七並べ(しちならべ)
「七並べ」は、トランプゲームの中でも比較的低年齢でも楽しめる遊びです。1~13の数字の大きさが分かれば誰でも遊ぶことができます。トランプの7のカードを基準として、大小に順番に並べるゲームで数字に興味を持つきっかけにもなりますね。今回は、「七並べ」の基本的な遊び方や注意点、年齢別のアレンジ遊びの方法をご紹介します。
難易度
★★★☆☆対象年齢
対象年齢:4歳/5歳用意する物・道具
・ トランプ遊びのねらい
保育園や幼稚園、認定こども園での遊びの活動では、ただ単に保育のひきだしの一つとして遊びを行うだけでなく、「ねらい」を意識して取り入れるようにしましょう。そうすることで、月案や指導案の作成にも役立ちますし、子どもたちの成長を促すことにもなります。- 遊びを通して、数字、形、色に興味持つ。違いが分かるようになる
- 数を数えられるようになる
- ルールを理解して楽しむ
期待される姿
・何回も繰り返し遊んでいるうちに、理解する力や、記憶力が高まっていくルールを理解し楽しく遊ぶために
保育者は、子どもたちの様子を見ながら、自分でも考えられるよう、ひと言声かけすることは大切です。「七並べ」で十分遊び込めたら、次は「ぶたのしっぽ」も楽しめるようになりますよ。
七並べの遊び方・ルール
1.トランプをよく混ぜて、1枚ずつカードを配ります。 2.配られたカードの中で7のカードを出し、縦に並べます 。 3.ダイヤの7を出した人から時計回りで7に続くカード(6、8)を出していきます。4.順番に場札より一つ多い、一つ少ないカードを出していきます。
5.手持ちのカードで出せるものがなければパスをします。慣れてきたらパスの回数に制限を設けてもいいでしょう。 6.手持ちのカードが無くなった人が勝ちです。
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遊び方のポイント
子どもたちがルールを覚えるまでは、保育者が補助として入ります。また、A,J,Q,Kのカードは数字として把握し辛いため、最初のうちは抜いておくといいでしょう。七並べを始める前に、トランプの数字を並べるだけのゲームをするとより楽しく導入できます。手持ちのカードに何があるかは運なので勝ち負けに拘る遊び方よりは、数字を覚える遊びとして捉えると楽しめますよ。
アレンジの遊び方
全部見せ(初心者向け)
最初のうちは、手持ちのカードを手で持たず、全部表にして並べると保育者が次に出すカードを伝えたり、子ども同士で何を出したらいいか相談しやすくなったります。意地悪して8のカードを出さないなんていうテクニックも使いにくくなりトラブルが回避できます。オールマイティーカード(慣れてきたら)
ジョーカーを入れて、オールマイティー(なんでも)カードとして出せるようにすると、パスの回数が減ります。出したジョーカーはその場所に新たにカードを出す人がもらえるようにすると盛り上がります。七並べをして楽しく遊ぼう
七並べをすることで、指先をつかったり、カードを切ることで手の全体の細かい動きを使ったりと手指の運動にもなりますし、数字を見てパッと大きい数、小さい数を考える思考の訓練にもなります。なによりも、次になんのカードを出そうとドキドキしながら楽しめるのが一番うれしいですね。ぜひ園の活動でも取り入れてみてくださいね。
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