ログイン

乳幼児期に育てたい!注目される「非認知的能力」とは

野外で遊ぶ子どもたち
現在、幼児教育の分野で注目されているキーワードが「非認知的能力」。近年の研究から、乳幼児期に身に付けるべき能力としてとても重要であることが分かってきています。今回は、非認知的能力について理解した上で、どうしたら育てることができるのか? 園での取り組み方はどうすればいいのか? について解説します。

非認知的能力とは?

「非認知的能力」という言葉は、聞きなれない方も多いかもしれません。しかし近年、乳幼児期に非認知的能力を育てることの重要性に目が向けられています。

計算をしたり、文字の読み書きをする力を「認知的能力」と言いますが、非認知的能力とはどのような力なのでしょうか?

社会保険審議会児童部会保育専門委員会による、『保育所保育指針の改定に関する議論のとりまとめ(案)』では、

「自尊心や自己制御、忍耐力といった社会的情動的スキルやいわゆる非認知的能力を乳幼児期に身に付けることが、大人になってからの生活に大きな差を生じさせるといった研究成果などから、乳幼児期、とりわけ3歳未満児の保育の重要性への認識が高まっている。」¹

とあります。

その中では他にも、他者への信頼感、感情を調整する力、粘り強くやり抜く力などを「非認知的能力」であると述べています。





乳幼児期は、結果が見える“認知的能力”につい目が行きがちです。しかし、数多くの研究結果から、基本的な人格形成へとつながり、人間力の土台となる“非認知的能力”を育むことが最も重要であることが分かっています。

認知能力だけ伸ばしても、効果は一時的で長続きしません。非認知的能力の土台があって初めて、認知的能力を伸ばし続けることができ、将来的に成長を継続することができます。

非認知的能力は、計算や読み書きなどの学校の勉強などの認知的能力の土台となる、「生きるための力」と言っても過言ではないのです!
¹:保育所保育指針の改定に関する議論のとりまとめ(案)/社会保険審議会児童部会保育専門委員会 2項

園でできる「非認知的能力」の育て方

子どもたちの非認知的能力を育てることは、保育士や幼稚園教諭の大切な役目になってきます。園での活動を通して、子どもたちとどのように関わっていけばいいのでしょうか。いくつかポイントをまとめましたので、見ていきましょう。

遊びを自ら見つけ出す

先生が決めた遊びを行ったり、全員が決められたおもちゃで遊ぶのではなく、子どもが自分の「やりたい」と思うことを見つけ、遊び込むことが保育のポイントです。興味があることを一生懸命探求したり、工夫して遊ぶ力が子どもには備わっています。その力や気持ちを大切にしましょう。興味があることには、粘り強く取り組むことができますよね。

子どもの気持ちを受け止める

子どもが先生にお願いをしてきたとき、泣いているとき、怒っているとき…。子どもたちの気持ちを感じ取り、受け止めていくことも大切です。「自分の気持ちを受け止めてもらえた」という経験は、信頼関係の形成や自己肯定感を高めることにもつながります。「こうしたかったんだね」「これが嫌だったんだね」と、受け止める言葉をかけていきましょう。

環境を用意する

「環境設定」として、棚の配置やおもちゃの置き場などに力を入れている園もあるかと思います。しかし、最も大切な環境設定は、「子どもたちの興味が広がるような素材を用意すること」です。子どもたちの興味を常にキャッチし、どのような環境であれば子どもたちが遊びこむことができるのか考えることが大切になります。今、子どもたちがなにに夢中なのか、ぜひ様子を観察してみてくださいね。

非認知的能力を育てる鍵は大人にある⁉

いかがでしたか? 大人との関わりや、子どもたちが過ごす環境は、非認知的能力を育てるのに大きな役割を持っています。子どもの気持ちに寄り添い、子どもの主体性を大切にした保育を実践してみてくださいね。
まゆか

この記事を書いた人

まゆか

「ほいくis/ほいくいず」専任ライター。とにかくよくしゃべる元保育士。絵本とジャニーズが生きがいです。
【Instagram】
https://instagram.com/hoikuis_mayuka?igshid=b342tonuonzi

関連タグ

シリーズ関連記事

おすすめ記事