保育実習のねらいとは?
すでに何度か行っている方はなんとなく想像がつくと思いますが、初めての方にとって保育実習の内容は分からないことだらけ。また、実習先の園によっても雰囲気ややること、求められることは変わるので、何度行っても緊張するものです。保育実習は、今まで学校で学んできたことを実際の現場で実践する機会です。保育をしたり食事介助をしたりしながら、よりリアルな学びを得られる場でもあります。ここで忘れたくないのが、まだ資格を持っていない実習生の立場であっても、現場に立つ以上は皆さんも子どもから見たら「先生」であるということ。自分のためだけでなく、子どもたちのためにも、しっかりと目標を持って臨む必要があります。
現役保育士に聞いた!保育実習生の気になるポイント
実際に実習に行くときに気になることのひとつが、「先輩保育士さんたちは実習生のどこを見ているのか?」ということではないでしょうか。そこで今回ほいくisでは、現役保育士の皆さんを対象に、“実習生の気になるところ”に関するSNSアンケートを実施。のべ411票の回答をいただきました。その結果をまとめてご紹介します。保育実習生のどこを見ている?
マナーや言葉遣い | 245票(59.6%) |
遊びや製作など保育の様子 | 84票(20.4%) |
身だしなみ | 50票(12.2%) |
その他 | 32票(7.8%) |
全体の約6割と圧倒的な票数を集めたのは、「マナーや言葉遣い」。保育ができるかできないか、遊びのレパートリーが多いかなどではなく、まずは社会人としての最低限のマナーが身に着いているか、という点をチェックしていることが分かりました。
さまざまな人と接する機会が多い保育士さんの仕事は、マナーや言葉遣いがとても大切です。「挨拶をする」「返事をする」など、当たり前のことでOKですので、意識してみてくださいね。加えて正しい敬語が使えると、より良い印象を与えることができます。ぜひ今から身に着けておきましょう。
そのほかでは、「遊びや製作など保育の様子」が20,4%、身だしなみが12.2%という結果になりました。
取り組む姿勢はどう見られている?
アンケートで「その他」と答えた方は全体の7.8%でした。続いて実施した、実習生の気になるポイントに関するフリーアンサーのアンケートでは、次のような意見も挙がりました。現役保育士さんの率直な声とも言える内容ですので、これから保育実習という方は、ぜひチェックしてみてください。- 子どもとの関わり方、声かけ
- 挨拶や返事ができるかどうか
- 実習の態度
- 積極的に学ぼうとする気持ち
- 分からないことを聞けるかどうか
- 明るさ、元気さ
実習は学びの場でもあるので、その姿勢があるかどうかはチェックしている保育士さんもいるようです。しかしどの回答も、前向きに保育に取り組む姿勢を重視したものばかりです。失敗しても良いので、ぜひ積極的に楽しみながら実習に取り組んでくださいね。
保育実習はマナーや姿勢を大切に
「保育実習」というからには、保育や声かけのスキルをチェックされているのではないかと感じるかもしれませんが、実際はマナー面を重視している保育士さんが多いことが分かりました。基本的なことからで十分なので、マナーを大切にしながら前向きな姿勢で実習ができると良いですね。調査期間:2021年4月27日(1日)/調査方法:Instagram・Twitterでアンケートを実施/調査対象:Instagram・Twitterユーザー/有効回答数:「Q、実習生について気になるポイントは?」411件(InstagramとTwitterの合算)、2問目「Q、その他の方はこちら!」37件。(フリー記述)
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