10月の保育園・幼稚園の活動・行事
長い酷暑を乗り越え、戸外でも心地よく活動ができるようになってきましたね。散歩先では落ち葉や木の実を拾ったり、それを使って秋ならではの製作物を作ったりと子どもたちの活動がますます充実してくる時期ではないでしょうか。行事も盛りたくさんで保育者は目まぐるしい日々に入ってきますが、子どもたちの成長にとって目の前の活動がなぜ必要なのかというねらいをもって、丁寧に保育にあたっていきたいですね。
乳児クラス向け10月に歌いたい歌・手遊び歌
①曲名:大きな栗の木の下で(手遊び)
作詞/阪田寛夫 作曲/イギリス民謡
ねらい
秋ならではの歌に親しむ解説
乳児クラスでも楽しめる手遊び歌です。ゆっくり歌い動きをダイナミックにしたりテンポを早くしたりとバリエーションを広げることで飽きることなく、表現遊びとしても楽しめますね。②曲名:まつぼっくり
作詞/広田孝夫 作曲/小林つや江
ねらい
歌を通じ秋の自然に興味を高める解説
子どもたちの大好きな秋の歌です。室内では歌に合わせてコロコロと転がる運動遊びを楽しんだり、散歩先ではまつぼっくりを拾いじっくり観察したり、持ち帰って製作に使用したりするなど、「まつぼっくり」をテーマに秋ならではの活動が充実するはずです。③曲名:赤とんぼ
作詞/三木露風 作曲/山田耕筰
ねらい
季節の昆虫に親しむ解説
歌を通じてとんぼへの興味が高まります。戸外で歌いながら、両手を広げとんぼになりきりゆったり走ったり、片足立ちで止まったりなど運動遊びにも発展していけますね。全身で秋の戸外活動の心地よさを味わっていきましょう。④曲名:げんこつやまのたぬきさん(手遊び)
作詞/香山美子 作曲/小森昭宏
ねらい
保育者と一緒に手遊びをする楽しさを味わう解説
たぬきが出てくる絵本や紙芝居の読み聞かせも合わせて楽しめると、この手遊び歌にさらに親しみがもてるようになりますね。最後のじゃんけんは乳児クラスの場合、保育者と同じ手の動きをする真似っこ遊びを行い、手指の発達も丁寧に促していきましょう。⑤曲名:おばけなんてないさ
作詞/槇みのり 作曲/峯陽
ねらい
歌を通じハロウィンの雰囲気を楽しむ解説
乳児クラスでも子どもたちは「おばけ」というワードが大好きです。歌だけではなくおばけになりきったつもり遊びや、室内、戸外でも見立て遊びとしておばけ探しをしたりなど普段の保育の中で「おばけ」というテーマを楽しみながらハロウィンの行事に繋げていきましょう。幼児クラス向け10月に歌いたい歌・手遊び歌
⑥曲名:まっかな秋
作詞/薩摩忠 ・作曲/小林秀雄
ねらい
歌を通じ秋の自然に興味を高める解説
歌に親しみを持つことで、季節の変化に子ども自身が気づいていけるようになります。散歩先では秋という季節の葉の色づきの変化などを、子どもたち同士で発見し興味関心を広げていけるよう自由に探索できる時間も大切にしていきたいですね。⑦曲名:こぎつねこんこん
作詞/勝承夫 作曲/ドイツ民謡
ねらい
歌の世界をイメージし楽しむ解説
曲の中の物語をイメージできるようパネルシアターやペープサートなどを使用するのもおすすめです。子どもたちの発想を大切に「きつね」をテーマにしたさまざまな遊びに発展させていくのも楽しいですね。⑧曲名:動物園へ行こう
作詞・作曲/T.パックストン・訳詞:海野洋司
ねらい
歌を通じ動物への興味関心を広げる解説
子どもたちに人気の歌です。この時期、遠足で動物園に行く園も多いと思うので、歌に出てくる動物を図鑑で調べたり、動物になりきって遊んだりと歌を通じて遠足への期待が膨らんでいくのではないでしょうか。⑨曲名:ミックスジュース(手遊び歌)
原曲/アメリカ民謡Ten Little Indians(10人のインディアン)ねらい
手遊び歌を通じ秋ならではの食材を知る解説
果物や野菜など実りの多い秋におすすめの手遊び歌です。実際に畑にいったり、八百屋さんの野菜・果物コーナーを調べたりしながら、歌に出てくる果物を秋ならではのものに変えて歌ったり、製作で自分の好きなミックスジュースを作ったりと、手遊び歌をきっかけに秋の食材に興味関心が広がり食育にも繋がっていきますね。⑩曲名:ハッピーハッピーハロウィン
作詞/川崎やすひこ 作曲/山田リイコねらい
季節の行事を全身で楽しむ解説
ハロウィンの行事を歌と踊りを通じて楽しんできましょう。自分たちで作った簡単な衣装やアイテムがあるとより歌の世界を楽しめますね。子どもたちの発想を大切にハロウィンを盛り上げていきましょう。10月も秋らしい歌を楽しく歌おう
秋ならではの歌や手遊び歌をご紹介しました。日々の保育を充実させるきっかけになったらうれしいです。保育は一つひとつの活動にねらいを持ち、子どもたちのアイデアや想像力を大切に発展させていくことが大切です。ぜひ「秋」をテーマに歌、表現遊び、運動遊び、製作など様々な活動に連続性をもちながら、保育を充実させていきましょう。子どもたちにこの時期ならではの感動体験を増やしていきたいですね。
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