子どもへの自己紹介のポイント
自己紹介は、最初の印象付けとなる大切な挨拶です。子どもたちにとっても、「新しい先生の名前は?」「どんな先生なのかな?」と、ドキドキとワクワクが入り混じったプチイベントでもあります。まずは、子どもに向けて自己紹介をするときのポイントを押さえておきましょう。笑顔で挨拶をする
一番大切なことは、笑顔です。初めて顔を合わせる子どもの前で、そして先輩保育士さんが見守る前では、とても緊張しますよね。しかし子どもにとっても先輩保育士さんにとっても、「笑顔の先生」というのは好印象です。最初の印象で、その後の子どもたちとの打ち解ける早さが変わってくることも。笑顔で明るく元気な挨拶をすることを心がけましょう。
ゆっくりはっきり話す
自己紹介をする相手は子どもたちです。早口で淡々と名前を言ってしまっては、聞き取れなかったり冷たい印象になってしまうことも。緊張するかもしれませんが、「ゆっくり・はっきり」を心がけましょう。しっかりと口を開けて話すと、自然とゆっくり・はっきり話すことができますよ。また、分かりやすい言葉を選ぶことも大切。担任するクラスの子どもたちに合わせて、簡単な言葉に言い換えたり例えを使ったりしながら自己紹介をしましょう。
子どもたちの顔を見る
自己紹介のときは、目の前の子どもたちの顔を見て名前を伝えることを意識しましょう。子どもたちもじっと顔を見て聞いているので、とても緊張するかもしれません。しかし「目を見て話をする」ことは、相手に伝わりやすくするための大事なポイントです。子どもたちも、「先生は僕たちに話をしているんだ」と、しっかり話を聞いてくれますよ。子どもにも分かりやすい!自己紹介アイデア3選
自己紹介は、名前を伝えるだけでももちろんOKです。しかしせっかくなら、少し工夫をして子どもたちの興味を惹きつけたくありませんか? 自己紹介におすすめのアイデアをご紹介します。スケッチブック
スケッチブックを使い、名前を目で見て覚えてもらう方法です。スケッチブックを使った自己紹介のアイデアは多くありますが、今回は簡単なものをひとつご紹介します。【おすすめのクラス】
2歳児/3歳児/4歳児/5歳児
【準備するもの】
- スケッチブック
- 画用紙
- ペン
※スケッチブック1枚につき、名前一文字に使用します。
- 自分の名前の一文字ずつに、同じ文字から始まるものを当てはめます。例:「ほいくはなこさん」→「ほ」は「ほん」、「い」は「いぬ」など
- 画用紙を使って、①で決めたものを作ります。
- スケッチブックの1ページに②で作ったものを貼り付けます。※絵を描いてもOK
- その次のページに、大きく名前の一文字を書きます。※③と④は1ページに収めてもOK!
- これを繰り返していきます。
次々に出てくる絵に、子どもたちも楽しみながら聞くことができます。あまりゆっくりやりすぎると中だるみしてしまうので、テンポ良く進めていきましょう。
クイズ
【おすすめのクラス】1歳児/2歳児/3歳児/4歳児/5歳児
自己紹介は、名前だけでなく好きな食べ物や色、遊びなど、子どもたちに覚えてもらうための分かりやすい項目を用意しておくのがおすすめです。例えば3択クイズで「先生の好きな食べ物はなんだ?」など、子どもたちに遊び感覚で覚えてもらいましょう。「楽しい先生だ」「私たちと一緒に遊んでくれる先生だ」というのは、第一印象で子どもたちにも伝わっていますよ。
パタパタ
【おすすめのクラス】1歳児/2歳児/3歳児/4歳児/5歳児
保育士の自己紹介で人気を集めているのが、民芸品「パタパタ」を使ったアイデアです。パタパタとは木製の玩具で、一番上の板を半回転させるとその下に連なった板が次々に回転していくものです。もとは木製ですが、段ボールを使って自己紹介に活用する保育士さんも多いようです。見ているだけでワクワクする玩具に自己紹介が加わり、子どもたちの視線を集めること間違いなしですね。
遊び歌・手遊び
【おすすめのクラス】1歳児/2歳児/3歳児/4歳児/5歳児
遊び歌や手遊びを使って、楽しくリズムに乗せた自己紹介もおすすめ。特に乳児クラスでは、文字を読んだりすることがまだ難しい場合があるので、メロディーで楽しめると良いですね。
おすすめしたいのは、新沢としひこさんの『はじめまして』。歌詞を自分に当てはめて替え歌にすると楽しいですよ。
保護者向けの自己紹介のポイント
新年度は、子どもだけでなく保護者へ自己紹介をする機会もあります。特に、新卒保育士さんや新任の保育士さんは、初めて顔を合わせる保護者への挨拶が、今後の印象を決める大切な機会になります。笑顔で挨拶することはもちろん、以下のようなことも心がけてみましょう。身だしなみを整える
保護者は保育士さんの身だしなみもしっかり見ています。第一印象を決める大切な場面になるので、しっかりと身だしなみを整えて自己紹介をしましょう。そのためにも、事前に園のルールを確認したり、先輩保育士さんに聞いたりしておくと安心です。目標を伝える
保護者にとって、これから1年間子どもを預ける担任の先生はとても重要です。どんな先生なのか、子どものことをしっかりと見てくれるのか、ドキドキしているはず。「この先生なら信頼できる」と感じてもらうためにも、自分の目標や頑張りたいことを一言添えて自己紹介をしてみましょう。意欲のある先生は保護者にとっても好印象です。寄り添う姿勢を伝える
保育士さんは、保護者に寄り添うことも重要な仕事のひとつとして担っています。そこで、「未熟な部分も多いですが、一緒にお子さまの日々の成長を喜び合えたらと思います」など、「これから一緒に子どもの成長を見届けていきたい」という気持ちを伝えることも大切です。自己紹介の例文【保護者向け・同僚向け】
最後に、自己紹介の例文を見ていきましょう。今回は、保護者向け・同僚向けそれぞれの例文をご紹介します。【例文】保護者への自己紹介
例1:新卒・新任保育士さん向け「はじめまして、今年〇〇組の担任になりました、△△と申します。子どもたちと一緒に毎日を楽しみながら、成長を見守っていけたらと思っています。今年1年どうぞよろしくお願いいたします。」
例2:すでに経験のある保育士さん向け
「今年〇〇組の担任になりました、△△と申します。昨年度は××組の担任をしておりました。子どもたちの気持ちに寄り添いながら、楽しい保育を目指しています。お母さんも、何かあればいつでもご相談くださいね。今年1年よろしくお願いいたします。」
口頭での自己紹介は、“できるだけ完結に”行うことを注意しましょう。自己紹介できるのは、登降園時がほとんどかと思います。保育士さんにとっても保護者にとってもバタバタしがちな時間なので、あまり長々と時間を取らないようにして、特技や趣味などはおたよりを活用して伝えると良いですよ。
【例文】同僚への自己紹介
例文1:新卒保育士さん向け「4月から〇〇園で働かせていただくことになりました、△△と申します。ピアノと歌が得意なので、子どもたちと一緒に音楽を楽しみたいです。子どもたちに寄り添って笑顔で保育することを目標としています。分からないことばかりでご迷惑をおかけするかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。」
例文2:転職した保育士さん向け
「〇月からこちらで働かせていただくことになりました、△△と申します。今まで5年間保育士をしており、手遊びや歌遊びが大好きです。子どもたちと信頼関係を築き、温かい保育ができるよう精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。」
新卒保育士さんは、保育に対する熱意や得意なことを伝えるのがおすすめです。転職してすでに経験のある保育士さんは、今までの経験を話すと同僚の先生も仕事を任せやすいので、積極的にアピールしてみましょう。
最初が肝心!笑顔の自己紹介を意識して
自己紹介は、最初の印象になる大切な挨拶です。明るく元気に、ハキハキと自己紹介をしましょう。【関連記事】