ペープサートを保育に取り入れるメリット
ペープサートは年齢問わず楽しめる教材として、多くの保育園で取り入れられています。ここでは、0・1歳児の保育にペープサートを取り入れるメリットを紹介します。
子どもたちの興味を惹きやすい
ペープサートには、子どもたちの興味を惹きやすいというメリットがあります。絵本と異なり、ペープサートは保育者が紙人形を動かして演じるため、絵に動きが出ます。カラフルな色や絵の変化で興味関心を惹くことで、0・1歳児の子どもたちも夢中になって見てくれるでしょう。想像力を育める
ペープサートを取り入れることで、子どもたちの想像力を育むことにも繋がります。0・1歳児クラスでは、普段から慣れ親しんでいる童謡や手遊びをペープサートで演じることで、視覚を通してイメージを膨らませながら楽しむことができます。自由にアレンジできる
年齢や演じる場面に合わせて自由にアレンジできるのもメリットの一つ。0・1歳児の子どもたちはまだ年齢的に、長い絵本や歌を楽しむのは難しいかもしれません。ペープサートを使うことで、子どもたちが楽しめる丁度良い内容や長さにアレンジできるので、保育に取り入れる絵本や歌の幅も広がりますよ。ペープサートを演じるときのコツ
ペープサートは子どもたちにも人気の教材ですが、より楽しんでもらうためには演者のテクニックが必要です。ここでは0・1歳児に向けてペープサートを演じるときのコツを紹介します。
動かし方や声の調子を工夫する
ペープサートを演じるときは、内容に合わせて動かし方や声の調子を工夫しましょう。ストーリーや登場人物のセリフ、歌詞の内容に応じて紙人形を大きく揺らしたり、声に抑揚をつけてみたりすることで、子どもたちはよりペープサートを楽しめます。カラフルなイラストを用意する
0・1歳児の子どもたちにペープサートを演じる際は、カラフルなイラストを用意すると良いでしょう。子どもたちの視力はまだまだ発達段階にあるため、赤や青などのはっきりした色を使うことで注意を惹きやすくなります。またさまざまな色に親しむことで、色の名前や違いを覚えるきっかけにもなります。童謡や手遊び歌を取り入れる
0・1歳児クラスで行うペープサートは、童謡や手遊び歌を取り入れながら演じると良いでしょう。0・1歳は、まだストーリーを理解してお話を楽しむのは難しい年齢なので、普段から慣れ親しんでいるメロディーに合わせて演じることで、集中して楽しめることができますよ。保育者が選ぶ!0・1歳児におすすめの題材
ここからは、0・1歳児におすすめのペープサートの題材を5つ紹介します。ふうせんのうた
「ふうせんのうた」は、カラフルな風船が次々登場するペープサート。赤い風船は赤いリンゴに、青い風船は青い車に、黄色い風船は黄色いバナナに…と、それぞれ風船と同じ色のものに変身します。色やものの名前を覚えるきっかけにもなる、人気の題材です。>>「ふうせんのうた」のペープサートにも使える「7色の風船のイラスト」を提供中
やさいのうた
「やさいのうた」は、野菜のオノマトペが楽しい手遊び歌。トマト、キャベツ、ダイコンなど身近な野菜が出てきます。手遊びも楽しいですが、イラストを使うことでそれぞれの野菜をイメージしやすくなるので、ペープサートで演じるのもおすすめです。>>切り口クイズにも使える「果物・野菜のペープサート」を提供中
だるまさんが
だるまさんが
文:かがくい ひろし
絵:かがくい ひろし
出版社:ブロンズ新社
子どもたちに大人気の「だるまさんが」は、だるまさんが転んだり伸びたりぺしゃんこになったりと、ユーモアたっぷりの絵本です。だるまさんがゆらゆら揺れるところや、ページをめくったときのギャップがペープサートで演じるのにぴったり。人形の動きに合わせて子どもたちも思わず体を動かしてしまうかもしれません。
いないいないばあ
乳児さんが大好きな「いないいないばあ」遊び。ウサギやクマ、パンダなど、かわいい動物が次々登場します。歌に乗せてペープサートを演じることで、子どもたちも夢中で楽しんでくれるでしょう。まあるいたまご
「まるいたまご」は、たまごがパチンと割れて、中からヒヨコやアリ、怪獣の赤ちゃんが出てくる手遊び歌。ペープサートで演じるときは、たまごが割れる仕掛けを作っておきましょう。他の動物でアレンジしても楽しいですよ。0・1歳児の保育にペープサートを取り入れよう
0・1歳児におすすめのペープサート実演アイデアを紹介しました。カラフルな紙人形を童謡や手遊び歌などの優しいメロディーに乗せて演じることで、0・1歳児の子どもたちもペープサートを楽しむことができます。ぜひ本記事を参考にしながら、保育に取り入れてみてくださいね。【関連記事】