園見学では何をする?
保育園の園見学は、学生さん側にとっては園の雰囲気を知ることができたり、実際の保育の様子を見られたりと、自分の就職希望の園を知るための絶好の機会になります。希望している条件と合っているか、見学時にできるだけチェックしておきたいですね。一方で園の保育士さんたちにとっては、「どのような学生がうちの園を志望しているのか?」という確認の機会でもあります。態度はもちろん、服装や髪型などの身だしなみもしっかり見られていると考えた方が良いでしょう。見学だからと気を抜かず、しっかりと自分をアピールしておきましょう。
園見学の服装マナー【私服編】
さっそく見学時の服装について見ていきましょう。まずは、私服で園見学に行くときの服装マナーです。清潔感が一番のポイント
服装で一番大切なポイントは清潔感です。私服の場合は特に、自分で選ばなくてはいけないので迷ってしまいますが、「保育園に行くこと」「さまざまな年代の人の目に触れること」「保護者もいるかもしれないこと」などを考慮して選びましょう。シャツやブラウスがおすすめ
男女ともに、シャツはオフィスカジュアルコーデを作り上げるのにおすすめのアイテムです。迷ったときはシャツスタイルでまとめてみましょう。女性の場合は、ブラウスも清潔感が出ておすすめです。チノパンや膝丈スカートを合わせれば、爽やかな印象のスタイルに仕上がります。色合いは落ち着いたものを
服の色は白や薄いピンク、黄色、水色など、爽やかな印象を与える、奇抜でないものがおすすめです。赤やショッキングピンクなどの華美な色は、見学時には避けましょう。顔色が良く見えるので、トップスにはできるだけ明るい色をチョイスすると良いですよ。短すぎも長すぎもNG
園見学に「ミニスカートは良くない」という印象は皆さんも持っているかと思いますが、実はロング丈過ぎるのも好ましくありません。歩くときにぞろぞろと引きずってしまったり、つまずいたりする恐れがあるので、長くても足首程度までにとどめておきましょう。心配な方はパンツスタイルが良いでしょう。デザインにも要注意
いくら落ち着いた色で清潔感があっても、背中や胸元が大きく開いているデザインのものや、大きすぎる飾りがついたものは見学時には不向きです。透け素材やオフショルダー、肩や背中、胸元などが大きく開いたものは避けましょう。素材やデザインにも注意して選ぶ必要があります。裸足は避けて
夏の暑い時期は特に、サンダルを履いていきたいという方もいるかもしれません。しかし、見学時はスリッパを用意してくれる園もあります。裸足よりも、ストッキングや靴下などを履いている方が安心でしょう。また、できるだけサンダルは避けてパンプスやスニーカーで行くようにしましょう。【OK例】
- ワイシャツ
- ブラウス
- ジャケット
- チノパン
- スラックス
- パンプス
- ハイヒール
- ミュール、サンダル
- キャミソール、タンクトップ
- 露出が多い服
- ミニスカート、ショートパンツ
園見学の服装マナー【スーツ編】
園見学は、スーツでも基本的には問題ありません。しかし中には、「見学者がいることを表に分からないようにしたい」「ラフに来てほしい」など、さまざまな理由から私服で来るようにお願いする園もあります。事前に園側にスーツでも良いか確認しておきましょう。シワのない状態で着る
スーツはシワがつきやすく、しっかりと保管をしていないといざ着るときにシワだらけ…ということがあります。特に中途の方は、「久しぶりにスーツを出してきた」という方もいるかと思います。余裕を持って準備をして、当日はシワのない状態で着られるようにしましょう。ほこりがついていないかチェック
シワと同様に、ほこりがつきやすいのもスーツの特徴です。意外と目立ってしまうので、できれば園に向かう直前に最終チェックをしておきましょう。100円ショップ(100均)やネット通販で、スーツ用のほこり取りブラシ(エチケットブラシ)が販売されているので、持ち歩いておくと安心です。リクルートスーツ以外でもOK
スーツと言うと、リクルートスーツやビジネススーツが一般的ですよね。新卒の方は就活で使っているもので問題ありません。中途の方は、ビジネススーツでも良いですが、いわゆるオフィスカジュアルスタイルで使われるような、ベージュやグレーのジャケットスタイルでも良いでしょう。ただし、園側から「スーツで」と指定があった場合は、ビジネススーツが無難です。女性は必ずストッキング着用
スーツを着る場合、女性は必ず自分の肌色に合ったストッキングを着用しましょう。スーツに素足は基本的にNGです。膝下までのストッキングも販売されているので、パンツスタイルの場合におすすめです。またストッキングが破れてしまったときのために、バッグに予備を入れておくことも忘れずに。園見学の服装マナー【靴・バッグ・持ち物編】
服装の延長で考えておくことのひとつとして、靴やバッグなどのアイテムも忘れてはいけないポイントです。保育園や幼稚園に見学に行くということを考慮した選択をしましょう。カバンはA4サイズで
私服でもスーツでも、A4の書類が入るサイズのトートバッグがおすすめです。園見学では、園のパンフレットや選考に関する書類などをもらうこともあり、行きよりも帰りの方が荷物が増えるということが考えられます。小さなカバンで行き、いただいた書類を4つ折りに…というのは少し気が引けます。クリアファイルも合わせて持参すると便利ですよ。
靴はローヒールパンプスがおすすめ
靴はどの服装の場合でも、パンプスがおすすめです。できればヒールの先が細すぎないローヒールのものが好ましいですが、最悪フラットタイプのものでも良いでしょう。ただ、実際の面接や就活の際は、フラットタイプはNGと言われているので注意してくださいね。ピンヒールや厚底靴は園見学には相応しくないので避けましょう。スリッパや筆記用具は持参する
保育園では、来客用のスリッパを貸してもらえることも多いですが、中には用意していない園もあります。折り畳み式のスリッパを持参しておくと、いざというときに安心です。また筆記用具とメモを持参しているかどうかは、園見学への姿勢としても見られる可能性があります。必要不可欠なアイテムとして、持参するようにしましょう。【あると便利な持ち物リスト】
- メモ帳
- 筆記用具
- ハンカチ
- ティッシュ
- スリッパ
- クリアファイル
- 予備のストッキング
園見学の服装マナー【髪型・メイク編】
服装に加えて髪型とメイクも確認して、統一感のあるスタイルを作りましょう。髪はすっきりまとめる
髪を下ろしていると、お辞儀をする度にかきあげなくてはいけなかったり、顔の周りに落ちてきたりして暗い印象になってしまいます。ロングヘアの方は、ひとつにまとめるなどして顔周りをすっきりさせることをおすすめします。ショートヘアの方も同じく、可能な場合はサイドの髪をヘアピンで留めたり耳にかけるなどして、顔周りにあまり髪が残らないようにするのがおすすめです。
ナチュラルメイクを心がけて
メイクはナチュラルを心がけましょう。中にはまつ毛エクステOKとしている園もあるようですが、見学時は避けた方が無難でしょう。同様に、つけまつ毛なども控えましょう。園の保育士さんたちは、「子どもたちと接するのに相応しいメイクか?」という点もチェックしています。あまり派手な色は使わず、ベージュやブラウン系で仕上げてみてくださいね。ネイルはしない
普段はネイルをしている方もいるかもしれませんが、ネイルは必ずしていない状態で行きましょう。ほとんどの園が、誤飲を防ぐためにも保育士のネイルはNGとしています。中には飾りがついていなければOKというところもありますが、していかないのが一番です。爪は短めに切りそろえておくことも大切なポイントです。服装も大事なポイントに
服装は自身の印象を大きく左右する大切なポイントです。もしかすると、近い未来共に働く仲間になるかもしれないことを意識して、明るく清潔感のある服装で園見学に臨みましょう。【関連記事】