちと一緒に、その感覚を味わってみましょう。それでは皆さん頑張ってくださいね。▼ほかおすすめの記事はこちら