言語に関する技術(素話)とは
試験概要を全国保育士養成協議会のホームページで見ると、指定のお話の中からひとつを選び、自分であらすじを3分程度にまとめて何もない状態で話す試験とあります。「3歳児クラスの子どもに話す」「子どもは15人程度がいることを想定する」「お話の内容をイメージできるよう、適切な身振り・手振りを加える」などの細かい指定もあるので、必ず確認しましょう。>>全国保育士養成協議会HP「実技試験について」
私も素話を経験しましたが、これは想像以上に緊張します。動画とこちらの記事のポイントを確認してみてくださいね。
課題『おおきなかぶ』
有名なロシアの民話で、絵本などでもお馴染ですよね。繰返し登場する「うんとこしょ、どっこいしょ」のフレーズが特徴的で、ポイントでもあります。動画の中でも解説していますので、ぜひ取り組んでみてくださいね。実演の台詞
『おおきなかぶ』ある日、おじいさんが、畑にカブの種をまきました。
「大きな大きなカブになーれ」
すると、カブはどんどんと成長し、やがて大きく大きく育ちました。
「こりゃ、大きなカブができたのう。よし、抜いてみよう」
「うんとこしょ、どっこいしょ」。
けれどもカブは大きくて抜けません。
「よし、おばあさんを呼んでこよう」
おじいさんは、おばあさんを呼んでくることにしました。
おじいさんがカブを引っ張って、おばあさんがおじいさんを引っ張って、
「うんとこしょ、どっこいしょ」。
けれどもカブは抜けません。
「よし、孫娘を呼んでこよう」
おばあさんは、孫娘を呼んでくることにしました。
おじいさんがカブを引っ張って、おばあさんがおじいさんを引っ張って、
孫娘がおばあさんを引っ張って、
「うんとこしょ、どっこいしょ」。
まだまだカブは抜けません。
「よし、犬を呼んでこよう」
孫娘は、犬を呼んでくることにしました。
おじいさんがカブを引っ張って、おばあさんがおじいさんを引っ張って、
孫娘がおばあさんを引っ張って、犬が孫娘を引っ張って、
「うんとこしょ、どっこいしょ」。
ぜんぜんカブは抜けません。
「よし、猫を呼んでこよう、ワンワン」
犬は、猫を呼んでくることにしました。
おじいさんがカブを引っ張って、おばあさんがおじいさんを引っ張って、
孫娘がおばあさんを引っ張って、犬が孫娘を引っ張って、
猫が犬を引っ張って、
「うんとこしょ、どっこいしょ」。
まだまだカブは抜けません。
「よし、ネズミを呼んでこよう、ニャーニャー」
猫は、ネズミを呼んでくることにしました。
おじいさんがカブを引っ張って、おばあさんがおじいさんを引っ張って、
孫娘がおばあさんを引っ張って、犬が孫娘を引っ張って、
猫が犬を引っ張って、ネズミが猫を引っ張って、
「うんとこしょ、どっこいしょ」
「うんとこしょ、どっこいしょ」
すっぽーん!
「抜けた抜けた!」
ようやく大きなカブが抜けました。
そして、その大きなカブを、みんなでおいしく食べましたとさ。
おしまい。
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