【2020年版】保育士試験はいつ?受験資格や免除条件をチェック

参考書とペン
保育士になるための道として用意されている選択肢のひとつが、保育士試験。国家試験として年に2回開催され、合格することで保育士資格が取得できます。今回は、保育士試験の受験を考えている方に向けて、その概要をご紹介します。

保育士試験とは

大学や専門学校の保育学科を卒業すると同時に取得可能な保育士資格。でも、「保育学科以外に通っているけれど保育士資格が欲しい!」「今から保育士資格を取得したいけれど…」という方もいますよね。実は筆者もそのひとりでした。

そんな目標を持つ方々が保育士になるための道として用意されているのが「保育士試験」。受験を考えている人、迷っている人、もうすでに申し込み済みの人も、今一度概要をチェックしておきましょう。

受験資格や科目、試験日程は?

まずは、保育士試験を受けるための資格や出題される科目を見てみましょう。

2020年の試験日程

保育士試験のチャンスは年に2回。4月~6月にかけて行われる前期試験と、10月~12月にかけて行われる後期試験です。2020年(令和2年)の試験日程は以下の通りとなっています。

【前期試験】
筆記:4月18日(土)、19日(日)
※2020年度(令和2年度)の前期は全都道府県中止となりました(2020/4/8現在)
実技:6月28日(日)

【後期試験】
筆記:10月24日(土)、25日(日)
実技:12月13日(日)

筆記試験から実技試験までの間は、意外と時間がないもの。合格発表の時期を考えると、本当にギリギリのスケジュールです。そのため、合否に関わらず筆記が終了したら実技対策に取り組むことをおすすめします。

>>経験者が語る!保育士試験当日の失敗を回避する5つのポイント
>>保育士試験合格の行方を左右する!“過去問”の活用法

受験資格

一般社団法人全国保育士要請協議会のホームページには、受験資格の詳細が細かく書かれています。例えば、大学に2年以上在学して62単位以上修得していることや、高等専門学校や短期大学の最終学年で卒業が見込まれることなど。その他にもいくつかあり、いずれかに該当すれば受験資格が得られます。

また、幼稚園や家庭的保育事業などで2年以上かつ2,880時間以上従事した場合は都道府県知事の認定を受けて受験資格が得られる場合もあります。

詳しくは、ホームページで確認してみてください。

>>受験資格

試験科目

筆記試験は全部で9科目。そのうちの2科目は“ふたつでひと組”となっています。また、筆記試験に合格すると実技試験の受験資格が得られます。

【筆記科目】
  • 保育原理
  • 教育原理及び社会的養護 ※ふたつとも合格しないと合格判定にならない
  • 子どもの家庭福祉
  • 社会福祉
  • 保育の心理学
  • 子どもの保健
  • 子どもの食と栄養
  • 保育実習理論
【実技試験】
  • 音楽に関する技術 ※ピアノ・アコースティックギター・アコーディオンのいずれかで演奏
  • 造形に関する技術 ※当日出題されるテーマに沿って絵を描く
  • 言語に関する技術 ※素話を行う
>>【保育士試験実技対策】経験者が語る言語表現・素話のコツ

筆記科目にある教育原理と社会的養護は、「毎年必ずどちらかがとてもむずかしい」とも言われており、受験者が苦戦する科目のひとつです。また、子どもの食と栄養には、細かいデータなど数字に関する出題がされることもあり、こちらも合格の壁となっているようです。

実技試験は、3科目の中から2科目を選択して受験しなくてはならないので、何を選ぶのかが重要な鍵となりますね。

>>【保育士実技試験対策】気を付けたい服装の選び方

受験科目の免除について

実は、既に持っている資格などで受験科目が免除される場合があります。どんなときに免除されるのか、見てみましょう。

幼稚園教諭免許所持者

申請をすれば、「保育の心理学」「教育原理」「実技試験」が免除になります。1種、2種、専修どれも違いはありません。

社会福祉士・介護福祉士・精神保健福祉士

申請をすれば、「社会的養護」「子ども家庭福祉」「社会福祉」が免除になります。

3年以内に合格した科目がある

以前にも保育士試験の受験経験があり、合格した科目がある場合は3年間有効となります。また、対象期間内に対象施設で勤務をした場合、免除期間が最長5年まで延長できる制度もあります。詳しくはホームページで確認してみてください。

受験チャンスが増える「地域限定保育士試験」

保育士試験は1年で2回チャンスがあると言いましたが、地域によってはもう1回受験機会が増えることも。それが、地域限定保育士試験です。

地域限定保育士とは?

地域限定保育士試験とは、合格した地域でのみ働くことができる保育士資格です。例えば、神奈川県で合格した場合は、神奈川県でのみ保育士として働くことができます。

「それだと引越したら大変…」と不安になるかもしれませんが、安心してください。地域が限定されるのは資格取得後3年間で、そのあとは全国で保育士として働くことができるようになります。

実技のみ保育士試験もOK

地域限定保育士試験に合格したけれどその後の実技試験を受験せず、次の年の通常保育士試験で実技試験に合格した場合は、全国で働くことができるようになります。その年中に資格を取得することはできませんが、どうしても「通常の保育士資格が欲しい」という場合は、このような受験の仕方も視野に入れておくといいかもしれません。

通常試験と並行して受験可能

地域限定保育士試験で合格した科目は、通常の保育士試験でも免除可能になります。その場合、最後に合格した試験の種類によって、付与される資格が「通常」「地域限定」に決められます。つまり、地域限定保育士試験を含めればチャンスは3回ということになりますね。

毎年必ずあるものではない

注意したいのは、実施は毎年必ずあるものではなく、また実施される地域も限定されているということです。第1回目となった平成27年に試験が実施されたのは、神奈川県・大阪府・沖縄県・千葉県。平成28年には大阪府・仙台市と、実施場所はまだそれほど多くないようです。

保育士試験に挑戦しよう!

保育士試験は、合格率が毎年20%前後と簡単ではありません。しかし、しっかり勉強を積み重ねて臨めば合格は可能。ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。

参考:一般社団法人全国保育士養成協議会ホームページ
まゆか

この記事を書いた人

まゆか

「ほいくis/ほいくいず」専任ライター。とにかくよくしゃべる元保育士。絵本とジャニーズが生きがいです。
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