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子どもたちの『もう一つのお家』~うらら保育園1日密着レポート【Vol.2】

外で食事をする保育園の子どもたち
さまざまな角度から、注目の保育園や幼稚園を紹介する「ほいくのカタチ」。日本の伝統文化を大切にした保育を行う「うらら保育園」の第2弾です。前回はその魅力的な環境をレポートしましたが、実際にどのような1日を送っているのでしょうか? 子どもたちと保育者の皆さんの生活に密着。

遊びの時

【朝10時~】
園にお邪魔すると、すでに遊びに没頭している子どもたちの姿を見つけました。時間で区切った生活はせず、子どもたちの流れに合わせて活動をしていくというのが園の方針。遊びの時間をどのように過ごしているのでしょうか。

まず向かったのは、園庭。ここでは異年齢児が一緒になって遊んでいます。
すると、保育者と一緒になって板を運んできた子どもたち。板とタイヤで手作り坂道の完成です! 次々と通り過ぎる三輪車の渋滞…みんな輪になって順番待ち。

こちらでは、ちゃぶ台を囲んで折り紙中。
「これどうやるの~?」と本を見ながら一生懸命でした。

次に向かったのは、“幼児三家(ようじさんけ)”と呼ばれる3~5歳児クラスの保育室。3歳以上のクラスは、担任の保育者の苗字を付けて「〇〇家」と呼ぶそうです。




保育室の隅では、なにやら楽しそうな遊びをしている男の子たちが。「なにしてるの?」と声をかけると「今から助けなきゃいけないんだよ!」となにやらパソコンで重要なお仕事中…。パソコン画面に見立てた絵本もあり、使い方も完璧。大人の様子をよく見ています。
中には、保育者のお手伝い中の女の子も。乾いた洗濯物をピンっと伸ばしてから畳む手際に感動!
最後に向かったのは、0歳児クラスの園庭。
「三輪車が勝手に動く…」振り返ると、「僕が押してあげるよ~」と優しいお友だち…0歳児クラスでも子ども同士の関わりが見られました。

お茶の時

遊びを楽しんでいる子もいる中、保育室の畳の上ではお茶を飲む保育者と子どもたちの姿を発見! そっと近づいてみると、みんなで談笑していました。これが、うらら保育園の「お茶の時」。リラックスした空間の中で笑顔が溢れていました。
手作りの梅干を頬張る3歳児クラスの男の子。見事な食べっぷりに「酸っぱくないのかな…?」とお友だちが心配そうに見つめています(笑)。

お茶やちょっとしたおやつを食べながら、保育者と子どもたちがのんびりと過ごす時間。ここにも、まるで本物の家族のような姿を感じることができました。

そんな「お茶の時」を過ごす5歳児クラスの子どもたちと保育者から、こんな会話が聞こえてきました。「みんなはどこに行きたい?」「お風呂!!」見ると、なにやら会議中のようです。
お別れ遠足の行先を決めていました。うらら保育園では、何かを決定するときは子どもと大人が対等の関係に立って話し合うそう。

「大人から何かをさせるとか、子どもを評価するというのはお互い息苦しさを感じてしまう気がします。私たちは、子どもも大人も対等な立場で一緒に暮らしを作っていきます。そのため、決定事は子どもたちと話し合って決めていくんですよ」(主任保育士:保科先生)

子どもの主体性が光る保育に、見ている私までハッとさせられました。

食事の時

【12:00頃~】
遊び疲れていよいよお楽しみのお昼の時間。「いただきます!」の声を辿ってみると、ちゃぶ台を囲んで正座した子どもたちがおいしそうな和食を頬張っています。

取材に伺った日は、暖かい陽射しが園庭に差し込んでいました。そこで園庭に茣蓙(ござ)を敷いて食事をする4歳児クラスの子どもたちを発見。

「寒くない?」と聞いてみると、「全然寒くない~!」とカメラ目線で元気いっぱい(笑)。大人にはちょっと肌寒いですが、子どもたちには心地よい天気だったようです。
2歳児クラスの部屋にお邪魔すると、ここでもみんなで楽しくご飯。「おかわり!」という声まで聞こえてきました。
丸いちゃぶ台を囲んで、お友だちと談笑しながら食べる食事。“給食”というよりも、“ご飯”という言葉がしっくりくるような温かな時間でした。

ゆっくりと時が流れる園生活

みんなが好きな場所で自分らしく生活できる。密着取材を通して、うらら保育園はそんな「第2のお家」のような存在なんだと感じました。ここでの時間は、子どもたちに合わせて緩やかに流れているようでした。


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