信号ゲームとは
「信号ゲーム」は、保育者の指示に合わせて横断歩道(に見立てたスペース)を渡るゲームです。10メートル程の距離があればできる遊びなので、戸外でも室内でもどちらでも楽しむことができます。「青」は渡る、「赤」は止まる、といったように、遊びを通して楽しく交通ルールを覚えることができることがメリットの遊びです。ルール説明では、「お散歩のときには始めに信号を確認してから渡るよね」と、子どもたちの身近な活動と結び付けて伝えられると良いですね。事故を防いで安全に道路を歩くことができるよう、この遊びを通して交通ルールを繰り返し伝えていきましょう。
難易度
★★★☆☆対象年齢
2歳児/3歳児/4歳児/5歳児用意する物・道具
- なし
遊びのねらい
保育園や幼稚園、認定こども園での遊びの活動では、ただ単に保育のひきだしの一つとして遊びを行うだけでなく、「ねらい」を意識して取り入れるようにしましょう。そうすることで、月案や指導案の作成にも役立ちますし、子どもたちの成長を促すことにもなります。- 遊びを通じて楽しみながら交通ルールを学ぶ
- 集団で一緒に行動することを経験する
- すばやく反応し身体を動かすことで、瞬発力などの身体能力を高める
遊び方・ルール
①子どもたちは、スタートラインに横一列に並びます。保育者(指示を出す人)は、ゴールラインに立ちます②保育者が言った言葉に合わせて動きます。保育者が「青!」と言ったら、子どもたちは一歩前にジャンプします
③保育者が「黄色!」と言ったら、子どもたちは一歩後ろにジャンプします
④保育者が「赤!」と言ったら、子どもたちは前後に動かず気を付けの状態で止まります
動きを間違えてしまう子がいたら、その子はスタートラインに戻ります
⑤指示に合わせて間違えないように進んでいき、ゴールラインに到達できたら成功です!
ポイント
保育園・幼稚園で取り入れる際には、この遊び一つで終えるのではなく活動前に交通ルールに興味を持てるような絵本を読むなど、導入をしっかりと行うことをおすすめします。イラストなどを使って説明してもいいですよ。また遊びの最中にも、言葉で伝えるだけではなく信号のイラスト(赤・黄・青それぞれが光っているイラスト)を用意しておくと、子どもたちにとって分かりやすいです。「信号の色を目で確認してから渡る」ということを身に着けるきっかけにもなりますね。
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アレンジ例
青・黄・赤以外の色を使う
通常のルールに加え、保育者が「ピンク!」「白!」など信号にない色を言った時には「ないない!」と手でバツマークを作ります。信号の色は何色があるか、ということを子どもたちが覚えるきっかけになりますし、フェイントになってゲームがより盛り上がります。また、「ゴールする」ということを目的としないのであれば、信号の色以外の色を言ったら鬼ごっこに切り替わり、子どもたちは一斉に逃げる、というルールにしても遊びの幅が広がって楽しいです。
動きをアレンジする
広いスペースを確保できないときは、その場でできる動きに置き換えて遊ぶのがおすすめです。【置き換えの例】
- 青 →足踏み
- 黄色 →胸の前でバツ(「×」)のボーズ
- 赤 →しゃがむ
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